森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

カワミドリ

2021年08月13日 | 自然観察日記

赤紫色の花穂を持つ高径草本がまとまって展示されていました。近づいてみるとカワミドリです。今まで自然界でこのようなまとまりで見たことがないので新鮮な感じです。経験的には秋口に見られる花でしたから7月に見られることも新鮮な感じでした。山地の林の縁などに見られることが多いシソ科の多年草です。しかし、新潟県内では分布が限られていてまた個体数も多いようには感じられません。弥彦山塊・阿賀野川沿いや佐渡、県北の海岸に近い山地に比較的多いでしょうか。長岡から魚沼地域には自生はないようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カワミドリの花

2021年08月13日 | 自然観察日記

花は密に総状花序に付き長さは10㎝前後です。近くで見れば色鮮やかな花にも見えますが、自然界では薄い色もありほかの高径草本などに紛れていてあまり花が目立ちません。シソ科植物は香りがあるものが多いですがこの種も独特の香りがあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カワミドリの葉

2021年08月13日 | 自然観察日記

薬草として利用されていたそうです。「排香草(かっこそう)」という名で解熱剤だそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする