広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

木内・水曜・モトヤ

2016-01-04 23:58:07 | 秋田のいろいろ
昨日の記事で少し触れた、秋田市中心市街地にあり、かつては百貨店として大繁盛し、現在は衣料品のみをひっそりと販売する「木内(きのうち)」。
その、どうでもいい新発見を2つ。
大みそかの広小路側
お盆もそうだけど、昨日も書いたとおり年末年始も12月28日から1月1日まで、しっかりと5連休。


普段の定休日も毎週しっかり取っていて、木曜日はいつもお休み。
大みそかの秋田魁新報に掲載された初売りの広告を見て、びっくり。
「水・木曜定休」
えっ?! 水曜日も定休日になったの? じゃあ、完全週休2日だ!

周りに聞いてみると、少し(だいぶ?)前から、水曜も休んでいるという。知らなかった!【2016年2月29日追記】いただいたコメントによれば、2015年1月からとのこと。
食料品は扱っていないし、広告を見てセールの時だけ地元の母さんたちがどっと来店する程度だから、こういうやり方でもいいのではないか。という声も。

2018年にはさらに定休日が増えた


もう1つは、店舗前の年末年始休業の掲示。

A4(かな?)の用紙に、明朝体で印字したもの。
パソコンとプリンターがあれば、今どきどこの組織でも、たいていの人が作成できる。

でも、文字をよく見ると、おやっ? と感じた。
見慣れたような、懐かしいような、美しい文字。
秋田魁新報の新聞記事の文字(本文は扁平なので、テレビ欄や号外)や、かつての多くのメーカーのワープロ専用機に搭載されていた、「モトヤ明朝」という書体だ!
※関連記事はこの記事この記事

上が木内の掲示、下は「MS明朝」。木内は「あ」「り」が独特

(再掲)秋田魁新報テレビ欄。「あ」「り」「が」が木内の掲示とほぼ同じデザイン
※「モトヤ明朝」でも納入先ごとに細かな差異があるらしい。「か」の右上の点が、MS明朝のように内向きにはねるデザインのものも存在するようだ。

以前取り上げたように、パソコン用のモトヤ明朝も発売されているが、安くても1万円以上する。ほぼすべてのパソコンに最初から明朝体が入っているのだから、(印刷・デザイン業界は別として一般用途では)よほど書体にこだわる人でなければ、少しデザインが違う程度のモトヤ明朝を買って使おうとは思わないだろう。
それに、書体にこだわる人なら、こういう掲示にはもう少し見やすい書体を選ぶはず。
※今年2月にジャストシステムから発売される「一太郎2016」には、モトヤ明朝が付属する商品があるそうだ。一太郎を使う人ならば、かなりお得にモトヤ書体が入手できることになりそう。

さらによーく見ると、文字の輪郭がややカクカクしていて、滑らかさに欠ける。
それに、明朝体の特徴である「申」「来」などの縦画の書き始めの「うろこ」と呼ばれる出っ張りの形が、どことなく不自然。魁の紙面などのモトヤ明朝では、それほど目立たないのに。
下のMS明朝と比べて、縦画のうろこが目立つ
これって、パソコンじゃなく、ワープロ専用機の文字ではないだろうか。
ワープロやパソコンの文字は、点(ドット)で構成されており、本来はそのまま文字サイズを拡大するとドットが拡大されてギザギザの輪郭になってしまう。
それを解消して滑らかな文字にする技術があり、今のパソコンやプリンターではきれいな文字が出てくる。(「アウトラインフォント」とか「TrueType」という方式のはずだけど、詳しく知りません。)25~20年前辺りのその発展途上の文字がこんな感じだったはず。(最初期のものは、直線を集めて曲線っぽくしているのが分かるほど、もっと不自然だった)

ということは、ひょっとして、木内さんは今もワープロ専用機を使い続けているのか?!
お年寄りなど個人で「ワープロは覚えたけれど、パソコンにはなじめなくて…」と21世紀になってもワープロ専用機を使い続ける人はたまにいるけれど、本体の故障やインクリボン、感熱紙など消耗品の入手が困難になりつつある。まして企業では。
木内さんならあり得なくもない話のように感じてしまうのは、偏見でしょうか。
昔作った紙を、大事に保管して使い回している可能性もありますけどね。
コメント (14)
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年末年始の光景/初詣報道

2016-01-03 22:56:55 | 秋田の季節・風景
年末年始の秋田市内の風景から。
日本では、クリスマスから正月までの1週間の間で、店のディスプレイがあわただしく変わるもの。
ところが、秋田駅前の商業ビル「フォンテAKITA」の2階出入口前では、2011年は1月10日頃までクリスマスツリーが設置され続け、帰省などで来た人に笑われていた。

