田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

お金を稼ぐこと

2014年06月25日 | 日記
 お金を稼ぐのは簡単ではありません。運などを当てにしてはなりません。運でお金を稼ごうとすることは、その周りにたむろしている人を儲けさせているだけです。儲け方を人に教えてもらうものでもありません。

 ネットでお金が稼げる広告を見ます。これをすぐに信ずる人は少ないでしょう。また「お金が儲かりました」の記事を見ることもあります。素直な人は信じますが、具体的に実行する人は少ないでしょう。ところが、これを見た人が「お金が儲かるそうだよ」などと言葉で発信すると、とても多くの人が信じてしまいます。お金が儲かる方法があるならば、簡単には人に教えないことはご存知でしょう。なぜなら、儲け話は独占したいじゃありませんか。

 決まった時間を働くことが悪いことだと教え込まれる宗教もあるこの世の中で、その宗教から逃れて、就労に苦労している人がいます。今まで正規労働者として就労したことのない人に、やみくもに働けと言っても働けません。お金を稼ぐには、体力、知力、忍耐力が必要です。優れた体力と知力を持っていても、忍耐力に欠ければ、就労は難しいでしょう。

 体力、知力、忍耐力のうち、体力がずば抜けて高く、無理やり成し遂げようと力まかせに済ませれば、筋肉バカと言われるでしょう。知力が高く、理屈をこねれば頑固者とも言われるでしょう。並外れた忍耐力はとどのつまり体を痛めます。体力、知力、忍耐力、共にほどほどならば楽しく働けるものです。もっとも、最初からお手当ての高望みをしないのが必須条件です。

 企業は私のようなフリーランスを求めることはとても多くあります。私など時々「どのような勉強をしたら、あなたのようなフリーランスになれるのか」と尋ねられます。私は「体力、知力、忍耐力を養い、企業からの声を待つしか知りません」と答えます。また、ある人が私に、フリーランス養成講座の開講を持ちかけました。笑止千万、このようなものが講座で身につくはずがありません。この人はブローカーとしては天下一品の人で、それなりの信用を有している人です。ブローカーとは、力のある者と足らざる者を見つける知力を持っていなければなりません。誰もが出来る訳ではありません。

 
 私は資格を取らせる塾の講師をしていました。受講生の多くは、資格があれば、就職や起業ができると思い込んでいます。現に塾の営業はそのような甘い言葉で営業をします。一つの資格を取ればさらにステップアップさせる。それも合格すれば他の資格を取らせ、それをトリプル武装などと言っている。就職や起業できねば、そのための講座に勧誘する。経営者は職員を養うために背に腹は変えられないと、受講生を集めて業務拡大に走り、いつしかブラック化してしまう。これはひとえに、職員一人一人の手に職(知力)が無いからです。手に職がつく間、いわゆる忍耐力が無かったと言わざるを得ません。

 私の地方において、外仕事とディスクワークが半々の職業で、手当てが普通の場合ならば、見栄の生活を捨て、実質的な生活の中で倹約に努めれば、子育ても可能です。老後の心配はあるでしょうが、今現在の生活を成り立たせたうえに、健康に留意して生活することが生活の第一歩です。華々しいネットの情報ばかりが生活ではありません。豊かな生活とは、将来の不安は抱えつつも、一所懸命に生きる日々の繰り返しから始まるのだと思います。