広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

水汲み場のケヤキ

2015-07-20 23:21:08 | 秋田の季節・風景
以前から(この記事など)時々登場している「那波家の水汲み場」のケヤキ。
秋田市大町の旭川に架かる二丁目橋のたもとにある、江戸時代(明治以降も?)の水汲み場が今に姿を留める場所で、往時からのケヤキの大木が何本も川沿いに茂る、秋田市中心部の特徴的な景観の1つである。

旭川は空梅雨で干上がりそうだったところ、18日に久々にまとまった雨が降り(山王の気象台で17.0ミリ【21日追記】上流の仁別では43.0ミリ、中心部ではほとんど降らなかった翌19日も42.5ミリ。いつも仁別のほうが雨量が多い傾向にある)、水量はいくらかマシになった。
下流側から。奥が二丁目橋
今日、久しぶりに通ったら、ケヤキうち1本の太い枝(というか2本の幹から構成される木の幹の1本)が折れて、川の中に落ちていた。完全に折れたのではなく、木本体とつながっている状態。巻き添えで別の枝も折れて(あるいは曲がって?)いるようにも見える。
水中に落ちた枝の陰は鯉たちの休憩場所・隠れ場所になっている
週末に雨が降った時は、風が強かったわけではない。折れた原因は?

先週もここを通っているけれど、気づかなかっただけかもしれないので、いつからこうなのかは不明。
だけど、たまたま7月初めにここを撮影していて、その時はまだこうなっていなかった。
分かりにくいですが7月初め撮影
この段階でこの枝には葉がなかったので枯れていたようだ。枝先が下を向きすぎて、水中に入っているようにも見えるから、既に折れかけていたのかもしれない。
そこに何らかのきっかけ(おそらく雨で量が増えたり水流が早くなったりした川の流れの力)で、枯れ枝の付け根から折れてしまったということのようだ。

このままでは、川にも木にもいい影響はないから、少なくとも枯死した部分を完全に切断して撤去しないといけないでしょう。
ここって、誰の所有物なんだろう? 今も那波さん? 水汲み場への降り口の公園風の部分は秋田市なのかもしれないけれど、この木の後ろはカフェで、それは民間だろうし。
二丁目橋の上から
前も書いたように、ポプラなどでは木が突然倒れ、人的・物的被害が生じることがたまにある。ケヤキではあまり聞かないけれど、今回のが川じゃない所に倒れたら、危ない事態になっていたかもしれない。僕も気づかなかったけれど、折れる前に枯れたのを見つけた時点で、しかるべき所へ連絡してしかるべき措置をしてもらうことができたかもしれない。(現段階のようにはっきりと折れたからには当然、誰かが通報済みで、休み明けに処置が行われるものと思っているけど…)
ケヤキは長寿だと言っても、日頃からの管理はしないといけないのだろう。
※この3日後の様子

※以前、この少し上流で看板が川に落ちたことがあった。
コメント
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