田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

それにしても期間中になぜ思いつかなかったのか・・・残念です

2015年05月20日 | 日記
 大阪市民でない私が言うのもおかしいが、都構想住民投票について再び書きます。投票は市民を二分すると言われていました。さっそく若者のブログ『高校生ですが善意を前提とした敬老システムを拒否します 』を読みました。
---------------------------------------------------------------
 若年層が望んだ大阪都構想が老人の我欲によって否定されたので、老人に見習って僕も今後は我欲にまみれて生きようと思います。とりあえず身近な所で、通学に使っているバスと電車で優先座席を悠然と占拠することから始めようと思います。
 今までは優先座席に座らない&普通座席に座っていても老人に席を譲るなどしていましたが、もう止めます。自分の持っている権利を最大限利用することが偉く、社会的な弱者を支えることは全く持って愚かだということが今回のことで分かりました。
 僕は老人や障碍者に比べて政治的な権力は小さいですが健康な肉体を持っているので、これをちゃんと活用します。今後は力にまかせて席を奪いまくります。災害などがあった場合も、体力や腕力を生かしてできるだけ食料を占有したり、老人を見捨てて逃げたりしようと思います。
 老人が自分の利益だけを求めて他者を搾取するのなら、もはや老人に気を使う必要なんてないですよね?。
---------------------------------------------------------------

 彼には投票権が無かった。しかし、都市の変化を望んだ。今回の投票結果が、これほど明確に反対する世代をあぶり出さなかったなら、高校生君はこれほどまでに怒ることはなかったであろう。私も彼と同じ気持だった。そして高齢者として恥を感じた。
 
 敗戦の弁を語った橋下氏。「かなり悩まれたと思うし、非常に重い重い判断をされたと思うが、日本の民主主義を相当レベルアップしたかと思う。大阪市民の皆さんが、おそらく全国で一番、政治や行政に精通されている市民ではないかな」 と明るく語ったが、言葉に強烈な皮肉を感じた。
 
 説明会の様子はつぶさにYou tubeで見たが、敬老パスの一部有料化に激しく抗議する老人に、彼は「意見はもう結構です。どうぞ反対とお書きください」と言い放った。抗議する老人にとって、一部有料の3,000円が死活問題だったかもしれないが、説明会に出向いて、延々と演説する姿からは、そうは思えなかった。

 今回の運動で、自民党と野党がタッグを組む異例の事態を見てしまった。維新は全力で戦い、自民党は官邸の思惑を真っ向から否定し、府連が独自に反対を打ち出し徹底抗戦した。 私のような、市民ではない“外野”からは、都市のあり方を、将来担う住民に問うた投票としては、とてつもない消化不良の感が否めない。
 
 老いた私は、「私は多くは望まない。若いあなた達が少しでも楽になるように考えてください。遠い将来の決め事は、若い人達に委ねます」と言いたい。これを書いていて、昨年亡くなった母の言葉を思い出した。私と妻に同じことを言ってくれた。だから、介護がとても楽だった。