田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

タバコの思い出

2013年08月16日 | 日記
 タバコのシーンが多すぎるとかで『風たちぬ』が物議をかもしている。この映画を見る気は無いが、強固に嫌煙を主張する権利が主流を占めている。タバコを愛する者は肩身が狭いだろう。オイラは酒が飲めないから、酒席では多いにタバコを利用させてもらった。昔は酒を逃げるのも一苦労だった。
 そんなオイラだから、学生時代に始めたタバコは癖になり、長年タバコをやっていた。今は禁煙して3年になる。きっかけはタバコが値上げになったからである。いかにも弱いものいじめのような値上げに腹がたち、「だったら止めてやる。」と宣言した。妻は「また禁煙だってさ。」と信用していなかった。
 正直禁煙は辛くなかった。今だから言えるのだが、禁煙グッズの『電子タバコ』に興味をそそられ、はまってしまったのである。電子タバコ本体に充電し、タバコと同じように吸うと、ほのかな香りが付いた水蒸気を吸うことができる優れものであった。香りにも種類があり、気分に合わせて使えるのである。電池だから当然消耗するので、スペアの電子タバコは別メーカーを買った。メーカーは数社あり、つかのまのヘビー電子タバコユーザーになった。
 仕事の合間にタバコを選び、灰皿を持ってベランダに出る。灰皿は必要ないが、電子タバコ置きに使った。灰で汚れないから綺麗なまま使えるのが良かった。ベランダで深く吸い込む。タバコと同じだ。このお遊び、一ヶ月も経たずに飽きた。だって、こんなお遊び人前では恥ずかしくてできない。以来本物のタバコも電子タバコもやっていない。高い玩具だったが、禁煙できたから安いのかな。
 現在主流のタバコ嫌いの人に知って欲しいのは、お酒の匂いが嫌いな人や、動物の匂い、化粧品の香りに敏感な人もいる。タバコをやる多くの人は、言葉に出さず灰皿を探し、そっと場所を変えている。禁煙場所じゃなかったら、タバコを吸う人を見逃してあげても良いと思うのだ。まして漫画ならなおさらだ。
 もしかしたら、タバコを吸ってる人は、こんな理由でやめないかも・・・「長年タバコを吸ってきた人が急にやめると癌になる。」というわけではなく、「長年ヘビースモーカーだったのに突然禁煙に成功した人は、癌の症状としてタバコを吸いたくなくなった可能性がある。」らしい。オイラも・・・・かもね。