田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

「落ち葉掃除が大変 切り倒せ!」って?

2015年11月16日 | 日記
 団地外掃除後の話です。マンション自治会の方から電話がありました。自治会役員は、世帯主の男性名で届け出るのが普通です。しかし、実際は忙しいご主人に代わって、会議などは奥様が出席され、実務は奥様がなっているのが多い自治会です。
 
 ところが今年度は、初めから奥様の名で届け出され、実質の業務は奥様がなさっています。とても良いことだと思う私です。かねがね私は、世の中の主たる集まりは、女性のほうが良いとさえ思っています。男はつまらぬ階級意識のためか、議論にまで勝負を持込み、まともな話し合いができません。
 
 さて電話の内容は「団地内でお掃除をしてくださるNさんですが、自室の窓からエネルギー棟の屋根に降り、屋根掃除をなさっているようです。目撃した人が『落ちて、怪我でもしたら大変だから、落ち葉の原因になる樹木を伐採すべき』と言い出して困っています」との悩み相談でした。
 
 団地は、共有部分と専用部分とが明確に線引されています。もっとも、窓のガラスのように、表面は共有で、ガラスそのものは個人の物と、屁理屈みたいなものがあります。理屈は、勝手に色硝子などを入れて、美観を損なわないように制限されているのが真実です。
 
 さて、団地内の樹木は住人の共有財産ですから、処分するには住民の8割以上の同意が必要です。切り倒すには住民の同意が必要です。そんなことより、掃除が大変だから木を無くせはあまりに暴論です。草が生えぬように校庭を人工芝にするようなものです。
 
 もっと肝心なことは、共有部分であるエネルギー棟の屋根に、勝手に入り込むことは良くありません。「掃除をしてあげるだけだ、悪いことはしていない」の理由は認められません。不幸にも怪我をしても、自己責任であるし、許可無く共有部分に入ったのは咎められることでしょう。こんなことや、ボランティアが免罪符になるかの言い様が、なぜ年の功を積んだ高齢者のご意見に多いのか不思議な昨今です。