弘前大学文京町地区(文京町キャンパス)の南西、弘前市中野にあったコンビニエンスストア「サンクス弘前西弘店」が、今年3月で閉店した。
この記事で取り上げたように、20年ほど前にサークルKとして開店し、同じ建物でサンクスに鞍替えしていたが、弘大と弘前学院大学の2つの大学に近い学生街、かつ飲み屋街である立地から、多くの学生に親しまれ、重宝された店舗であった。
閉店に当たっては、惜しむ声や感謝の声とともに、折しも弘前市内に進出し始めたセブン-イレブンが代わりにオープンしてほしいという要望もネット上で見受けられた。
また、要望のみならず、「跡がセブンになる」という噂も見られ、弘前経済新聞(6月3日「弘前市の激変するコンビニ事情 セブン―イレブン、青森初上陸間もなく」)でも取り上げられたが、確証はなかった。
サンクスだった建物は2階建てで、4月末の段階では、空き店舗になっていた。
(再掲)
今日、ツイッターを見ていると、求人情報誌の一部と思われる写真がアップされており、
「コンビニエンスストア セブン-イレブン弘前西弘前店」「7月末オープン予定」
として、パート・アルバイトが募集されていた。
「ワーキン」ホームページにも掲載されているが、セブン-イレブン公式ホームページには未掲載。【7月3日追記】7月3日にはセブン-イレブン公式ホームページの採用情報にも掲載された。
所在地は「中野1-11-3」。
サンクスは「11-4」だったが、おそらく同じ場所だろう。
先週か今週始め頃から、サンクス跡に「工事が入っている」という情報もあった。
願いが、噂が、現実となる! ※7月31日・金曜日にオープンした。
これまで秋田で開店してきたセブンイレブンは、おそらくすべてが新たに店舗を建設しており、既存の建物に入ったものはないはず。【3日訂正】多くはないがあるとのこと。
青森でも同様かと思っていたが、大きなビルのテナントならともかく、ほかのコンビニが出た跡にセブンイレブンが入るというのは意外だった。それだけ、需要など立地条件が良かったのだろうか。
それから、「セブン-イレブン弘前西弘前店」という店名。
弘前(西)弘前と「弘前」が重なるのは、セブンイレブンでは店名の頭に所在市町村名が付く決まりのようなので、最初のは弘前市という意味。
続く「西弘前」。
以前から述べているように、「西弘前」という地名はない。本来は弘南鉄道大鰐線の駅名であり、それにあやかって商店街などの名称になり、略した「西弘(にしひろ)」とともに、一帯のエリアの通称として広く受け入れられ、親しまれていたのだ。サンクスは「弘前西弘店」だった。
ところが2008年。弘南鉄道は唐突に(沿線や利用者への説明をほとんどなしに)西弘前の駅名を「弘前学院大前」に変更。
これで「西弘」の名が消えるかと思いきや、今なお、商店街、みちのく銀行の支店名、弘南バスのバス停(※弘南鉄道とはルーツは同じだが、現在は直接的関係はない)に平然と名を残し、さらには西弘前駅当時を知らないはずの大学生にも脈々と受け継がれているのが現状。
セブン-イレブンでも、現地の慣習(?)にならったか、以前のサンクスの店名(サンクスは「前」がない「西弘」だった)を受け継いだのか、店名に採用したのだろう。
「秋田通町店(所在地は大町一丁目、道路向かい側の地名なら保戸野通町)」「秋田新国道寺内店」のように、通称を付けたセブンイレブンの店舗はけっこうある。
多くの人たちの願いがかなった形だが、サンクスが閉店する時からセブンに鞍替えする前提での閉店だったのだろうか?
それにしては、いったん店内を撤去して、間を置いてから再度改装というのは、手間な気がする。居抜き(什器類を残して再利用する)は無理でも、撤去→改装を同時にやったほうがスムーズだし、もっと早く開店できたはず。
サンクス側にしても、サンクスそのものが衰退傾向だし、オーナーが同じだというサンクス弘高下店なども同時期に閉店している。
したがって、サンクスが3月末に自身の都合で閉店し、その後、少し間を置いて、上手い具合にセブンが入ることになったのではないだろうか。
ひょっとしたら、利用者やネット上の声に応えて実現したのかも?!
