森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アップで観察 3

2009年06月06日 | 自然観察日記
 カルミアというツツジ科の花。おしべが花管の奥のへこみにはまりながら花が開きます。そこに虫などがやってきておしべの花糸に触れるとバネのように花糸が内側にはじけて巻き込む仕組み。そのときに花粉を昆虫に付けるのでしょう。なかなかの仕掛けです。
 さらに、昆虫が何も来なくてもやがておしべは花管のへこみから外れて、雌しべめがけて花糸が内側に巻き込むようです。最低でも自家受粉して種子を作るようになっているようですね。