お給金あれこれ

　現在国内の最低賃金は東京の932円、私の住む地方はそれより百数十円安く、妻の時給とほぼ同じです。妻はパートタイム、私はほぼ引退の身ですので、時給をさほど気にしませんが、若い人はそうは言っていられないでしょう。ドイツのように難民が流入し、働き手が過剰になれば当然に労働力は安い方に流れます。
　
　一時、私達の仕事もインターネットを駆使し、海外に流れましたが、今は仕事そのものが減り、国内で奪い合いのようすです。労働力は不足気味ですが、この仕事に就こうとする若者が減り、賃金は減らしたいが働き手も不足の状態が続いています。
　
　昨晩、昔勤めていた会社のＭ先生（故人）の息子さんＳ君からメールが来ました。
---------------------------------------------------------------
田神様
お世話になります。
××××では、色々ありがとうございました。
現状は、変更が通れば、ほぼ役所も通る現状ですが、
総予算を超え、減額をしている状態です。
さて、××××の件ですが、
ことばで話すのが申し訳ないため、メールでします。
今回非常に手間が掛かっているのは承知していますが、
何とか、税別××万円でお願いできないでしょうか？
よろしくお願いいたします。from;Ｓ
---------------------------------------------------------------
　経営が苦しいのはよく分かります。あまりにも同業者が増えたのと、満足な指導を受けぬまま独り立ちを強いられた若者が多すぎます。その分仕事の質が落ちたにもかかわらず、仕事の奪い合いがダンピングを招いています。
　
　「Ｍ先生、先生が最も大切にしていた質を落とさないようにすると、どうしても時間単価が下がってしまいます。先生が危惧していらっしゃったことですね」とつい独り言。
　
　ローンも無く、子育ても終わったオイラだからこの金額でも充分だよ。