その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

パチンコ南中野

2006-09-02 04:05:28 | その名も、たぁちゃん。




大分昔に予告したネタを、いまさら取り上げたいと思う。



とっても気になるパチンコ店がある。
それは、日本大学法学部のキャンパスのそばにある。


さいたま市見沼区南中野。


その名も・・・。

パチンコ南中野

そのまんまです、はい。


気になった理由は、ただひとつ、やっているのかどうかが疑問だったのだ。大宮駅東口の大通りに面しているわけで、車の通りも多くパチンコ店としてはとてもいい環境にある。
それなのに、、、。

外観に問題があるのだ。

今のパチンコ店というのは、お城のような堅固で巨大な店舗が特徴だ。
ひと昔のパチンコ店はというのは、ネオンが賑やかな店舗が多い。
では、パチンコ南中野はというと、どちらにも属さない。大地震がきたら「お先に失礼しま~す(・ω・)ノ」と真っ先に倒れそうな建物で、かつ地味な店構えなのだ。


ここはパチンコ店なのか?

それとも、ゲーセンなのか?

っていうか、やってんのかここ?


そう悩み続けて7年が経とうとしているとき、その地味で無名なパチンコ店に入ったことがあるという人に出会った。いや、仕事仲間にいたのだ。


昔の台、レアな台、いわゆる珍古台の話をしていたとき、Iさんが紹介した古い台が置いてある店として紹介したのが、何を隠そう「パチンコ南中野」だった。パチンコ南中野には、トイレを借りるために寄ったところ、見たことのない台がいっぱいあったという話だ。

お客さんは、近所のおばちゃんらしき人二人と、おじさんの3人で、店員らしきおじちゃんは、カウンターに座って、本を読んでいたとのことだ。

そんなまったりなパチンコ店とは、たぁちゃん感激である。

トイレ

パチンコ南中野のトイレは、男女で一部屋しかなく、大きいほうと、小さいほうがひとつずつその一室にあり、男性が用を足しているときには、女性はトイレに入れない。

Iさん♀が入るときは、トイレ部屋の扉の小窓から、男性が用(小)を足しているのが見えたために、出てくるのを待ったそうだ。もちろん最悪だといっていた。

一体いつの建物なんだ、ここは・・・。


そんな話で盛り上がった挙句、どんな台があるのか、僕が偵察に行くハメになってしまった。



注)これは、6月中旬の話です。


自宅から車で40分。「パチンコ南中野」についた。
駐車場らしき空き地には、新装開店の看板が転がっている。
店舗の外に積まれている空調の室外機からは熱風が出ている・・・
ということは、営業しているようだ。

自動ではない、手動のドアを、恐る恐る押す。

ハッΣ(゜ロ゜〃)

としたのは、中で打っていたおばちゃん達だった。
おばちゃん二人が打っているて、おそらく店員らしきおじちゃんがそのおばちゃんたちと話している。
3人とも入り口の目の前の台で座っていたので、僕が入ったとき一斉に、3人に驚かれてしまった。

このもの凄い圧力で半歩後ずさりしてしまったが、ここで帰るわけにはいけない。僕には大事な使命があり、ここで帰ってしまったら、「行っていないのでは?」と疑われてしまう。



あと一歩だ

あと一歩だ

あと一歩踏み出す勇気があれば

ナニかが変わる

ナニかが分かる



あと一歩だ

あと一歩だ

あと一歩踏み出せなくて

どれだけの夢を逃した

どれだけの恋を逃した



あと一歩だ

あと一歩だ

・・・




そう心で唱えて、勇気の一歩を踏み入れた。その一歩を踏み出したときには、おばちゃんたちの興味は、僕からパチンコへと移っていて、ホッとしたけれど、ちょっと寂しかったぞ。

通路が5列ありその両側にパチンコ台がズラリと並んでいる。仮に左から1コースと2コース・・・と名づけると、1・4・5コースにあるパチンコ全台が打てないよう止めてあった。正確に言うと、ガラスに張り紙がしてあったのだ。

入替準備中

!?

手書きでそう書かれた張り紙が、全台に張られている。まさに圧巻だ。

補足すると、パチンコというのは、使用期限があるので、期限が切れた台は、使うことができない。だから、入替が必要なのだが、新しい機種を入れるお金もない。そうなると、止めるしかなくなるわけだ。入替ができないために、止めてあるのだ。

「成すすべなし」ということだ。


打てるのは、2・3コースだけだ。更に、2コースの片側がスロットになっていて、3機種あるうちの1機種(メフィスト)が入替準備中の張り紙で止めてある。

店内にBGMはもちろんない。聞こえたのは、おばちゃんが打っていた、CR猛獣王の音だった。

たぶん1分。いや1分というよりは、60秒といったほうがいいだろうか。僕は、この緊迫したホールを60秒ほどで後にした。いろいろ観察してみたかったのだが、打つ台がないコースにはいるという行為は、明らかにオカシイ。かといって打つ気もない。

「冷やかしは出て行けっ!!」

おっちゃんにつまみ出されるまでのタイムリミットが、僕の胸の中で60秒にセットされたのだ。

途中で、注意書きしたように、これは、6月の話である。今は9月。「パチンコ南中野」は跡形もなくなっているかもしれないし、お城のような立派な店構えに変貌しているかもしれない。名前だって、「サンプラザ南中野」になっているかもしれない。


が、


どうであっても、僕には知ったこっちゃない。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2022-09-13 23:59:32
ふと思い立って検索したところこの記事を見つけました。大昔そこの辺りに住んでおり、東新井団地ができた時にこの辺りにやってきました。当時も古びた感じでそこにあったので1980年にはあったのかとおもいます。当時は団地に引っ越してきた人達が結構足繁く打っていて、ほぼ人が埋まり繁盛していた記憶があります。子供なのにうろうろ中を徘徊していました。今は吉野家になってるようですね。。
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