萩さんの話ネタ2

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金曜日・・・雑記

2019-03-08 01:00:00 | 日記
【海の「優しい巨人」クジラをめぐる12のトリビア(2019年2月15日 msnライフスタイル)】
 
1.最大にして声もいちばん大きい生き物
 シロナガスクジラがもっとも大きな体をした動物のひとつであるのはよく知られている。この驚くべき生物は体長30メートル、体重200トン以上の大きさに成長することもある。それに対して、シロナガスクジラがもっとも大きな声で鳴く生き物のひとつであることはそれほど知られていない。このクジラの鳴き声は最大で188デシベルに達し、160キロメートル離れたところでも聞こえることがある(なお、125デシベルを超えた音は人間の耳には苦痛に感じられるうるささ)。
 
2.龍涎香(香水の貴重な原料)
 龍涎香(りゅうぜんこう)は、マッコウクジラまたはピグミーマッコウクジラの腸内でしかできないどろどろした半液体で、これを「固定剤」として使用する香水メーカーから珍重されている。龍涎香は希少品であり、クジラ全体の最大5パーセントしかこの物質をつくらないと科学者らは考えている。 龍涎香はクジラの体内から自然に排出されるほか、死んだクジラの体内から取り出されることもある。そのため、龍涎香の取引を禁止して捕鯨を抑制しようとしている国も多い。
 
3.時速約50キロメートルで泳げる「高速スイマー」
 クジラは確かに大きな体をしているが・・・必要な時には素早く泳ぐこともできる。
たとえばシロナガスクジラの場合、ふだんは時速約20キロメートルで泳いでいる。またイワシクジラ(体長20メートル、体重20トンに達するものもいる)は時速約48.3キロメートルで泳げることが確認されている。さらに世界で二番目に大きな生物であるナガスクジラ(上掲写真)も時速約47キロメートルで泳ぐことがある。
 
4.ヒゲクジラとハクジラ(2つに大別される種)
 クジラの仲間はヒゲクジラとハクジラの大きく2つの種類に分類される。前者にはセミクジラ、コククジラ、シロナガスクジラなどが含まれる。これらのクジラには、「ひげ(baleen)」と呼ばれるクシのような形状のフリンジが上あごの部分にあり、クジラはこれを使ってプランクトンや小魚、甲殻類などを濾過する。
 後者の例としては、ベルーガ(写真)、イッカク、マッコウクジラなどがある。 これらの種類のクジラには歯があり、魚やイカその他の海洋生物から他の種のクジラまでいろいろな獲物を食料にする。
 
5.海の殺し屋
 オルカあるいはシャチは実はクジラではない。世界でもっとも強力な捕食生物のひとつとされるシャチはイルカの仲間に分類されており、人間以外にはこれといった天敵がいない。 シャチはよく目立つ白と黒の体をしており、なかには体長約9.8メートル、体重6トンに達するものもある。集団で獲物を捕まえる習性があるが、冷酷かつ効率的なこの集団は最大40頭にもなることがある。また1頭のシャチの1日の食事量は最大約227キログラムにもなるとされている。
 
6.寿命ーー推定200年という例も
 クジラの寿命は種類によって異なる。たとえばゴンドウクジラ属のクジラは最長で45年、また北太平洋に生息するセミクジラは最長70年も生きることがあると科学者たちは考えている。 それに対して、もっとも寿命が長いとされているのはホッキョククジラ(別名グリーンランド・セミクジラ、上掲写真)で、この巨大な哺乳動物の寿命は100年をはるかに上回り、なかには200歳まで生きたという例もWWF(世界自然保護基金)の調査で報告されている。
 
7.赤ん坊は確かに小さいが・・・
 クジラの場合はすべてがケタ外れに大きく、赤ん坊でさえ他の動物よりも体が大きい。 たとえば、生まれたてのザトウクジラのなかには、体重が約1トン、身長が約4.6メートルというものもいる。
 
8.クジラは何を食べている?
 世界にはおよそ78種のクジラが棲息しているが、食べるものはヒゲクジラとハクジラとでは異なり、また体の大きさや生息地などによっても異なる。そのため、クジラが摂取する食べ物はプランクトンやイカ、魚、幼虫、エビなど多岐にわたる。 そうして、たとえばシロナガスクジラはオキアミ(体長約6センチメートル)しか食べないというのはちょっとした驚きだ。
 
9.水中では呼吸できない
 クジラは海の生き物だが、水中では呼吸できない。ほとんどの哺乳動物と同じく、クジラが温血動物であるためで、つまり息をするときにはいちいち海面まで上がってこなくてはならない。なお、クジラは頭部のてっぺんにある呼吸用の穴から空気を吸う。また、セミクジラのようにこの穴がふたつあるものと、ゴンドウクジラのように穴がひとつしかないものがいる。
 
10.長い距離を泳ぎ回る習性
 クジラのなかには、食べ物の確保や繁殖のために、毎年季節ごとに違った場所に移動する種も多い。たとえば(上掲写真の)ザトウクジラは毎年北極や南極の海からハワイやオーストラリア東部といった温かい海へと移動し、その距離は何千キロにも及ぶ。
 
11.捕鯨の歴史
 世界には捕鯨を野蛮で不必要なものとして非難し、違法としている国もある。人類の誕生以来ほぼすべての時期を通じて行われてきた捕鯨がピークに達したのは1950年代のことで、この時期には南半球だけで約50万頭のマッコウクジラが捕獲されたとする報告もある。また20世紀の間に300万頭近いクジラが商業目的で捕獲されたとするより新しい報告も出されている。
 
12.絶滅危惧種
 すべての種のクジラの数を正確に知ることは難しいが、北太平洋に生息するセミクジラ(写真)とそしてコククジラのなかでアジア側の沿岸を回遊する西の系統のものがそれぞれ200頭を切り、絶滅の可能性がもっとも高いと科学者らは考えている。
コメント (2)
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