遠足記８ 中禅寺湖の霧

　自宅でもよく眠れぬ私です。枕が変わり床が変われば、やはり眠れませんでした。頭痛が起きなかったことが幸い、天気が良かったせいかもしれません。二日目は中禅寺湖から日光の予定です。
　
　中禅寺湖が眺められるあたりから、湖面に霧が山のようになって迫り出してきました。ガイドさんがさかんに「お天気が心配・・」と言っていたことはこれだったと思いましたが、私は自然の猛威、霧の中に突入を初めて体験しました。
　
　故郷の霧は、気温が低く川から蒸気のように霧が発生しました。国道の上を川が流れるように霧が渦巻きましたが、わずか一回の経験しかありません。
　
　中禅寺湖の霧の中は、まるで雨が降っているかのように、頬に冷たい水分が当たりました。でもジメジメはしなかったです。
　
　想像しながらエレベーターで展望台まで降りましたが、何も見えませんでした。おそらく視界数メートルの世界でしたから・・・。私は霧に興奮しました。
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