翌年以降は、クリスマスが終わるとすみやかに撤去され、意識するようになったのだと思っていた。
ところが、2015年12月31日。※以下、いずれも年明け後は未確認です。
まだクリスマスツリーが!(夜はしっかり点灯した)
再び元に戻ってしまった。いつ片付けるのでしょう…
※2016年1月21日現在、そのまま。続きはこの記事後半。

少し西へ進んで「エリアなかいち」。
3施設の中央・大型画面の下の「なかいち広場」にもクリスマスツリーが置かれる。
1年前の2014年末~2015年始には、クリスマス後も木はそのまま置いて、装飾を取り換えて“正月ツリー”に改装して飾り続けるという、斬新なことをやっていた。
ところが今年は、クリスマスが終わると、早々に撤去されてしまった。それが本来のやり方だし、改装も手間なんでしょうね。

さらにところが、広場から西側の通路の飲食店の前。
まだツリーが!(そして左上には「迎春」)
これはテナントの1つが自主的に設置しているのかもしれないけれど、あっちを撤去したらこっちもなんとかしたら?
※2016年1月12日現在、そのまま。


さて、エリアなかいちの西側向かいに、明治12年創業の呉服店「加賀正(かがしょう)」があった。
ビルの1階に店を構え、3階になかいちの再開発組合が入っていたこともあった。
その合名会社加賀正が、2015年11月に負債総額約3億1000万円で倒産した。
なかいち側から
店はシャッターが下りているが、看板はそのまま、紅白の幕もそのままではためいていた。(ショーウィンドウの展示物は撤去されている?後日改めて紹介します


少し西に進んだ、(元)百貨店「木内(きのうち)」は、12月28日から1月1日までしっかり休業。
食料品を扱わなくなったし、オープンすれば光熱費もバカにならないし、これはこれでいいのかもしれない。
※木内に関するくだらない新発見があったのですが、後日改めて


さらに西へ行って、旭川の二丁目橋対岸の「那波家の水汲み場」跡のケヤキ。
2015年の秋は紅葉がうまくいかず、枯れてチリチリになった葉が一部の枝にくっついていた。
雪が付いた(この記事後半)から、さすがに落ちてしまったかと思ったら、
二丁目橋の上から
まだ葉が残っている!
相当しぶとい。いつまで残るか。※続きはこの記事後半


さらにさらに西へ進み、県庁市役所の手前、県庁第二庁舎向かいの第二庁舎前バス停のところに、コンビニがある。デイリーヤマザキ山王二丁目店。
正月に通りかかると、店内が暗い。「年中無休」とドアにあるのに、
やってない?
官庁街・オフィス街に位置し、客はいそうだったのに、まさかコンビニ競争に負けてやめた?!
ドアに張り紙があった。
「お正月臨時休業のお知らせ」
12月31日18時から1月3日まで、休業するとのこと。(4日は「通常営業」とあるけれど、日付が変わった瞬間にオープンするのかな)

なるほど。
官庁街・オフィス街に位置するだけに、極端に客足が落ちる3が日は思い切って営業しないのか。
「年中無休」の表示はウソになってしまうけれど、上記木内と同じく、スタッフや光熱費を考えると無駄な消耗がなくて合理的かもしれない。
【2017年1月21日追記】この後2016年中に、この店は日曜日が定休日となり、ドアの「年中無休」も書き換えられた。

そういえば、スーパーなどの定休日廃止・元日営業(=年中無休化)が一般化したのはここ20年ほど。
昔は元日は休みで2日が「初売り」だった。(今の木内と違って、どこも年末は大みそかまで営業していた。あくまで元日は店を開けなかったということ)
秋田県で1月1日に初めて営業したスーパーは、1996年のダイエー秋田店だったそうだ。
昔の元日の街は、静まり返って、初詣以外には出かける所がなかったものだ。それが正月ならではのものだったが、今ではもう体験できなくなってしまった。



毎年恒例(昨年)のNHK各放送局の初詣のローカルニュースの言い回し比較。
例年どおり、ネットに掲載された文章から該当部分を引用しています。放送では、それ以外の文章が読まれた可能性もあります。

青森局(2015年まで善知鳥神社)
2013「さい銭を投げ入れてから、静かに手を合わせたり、絵馬に願いごとを書き入れたりして、ことし1年の幸せを祈っていました。」
2014「さい銭を投げ入れたあと、拝殿の前で手を合わせてことし1年の家族の健康や商売繁盛などを祈っていました。また、境内では、縁起物の熊手や絵馬がついた破魔矢などを購入したり、おみくじを引いたりする人たちの姿も見られました。」
2015「さい銭を投げ入れたあと、拝殿の前で手を合わせて、ことし1年の無病息災や商売繁盛などを祈っていました。」
2016(昨年、電気系統から出火して全焼した、八戸市・蕪嶋神社)
「建物があった境内は、火事以降、立ち入りはできませんが元日は開放され、初詣の大勢の人たちが拝殿があった場所で手を合わせことし1年の無事と神社の再建を願っていました。」

