田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

こんどは秘書か・・

2017年08月28日 | 日記
 先月書いた『秘書のNさん』は良さげな人だったが、今ワイドショーで取り沙汰されている男、町会議員でありながら、病気休職中の国会議員の秘書に就職して問題視されている。誰の目からも見ても『給金目的』じゃないか?。共に税金だから、民は怒って当然だ。町議として、国会議員の秘書はプラスになるだろうが、パワハラで離党させられた議員の秘書ではプラスどころかマイナスだろう。金を返す方法がそんなことか、違うと思うぜ!。
 
 昔々サラリーマンのペーペーの頃の思い出。薄暗くほこりっぽい書棚で、数年前の顧客資料を探していた。知らぬ間に後ろにいたM先生に、突然声をかけられた。
「田神くん、□□□源十郎ってのを知ってるか?」
古臭い武士のような名前だから、しっかり憶えていた。
『はい、アルバイトの頃、面識はあります』
「あいつの印が押してある書類は信用するな。全部間違いと疑え」と過去の社員を完全否定したのを聞き、驚きつつもなるほどと感じた。

 アルバイト時に知った□□□源十郎氏は、とにかく口先だけの人だった。専門がいったい何かを言わぬ男だった。私は全く当てにしていなかったのだが、何かと私に指図をしたがった。かと言って質問すれば「俺の専門じゃないから」と逃げる始末だった。彼の手は一切借りなかったが、こっそり承認欄には彼の印が押してあった。しばらくして彼はいなくなった。解雇されたと聞いたが噂にもならなかった。
 
 独立後、先輩事務所から「□□□源十郎氏とは関わらぬようにせよ。事務所(国会議員の秘書だったそうで)のお金を持ったまま行方不明だそうだ」と連絡を受けた。ほうぼうで金にまつわる醜聞をさらしていた。
 
 しばらく後、彼の妻の妹が開いていた喫茶店を友人と訪れた。さりげなく話を盗み聞きしたが、あいかわらず大風呂敷を広げた話をしていた。最近、付近を歩いたが、喫茶店は無くなっていた。もちろん□□□源十郎氏からはなんの音沙汰も無い。もしあったとしたら「どちら様?記憶にない」とでも答えようと思うオイラだ。