萩さんの話ネタ2

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金曜日・・・雑記

2018-09-07 01:00:00 | 日記
「竹」
季語では、春の竹を「竹の秋」、秋の竹を「竹の春」と呼び区別しています。
一体なぜこのように呼ばれるのか、ちょっと竹についての小ネタをご紹介します。
 
記事(2018年9月5日 tenki.jp)によると
 
『◆たかが竹、されど竹。ミステリアスすぎる竹の生態とは?
 
 日本の国土は、森林が約66%を占め、そのうちの約50%が天然木、40%が人工林(杉や檜など)で、残りが竹林などだそうです。主な竹は、マダケ、モウソウチク、ハチクなどで、種類は600種以上あるといわれています。実際周りを見渡すと、大きい小さいに関わらず、よく竹林を見かけますよね。
 
 実はそんな身近な竹が、かなりミステリアスな植物だったのです。
 
 ●竹林はクローンの集合体だった!
 竹は「地下茎」と呼ばれる一つの根っこでつながっています。それらが横に広がり、新しい竹を次々と量産(これが筍)。また、つながっている竹は同じ遺伝子を持っているコピー、すなわちクローンなのです。
 
 ●竹は草の仲間ってホント? 
 主な竹は、イネ科イネ目タケ亜科に属します。信じがたいとは思いますが、れっきとした草の仲間であり、イネ科なのは、中が空洞で稲と同じ特徴を持っているからだとか。
 
 ●脅威の成長能力!
 春に竹の子として作られる竹は、日ごとにグングン成長します。そのスピードは、長い時だと日に1mを超えることもあるそう。高さ約20mほどになるまで、たった3~4カ月しかかからないと成長力にも驚かされますね。
 
 ●一斉に枯れるミステリー
 先述のように、竹は一つの根っこでつながっているクローンですので、枯れるときも一斉に枯れてしまいます。そのタイミングは約60年~120年といわれ、前ぶれとして「竹の花」が咲くといわれています。竹の花は稲の花と似ていて、不吉の前ぶれなどと恐れられているそうですよ。(参照:農林水産省)
 
 ◆竹は秋が美しい! 歳時記から読み解く「竹の春」本当の理由
 
 さて、「竹の春」「竹の秋」と呼ばれる理由は、なんとなく想像つきましたか?
 
 歳時記では以下のように説明しています。
 
 ──「竹の秋」……春に繁殖期を迎える竹は、地下茎で繋がっているので、竹の子に栄養分を与えるため青々しさがなくなり、ほかの竹の葉が黄葉してしまう。これが、秋の黄葉のように散るため、「竹の秋」と呼ぶ──。
 
 ──「竹の春」……竹の子として成長した若竹も、秋には立派な竹となり、親竹も青さを取り戻すため、「竹の春」と呼ぶ。また、竹を切る時期も、この頃が選ばれる。滅多に咲かない「竹の花」も、たいがい秋に咲くので、秋の季語とされる。ちなみに、黄葉した葉は秋に青く揃うが、一斉に散るのではなく、散っては新しい葉と、緑の葉が消えないようになっている。「竹落葉」は夏の季語──。(参照:入門歳時記 大野林火監修 角川学芸出版)
 
 ── 言葉や漢字の成り立ちを知ることは、日常生活に膨らみを持たせてくれるはず。
 
 一年中青いと思っていた竹も、そうではなかったのですね。美しい竹林を見るなら秋が断然おすすめです。』
コメント (3)
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