hasyan の 旅の散歩道

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長い石段が続く常勝寺の紅葉 2014.11.23

2014年11月25日 08時49分54秒 | 季節のたより


  所在地   常勝寺     兵庫県丹波市山南町谷川2630

 山のふもとの石橋は、名を「普門橋」という。普門とは「あまねく開かれた門」。観音菩薩の功徳を説く経典に由来です。ここから山門を経て本堂まで230m、標高差60mを一直線に365段の石段が続きます。そんなに急ではありませんが、見事です。

 両側の紅葉が綺麗で 階段の左右には数多くの小さな石仏があちこちに作られた、祠に納められたり、集められています。このお寺の昔の繁栄を偲ばせているんでしょうね。

 苔むした石段に朝日が当たり、緑輝いています。

 いたるところに燃えるような紅葉があり感動です。

 常勝寺の創建は大化年間(645~650年)、天竺より紫雲にのって日本に渡ったとされる法道仙人によって開かれたのが始まりとされます。その後、寺運が隆盛し境内には七堂伽藍が建ち並び僧坊70余が軒を連ねる大寺として大きく繁栄しましたが、その歴史は波乱に富み、火事や戦国の動乱で2度焼失。江戸時代に再建され、1697年(元禄10年)良海法印により本堂が修復され、慈眼院、松林院、普賢院、蓮乗院、宝樹院の五ヶ院が再興されましたが、現在は慈眼院のみとなります。

 参道付近には、苔がびっしりと付いた古木や、そして真っ赤なカエデが覆いかぶさるように見え楽しめる雰囲気です。

 後ろ振り向くと素晴らしい風景です。一体何段あるのでしょうか?長い長い石段をひたすら上って来ましたが、苔生して歴史のありそうな石段がとってもいい雰囲気です。

 常勝寺では、秋になると参道の石段の横のモミジが真っ赤に色づきます。境内には、黄色に色づく楷(かい)の木、白や赤、ピンクの花が咲く山茶花もあり、紅葉との見事なコントラストも楽しめます。

 紅葉が美しさを感動しながら石段をやっとの思いで登り切ると、森に囲まれた静かな空間に本堂があり、閉じられた扉の奥には、本尊の秘仏「銅造十一面千手観音立像」が安置されています。

 参道付近には、苔がびっしりと付いた古木や、そして真っ赤なカエデが覆いかぶさるように見え楽しめる雰囲気で,境内にある手入れが少し荒れた感じる仏様、歴史の長さを感じさせてくれる幽玄な雰囲気の常勝寺です。

 毎年2月11日に行われる鬼こそには「家内安全」「無病息災」を願う参拝客で賑わう。桜・紅葉・石段脇の石仏など、四季の情趣に恵まれた丹波の山寺で、紅葉は今が盛りで最高でした。
 次回をお楽しみに では またね

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