森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ネズコ

2020年10月12日 | 自然観察日記
ハリガネカズラが見られた針葉樹林帯はコメツガやネズコ・オオシラビソが優先する森です。その間にダケカンバがところどころみられます。雰囲気的に原始の森に近いようです。ここは火山地帯ですから火山活動が納まってからゆっくり出来上がった森ではないかと考えています。

ネズコの天狗巣病

2020年10月12日 | 自然観察日記
ネズコの枝先に何かついていました。枝が垂れ下がっていた株の枝先にお目当てのものがありましたからそれを観察。いわゆる天狗巣病の罹患部でした。遠目では花でも咲いているのかと思うほどの目立つ色彩で大きさもあります。目が慣れてくるとこの天狗巣病に罹患したものが非常に多いのに気づきました。例年のことなのか今年は特に多いのか定かではありません。針葉樹につく天狗巣病はだいたい同じ形質をしています。

ネズコの球果

2020年10月12日 | 自然観察日記
小さいこともあって天狗巣病が目立って球果が目に留まりません。上のほうに多いのでしょう目線の位置ではなかなか見つけられませんでしたが、なんとか見つけて記録しました。1cm程度の巨木の割には小さい球果です。

ネズコの幹

2020年10月12日 | 自然観察日記
何度か感動して取り上げたことがあるのですが、ネズコはいつ見ても魅了されます。特にその幹の個性に惹かれます。形といい色彩といい長い風雪に耐えて出来上がった表情が何とも言えないですね。