【5日追記】コメントでお知らせいただいたように、5日に採用情報が更新され、サンクス弘高下店跡も「セブン-イレブン弘前弘高下店」としてオープンすることになった。※8月21日・金曜日オープン
いずれにしても、サンクス閉店に伴い、今や生活に欠かせなくなったコンビニがなくなってしまっていたこの一帯に、再びコンビニができることになって、助かる人も多くいることだろう。
学生たちの思い出のひとコマに登場するコンビニは、サークルK、サンクス、そしてセブン-イレブンと変わることになる。
※立地や需要からしてコンビニがあってもいい場所になかなかできない場合がたまにある。先日触れたように、秋田市新屋の秋田公立美術大学の前にも、サンクス閉店(短大当時)後久々のコンビニとなるローソンがまもなくオープンする。こちらも恩恵にあずかる人が多いはず。
この記事で取り上げたように、20年ほど前にサークルKとして開店し、同じ建物でサンクスに鞍替えしていたが、弘大と弘前学院大学の2つの大学に近い学生街、かつ飲み屋街である立地から、多くの学生に親しまれ、重宝された店舗であった。
閉店に当たっては、惜しむ声や感謝の声とともに、折しも弘前市内に進出し始めたセブン-イレブンが代わりにオープンしてほしいという要望もネット上で見受けられた。
また、要望のみならず、「跡がセブンになる」という噂も見られ、弘前経済新聞(6月3日「弘前市の激変するコンビニ事情 セブン―イレブン、青森初上陸間もなく」)でも取り上げられたが、確証はなかった。
サンクスだった建物は2階建てで、4月末の段階では、空き店舗になっていた。
(再掲)
今日、ツイッターを見ていると、求人情報誌の一部と思われる写真がアップされており、
「コンビニエンスストア セブン-イレブン弘前西弘前店」「7月末オープン予定」
として、パート・アルバイトが募集されていた。
「ワーキン」ホームページにも掲載されているが、セブン-イレブン
所在地は「中野1-11-3」。
サンクスは「11-4」だったが、おそらく同じ場所だろう。
先週か今週始め頃から、サンクス跡に「工事が入っている」という情報もあった。
願いが、噂が、現実となる! ※7月31日・金曜日にオープンした。
これまで秋田で開店してきたセブンイレブンは、おそらくすべてが新たに店舗を建設しており、既存の建物に入ったものは
青森でも同様かと思っていたが、大きなビルのテナントならともかく、ほかのコンビニが出た跡にセブンイレブンが入るというのは意外だった。それだけ、需要など立地条件が良かったのだろうか。
それから、「セブン-イレブン弘前西弘前店」という店名。
弘前(西)弘前と「弘前」が重なるのは、セブンイレブンでは店名の頭に所在市町村名が付く決まりのようなので、最初のは弘前市という意味。
続く「西弘前」。
以前から述べているように、「西弘前」という地名はない。本来は弘南鉄道大鰐線の駅名であり、それにあやかって商店街などの名称になり、略した「西弘(にしひろ)」とともに、一帯のエリアの通称として広く受け入れられ、親しまれていたのだ。サンクスは「弘前西弘店」だった。
ところが2008年。弘南鉄道は唐突に(沿線や利用者への説明をほとんどなしに)西弘前の駅名を「弘前学院大前」に変更。
これで「西弘」の名が消えるかと思いきや、今なお、商店街、みちのく銀行の支店名、弘南バスのバス停(※弘南鉄道とはルーツは同じだが、現在は直接的関係はない)に平然と名を残し、さらには西弘前駅当時を知らないはずの大学生にも脈々と受け継がれているのが現状。
セブン-イレブンでも、現地の慣習(?)にならったか、以前のサンクスの店名(サンクスは「前」がない「西弘」だった)を受け継いだのか、店名に採用したのだろう。
「秋田通町店(所在地は大町一丁目、道路向かい側の地名なら保戸野通町)」「秋田新国道寺内店」のように、通称を付けたセブンイレブンの店舗はけっこうある。
多くの人たちの願いがかなった形だが、サンクスが閉店する時からセブンに鞍替えする前提での閉店だったのだろうか?
それにしては、いったん店内を撤去して、間を置いてから再度改装というのは、手間な気がする。居抜き(什器類を残して再利用する)は無理でも、撤去→改装を同時にやったほうがスムーズだし、もっと早く開店できたはず。
サンクス側にしても、サンクスそのものが衰退傾向だし、オーナーが同じだというサンクス弘高下店なども同時期に閉店している。
したがって、サンクスが3月末に自身の都合で閉店し、その後、少し間を置いて、上手い具合にセブンが入ることになったのではないだろうか。
ひょっとしたら、利用者やネット上の声に応えて実現したのかも?!
【5日追記】コメントでお知らせいただいたように、5日に採用情報が更新され、サンクス弘高下店跡も「セブン-イレブン弘前弘高下店」としてオープンすることになった。※8月21日・金曜日オープン
いずれにしても、サンクス閉店に伴い、今や生活に欠かせなくなったコンビニがなくなってしまっていたこの一帯に、再びコンビニができることになって、助かる人も多くいることだろう。
学生たちの思い出のひとコマに登場するコンビニは、サークルK、サンクス、そしてセブン-イレブンと変わることになる。
※立地や需要からしてコンビニがあってもいい場所になかなかできない場合がたまにある。先日触れたように、秋田市新屋の秋田公立美術大学の前にも、サンクス閉店(短大当時)後久々のコンビニとなるローソンがまもなくオープンする。こちらも恩恵にあずかる人が多いはず。