柏崎の田の広がる道路わきに見慣れない花を見つけました。持ち合わせの資料では解決できずしばらく悶々としていましたが、上越教育大のⅠ先生に教えていただいてナンバンアカアズキという熱帯アメリカ原産の帰化種と分かりました。
色鮮やかな赤い色は夕刻には閉じ、暖かくなると開花するようです。ヤブツルアズキという種が似たような形質で花の向きがどうなっているのか困惑しますが、ナンバンアカアズキもまた花の向きというものが定まっていなくどう見たらよいか分からない種です。
ナンバンアカアズキという名前の樹木を以前富山市の植物園で観た記憶があります。同じ名前で紛らわしいのですが、こちらは草本です。現在は沖縄など琉球諸島に帰化している比較的新しい馴染みの少ない種のようですが新潟にも進出してきたということなのでしょう。