田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

アメリカ中間選挙

2018年11月07日 | 日記
 他国の選挙だったが、TV番組の多くが選挙一色。私も人種差別が激しく、なりふり構わず圧力をかけるトランプ氏を、今まで知ってきたアメリカ大統領と同じようには見ることができない。できることなら、上院下院ともに民主党が勝利し、暴言やら暴挙を抑え込んで欲しいと思った。
 
 しかし、アメリカ国民のおおよそ半数が支持していることを考えれば、トランプ氏の暴言や暴挙は、かなり誇張されて伝えられているかもしれない。つくづく、英語を勉強しておけば、少しはアメリカ人の生の声を聞くことができた。
 
 見方を変え、日本を考えれば、お隣の国の『徴用工判決』は暴挙と決めつけても良い。
 
 私が子供の頃、日本海には『李承晩ライン』と言われる海の国境線があった。戦争に破れた日本は、完全に手足をもがれた国だった。戦後のドサクサにまぎれて一方的に定められた。
 
 昔々オイラが小学生低学年の頃の夕方、午後4時頃の家にいるのは私だけだった。配達された夕刊、毎日のように大きく載っていたのが、李承晩ラインを超え、拿捕された漁船の記事だった。海なし県の私だったが、船を失った家は、餓死するほど困窮する、子供心に思ったものである。
 
 幼い頃から、こんなことを見聞きしても、村にいた外国人を決して差別はしなかった。豊かであっても貧しくとも人間の価値は変わらないし、生まれた国が違おうとも、国籍の無い村人も、誰も差別はしなかった。そう、大人たちが子供に手本を示し教えてくれた。
 
 今のアメリカを見ていると「幸せなのは俺達だけで良い」「良い暮らしは俺達だけで独占しよう」としか見えない。日本に生まれて本当に良かった。この歳で思うようになった。