広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

大町~寺町 信号機工事

2023-07-03 23:41:25 | 秋田のいろいろ
前回に続き、対面通行化に向けて拡張され、信号機が新しくなった、大町四丁目・五丁目、寺町~横町の道路。
(再掲)工事中と記した区間
今回は、信号機が交換・移設された、3つの交差点ごとに見てみる。以下、特に記さないが、拡張前の路肩にあった信号柱は、信号機移設とともに撤去されている。

工事区間東端、「大町五丁目」交差点。
今回は北西角2か所が、信号柱(照明なしの信号柱単独で、細い2本アームで設置、アームも緑色塗装)とともに交換された。
1つは、大町通り北進車正面側。両面から片面に減。

もう1つは、横町から工事区間に向かう西進車側。
従来は、向かって左側に片面設置で、「大町五丁目」の小さな交差点名表示(主要地点案内標識。2012年に交換)が添加され(他の向きにはなし)、ここがその名であることをかろうじて示していた。
信号工事後
向かって左に照明と一体化した柱、右に単独の信号柱。新しい信号機は、右にのみ片面で設置。

左の柱には、信号機を設置できるアームが出ているが、今回は設置されず。「大町五丁目」の標識は、旧柱から移設された。

未着工の横町側から交差点を見る
まだ道が狭い横町側から来る車の視点では、左のアームに信号機を付けても見えづらいし、仕様上、アームを長くもできないのだろう。そのため、とりあえず右側に付けたのだろうが、もうちょっと左寄りでもいいのでは。先方の次の交差点の信号機を誤認しないかな。

2029年度だそうだが、横町側も拡張された暁には、この左右両方に信号機が付くのだろうか。
警察庁は2013年に、「1流入路につき1つの車両用灯器の設置を原則とする」方針を示した。つまり、交差点内で1つの方向向きの信号機は1台あればいいことになり、実際に、秋田県でも2台以上あったものが減らされた所もある(関連記事)。
拡張後であって、ここ程度なら1台で充分そうに思うけれど…

現状では、この交差点には歩行者用信号機はない。左の柱には、歩行者用信号機用のアームが2本出ている(2つ上の写真参照)ので、今後は設置されるのだろう。
というか、特に北から南へ横断する向きには、早く設置したほうがいいのではないか。
なぜなら、南北方向は時差式信号だから。
路線バスも含めて大町通り北方向から来て、工事区間へ右折する車のため、南進車側の青が長い。歩行者用信号機がないわけだから、横断歩道者は車両用信号機を見て横断する。
つまり、この交差点は“歩行者も時差式信号”になってしまっている。横断歩道者は、素直に信号に従ってしまうだろうし、そこへせっかちな右折車がいたら、事故になりかねない。ずっと以前からこの運用であり、事故が起きたという話は聞かないけれど、道路が広くなって、歩行者の横断距離が長く・右折車の速度は速くなるだろう。アームがすでにあるのだから、設置したほうがいいのではないだろうか。


西へ進んで、真ん中の交差点。南西角に半田葬儀社がある。北方向へ曲がれば、旧・豊島町~茶町。
2023年4月。東側から
歩行者用信号機なし、各方向とも車両用が1台ずつの小さな交差点だった。
信号工事後。手前に逆走防止の進入禁止標識が仮置き
南北方向(上写真左右)は、単独信号柱に片面設置と妥当。
東西方向は、
西側から
交差点の西側に左右並んで、どちらも両面と、特異な設置。東側にはなし。
並べると、低コスト仕様でない従来の信号機が巨大に見えてしまう
東側から見て左(北)は照明一体化の柱で、信号機は緑色のフラット型。
右は単独の柱。柱に色は付いているが、アームは無着色、信号機は中古品だから、仮設だろう。
西進車の視点。バス停は楢山・大回り線用の大町五丁目
現状で、ここに2台並べる必要は…先の交差点の信号を誤認しないためか。

一方通行の今は、車が通らない向きにも、2台あることになる。軽車両や歩行者のためだが、1台で充分では? いや、強いて理由を挙げれば、歩行者のためか?
交差点の東側に信号機がないということは、西から東へ横断する歩行者は、横断歩道より手前にある、この信号機を見ないとならない。少しでも歩行者が見やすいよう、2台にしたのかも。でも、それでも、
北側歩道を、東へ横断時の視点
歩道端からだいぶ下がらないと、信号の色を視認できない。
最終的には、東側にも信号柱が立ち、歩行者用信号機も設置されると思われる。それまでは、充分注意して、横断・運転しないと。【翌週までにさっそく変化。末尾参照。】


工事区間西端の交差点。2013年に対面通行化された区間の東端が、一方通行の出口と相対する。
車両用信号機は、東西方向が両面設置×2。道幅による視点の都合上、いずれも車両進行方向から見て右側が正面の信号機であった。南北側は片面設置。
歩行者信号機は、2013年の対面通行化で広くなった、西側、南北方向の横断歩道1本にのみ設置。
2023年4月西側から

信号工事後
東西方向は、一般的な左側正面の両面×2。
歩行者信号は、引き続き横断歩道1本のみで、うち北側が、前回の通り、緑色の新品に交換。南側は未交換。
西進車から見て、右手前側(上の写真左正面)は、照明付き信号柱に設置。左正面側は、単独の信号柱に設置されているが、柱も信号機も一般色。南側歩行者信号機が設置されている柱なので、以前のものそのままのようだが、車両用信号機は新品っぽい。向かい側とちぐはぐな色になってしまうが、このままなのか、今後交換されるのか。
南北方向のうち、北進側(上の写真左)は、これまた無塗装の柱を残し、信号機は一般色。南側にあった県警の防犯カメラが移設されたほか、歩行者用信号機用アームらしきものも付いたから、このまま残すのか。
そして、南進側。
2023年4月北から

信号工事後
片面×2台になった!
どちらも照明付きの柱だが、向かって右の柱は、4月時点ではアームは付いていなかった。
これは仮設置ではないだろう。ここに2台も必要なのか、はなはだ疑問。
南北方向は、歩道がない狭い道。通行量はそれなりにあるが、誤認や見落としのおそれは低そうだし、1台で充分なのでは。「1流入路につき1つの車両用灯器の設置を原則とする」という大義もある中、秋田県警はどういう判断をしたのか。


変則的だったり、少々不安な設置方法だったりするのは、工事途中の過渡期ということもある。今後の推移に注目。次の変化があればまた。
【11日追記】翌週11日までに、真ん中の交差点の仮設信号機がなくなり、北東角に新たな信号柱が立って、新品が両面設置されていた。大町五丁目交差点なども含め、続きはこちら

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新色信号機 | トップ | 弘前駅 Petit Appli 跡 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
此処どこでしたっけ? (あんなか)
2023-07-08 21:44:51
写真で見ると一瞬「此処どこ?」でした。
写真だけパラパラ見ると弘前かなと思ってしまいました。
写真だと見慣れた街も知らない都市に見えてしまうから面白いものです。(そう見えるのは私だけかな)
返信する
実は… (taic02)
2023-07-08 23:17:36
自分で撮った写真なのに、同じように思ってしまいました。弘前の道路の記事の続きでしたしね。

沿道の建物が全部替わり、以前がどうだったか思い出せず、なんだか個性がなくなってしまったようにも感じてしまいます。
返信する

コメントを投稿