山形局
2013(鶴岡市・荘内神社)「順番にさい銭を投げ入れ、それぞれ新年に向けた願いを込めて手を合わせていました。」
2014(護国神社)「順番にさい銭を投げ入れ、新年の願いを込めて手をあわせていました。」
2015(護国神社)「さい銭を投げ入れては手を合わせ、家族の健康やことし1年の幸せを願っていました。」
2016(南陽市・熊野大社)「拝殿の前で手を合わせ、新しい年への願いを込めて祈っていました。」

千葉局(成田山新勝寺)
2013「線香の煙で身を清めたあと、次々に大本堂に上がってさい銭を入れ、手を合わせてことしがよい年になるよう願っていました。」
2014「線香の煙で身を清めたあと大本堂へと進み、さい銭を投げ入れて新しい年への願いを込めて手を合わせていました。」
2015「線香の煙を手であおいで身を清めたあと、大本堂でさい銭を投げ入れ、この1年の願いを込めて静かに手を合わせていました。」
2016「家族連れなどが白い息を吐きながら境内に長い列を作りました。そして、大本堂まで進んでさい銭を投げ入れたあと、家族の幸せや商売繁盛など、新しい年へのそれぞれの願いを込めて静かに手を合わせていました。」

静岡局
2013(静岡浅間神社)「訪れた人たちは次々にさい銭を投げ入れて無病息災や家内安全を願っていました。」
2014(富士山本宮浅間大社)「大勢の家族連れや若者らが訪れ拝殿の前に設けられたさい銭箱に次々とさい銭を投げ入れ、家内安全や無病息災など手を合わせて祈っていました。」
2015(袋井市・法多山尊永寺)「集まった家族連れや若者がカウントダウンをして午前零時になるとは一斉にさい銭を投げ入れて1年の無病息災を願いました。」
2016(静岡浅間神社)「午前中から家族連れや友人どうしなど多くの参拝客が初詣に訪れました。そして、拝殿の前でさい銭箱に小銭などを投げ入れては手を合わせ、ことし1年間の無病息災や家内安全などを願っていました。」

京都局(伏見稲荷大社)
2013「順番にさい銭を投げ入れては手を合わせて商売や仕事がうまくいくことや家族の健康などを祈っていました。」
2014「順番にさい銭を投げ入れて商売繁盛や家族の健康を祈っていました。」
2015「順番にさい銭を投げ入れては商売繁盛や家族の健康を祈っていました。」
2016「順番にさい銭を投げ入れて商売繁盛や家族の健康を祈っていました。」

松江局
2013(出雲大社)「さい銭を投げたあと、かしわ手を4回打つ、出雲大社独特の方法で手を合わせ、1年の幸せを願っていました。」
2014(出雲大社)「さい銭を投げたあと手を4回たたく出雲大社独特の方法で、ことし1年のそれぞれの願いを込めて、手を合わせていました。」
2015(八重垣神社)「訪れた人たちが良縁や家内安全などを祈っていました。」
2016(出雲大社)「訪れた人たちは、正月の期間中だけ特別に開放されている八足門の中まで入り、さい銭を投げ入れたあとかしわ手を4回打つ独特の方法で手を合わせことし1年の幸せを願っていました。」

大分局(宇佐神宮)
2013「さい銭を投げ入れたあと、拝殿に向かって手を合わせ今年1年の無事や健康を祈っていました。」
2014「さい銭を投げ入れたあと、拝殿に向かって手を合わせことし1年の無事や健康を祈っていました。」
2015「さい銭を投げ入れたあと、拝殿に向かって手を合わせことし1年の無事や健康を祈っていました。」
2016「拝殿でさい銭を入れて鈴を鳴らし、新しい年への願いを込めて手を合わせていました。」

長崎局(諏訪神社)
2013「拝殿ではそれぞれさい銭を投げ入れゆっくりと目を閉じながら手を合わせ、願い事をする姿が見られました。」
2014「拝殿では参拝客が次々とさい銭を投げ入れては目を閉じて静かに手を合わせ、願い事をしていました。」
2015「さい銭を投げ入れて手を合わせ、新年の願い事をしていました。」
2016「さい銭箱に次々と小銭を入れて手を合わせ、1年の願い事をしていました。」

