萩さんの話ネタ2

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土曜日・・・雑記

2018-07-21 01:00:00 | 日記
夏に「お祭り」
なぜ、夏にたくさんのお祭りがあるのでしょうか?
そこで、お祭りの由来とその意味をご紹介します。
 
記事(2018年7月19日 tenki.jp)によると
 
『◆「祭」という漢字が物語る、お祭りの本来の意味
 
 2文字以上の象形と意味を組み合わせた漢字を会意文字(かいいもじ)といいます。「祭」は、「肉+又+示」の3文字から成り立つ会意文字。左上の「月(にくづき)」は「肉」が変形したものです。右上の「又」は、「取」や「受」にもみられるように手を意味します。「示」は、「神にいけにえを供える台」から生じた象形で、「神」や「社」にある「しめすへん」と同じく宗教儀礼に関連する意味合いを含んでいます。
 
 「祭」という漢字は、「肉」を「神にいけにえを供える台」に「ささげる」という意味を表しているのです。祭りは本来、神に供物をささげて祈り、慰霊を行う儀式、つまり祭祀であったことがわかりますね。
 
 ◆春夏秋冬で異なる!祭りの由来と目的とは
 
 日本では、四季を通して多くの祭りが行われますが、季節によって異なる目的があるようです。古くから五穀の収穫を祝う風習があったといわれ、農耕の習慣が祭りに色濃く反映されているのが特徴です。
 
 春は、田植えの時期であり、はじまりの季節。「豊作祈願」が各地で行われ、「無病息災」が祈願されます。
 
 夏は、台風や害虫などに成長した作物が損なわれないよう、かつては「風除け」や「虫送り」の祭りが催されたそうです。また、京都などの都市部では夏に疫病が流行するため、「疫病退散」や「厄除け」の祭祀が行われました。祇園祭もそのひとつです。七夕に由来をもつ祭りや、盂蘭盆会(うらぼんえ、お盆のこと)に関連した祖先を祀る行事も多くみられます。
 
 秋の祭りは、収穫に対する「感謝祭」。伊勢神宮の「新嘗祭」に代表される祭祀が各地で催されます。
 
 冬は、収穫を終えた農閑期の季節。田の神をねぎらい、新年を迎えるための「新春祝い」にまつわる祭りが行われます。
 
 秋から春は農耕の習慣と密接に結びつくことの多い祭りに対して、ひときわ賑々しく観光としても人気の高い日本の夏祭り。その背景には「厄除け」や「鎮魂」といった、人々の切なる願いや祈りがあるのです。
 
 ◆見方が変わる⁉「祇園祭」と「阿波おどり」に込められた日本人の思い
 
 代表的な夏祭りである「祇園祭」と「阿波おどり」の起源は、それぞれ「厄除け」と「鎮魂」にあるといわれています。
 
 日本三大祭りに数えられる祇園祭は八坂神社(祇園社)の祭礼で、京都の夏の風物詩として知られていますね。7月1日~31日まで1か月に渡って行われます。
 
 夜目にも鮮やかな山鉾(やまほこ、山車のこと)に、お祭り気分を盛り上げる祇園囃子などで人気を集めていますが、祭りの起源は遡ること貞観11(869)年、日本各地で流行した疫病の厄災を除くための祈願でした。八坂神社の祭神で除疫神である牛頭天王(ごずてんのう)を、鉾で祀ったのがはじまりとされています。
 
 現在の祇園祭も、7月31日の八坂神社摂社(疫神社)での「疫神祭」をもってすべての行事が終了します。
 
 阿波おどりは、徳島県(旧・阿波国)を発祥とする盆踊りで、約400年の歴史があります。
 
 盆踊りの本来の意味は、お盆に帰ってくる先祖の霊を迎える鎮魂の儀式。文献に最初に登場するのは室町時代で、念仏踊りが盂蘭盆会の行事と結びつき、精霊を迎え死者を供養する行事として定着したといわれています。
 
 エネルギッシュな阿波おどりの起源は、正確にはわかっていませんが念仏踊りなどが原形であるといわれています。名称は徳島県内の各地で行われてきた盂蘭盆会の踊りの通称だったそうです。
 
 過ぎゆく夏を惜しむかのように、躍然とした力強さに満ちた夏の祭り。そこに漂うかすかな憂いは、いにしえの人々の切なる思いが込められているからなのでしょうか。』
コメント (3)
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