千葉局と大分局がマンネリ脱却。京都局は安定の使い回し。


ついでに、テレビで見た仙台放送局の元日のニュースより。
仙台市に昨年オープンした「仙台うみの杜水族館」の正月イベントが「海の生き物 水族館で新年祝う」として伝えられた。
アシカのショーを伝える箇所で「(アシカが)羽子板を口の上にバランスよく載せたりすると」という文章があった。(ネットでは該当の文章カット)
映像によれば、おなじみのボールを載せる芸のボールの代わりに羽子板を使ったもの。

気になったのは、「口の上にバランスよく載せ」。それって、一般的には「鼻」もしくは「鼻先」に載せると表現するのではないだろうか。
たしかに、鼻は「口の上」だけど、アシカの顔の作り(犬とほぼ同じ)と実際の芸のやり方からしても、いちばん突出した鼻そのものに載せているみたいだ。日本語として間違ってはいないけれど、イメージすると違和感を禁じ得ない表現。

ちなみに、Googleで「アシカ "鼻の上にボール"」で検索すると結果は約2030件、「アシカ "鼻先にボール"」は約393件、「アシカ "口の上にボール"」はわずか3件。
何よりも、水族館の公式ホームページには「巨大な羽子板を鼻先に乗せる「羽子板バランス」に挑戦します。」とある。やっぱり鼻でしょ。仙台局は、どうして回りくどい言い回しにしたのだろう。

※お盆の墓参りでも同じような状況なのだった(リンク先後半)。
※翌2017年はまとめるのをやめました。その事情はこちらにて。
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巴巻が変わった?

2016-01-02 00:05:34 | 秋田のいろいろ
2016年もよろしくお願いします。
秋田市は、穏やかな元日。
保戸野金砂町から見る旭川と太平山
昨年末の積雪の後、新たな積雪はほとんどなく、1日午後の観測データでは1センチまで減った。
最低気温はマイナス1.6度、昼は4.3度まで上がった。2日はさらに暖かく、雨が降る予報。


今年最初は、カマボコの話。
2年前に、秋田市の「宮城屋蒲鉾店」が製造販売する、「寅巻」と「巴巻(ともえまき)」という蒲鉾を紹介した。昨年末から正月にかけて、検索してその記事にアクセスされる方も多い。

そのうち、卵をカマボコで巻いた巴巻は、国内で宮城屋しか作っていないという。
寅巻と巴巻は同サイズ・同価格であるが、年末の秋田市内のスーパーでは、寅巻だけ、あるいは巴巻はハーフサイズだけを扱う店もある。巴巻は卵を使っているせいか消費期限が少し短く、売れ残りを恐れて仕入れないのかもしれない。
個人的調査によれば、イオンリテール(マックスバリュではなく)で12月30日(最近は特別に29日も実施)の5%引きで買うのが、いちばん確実で安い。それでも21センチ・750グラムのフルサイズで2000円【2日訂正】1900円ほど。
【2022年12月28日追記・各種商品の値上げが進んだ2022年末では、ハーフ375グラム1700円(8%税込み)、フル750グラム2500円程度】

寅巻&巴巻が正月の必需品である我が家は、もちろん今年も購入。
すると、巴巻が前と違う?!
今年(昨年末製造)の巴巻

(再掲)2年前の巴巻
写真の撮影条件が同じではないけれど、明らかに黄身部分の色が濃くなった。
ぱっと見ただけのほかの人も気付いたから、間違いないと思う。
今年 ※左の伊達巻は宮城屋製品ではありません
さらに、従来はどこを切っても、白身と黄身がほぼ同じ割合・配置の金太郎飴のような状態だったのが、現在は黄身がなく白身だけの部分も存在する。
上の写真の裏面
中央部のすき間を、別の白身で埋めているようだ。

おそらく、製法が変わったのだと思われる。(昨2014年末~2015年始はどうだったか忘れた。原材料欄の内容などは未確認)
従来は、生卵をいったん白身と黄身に分けて、配分を均一に(金太郎飴状に)して加熱して固めて、皮で巻いていたと思われる。
現在は、卵の形のままゆでで(=一般的なゆで玉子)、多少削って、その削った分ですき間を埋めて、皮で巻いているようだ。
【2日追記】上記では、黄身の色が濃くなった理由の説明にはなっていない。この点は思いつかない。

味は「前よりおいしくなった」と評価する人がいた。
僕は前と変わらないように感じた。少なくともまずくなってはいないと思う。

どうして変わったのだろう。
「どこを切っても同じ見た目ではなくなった」「視覚的に鮮やかな中央部の黄色が必ずあるわけではなくなった」ことはマイナスだけど、サイズや価格は以前と変わっていない。おそらく味も落ちてはいない。
製法を簡略化することで、コストダウンを図ったのか?

2022年正月用(2021年末製造)の巴巻で、また違う変化に気付いた。
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