治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

長期戦略

2012-03-25 10:02:22 | 日記
千秋楽の朝。
序盤三敗したときには、まさか二桁を狙えるかもとこの朝思っているとは思いませんでした。

なんだか体調も悪そうに始まった場所で
終盤横綱大関戦で勝ち越しに気を揉んでいたのに。

昨日の勝利は
ある意味横綱への勝利よりうれしかったです。

苦手のばると。
綱とりに失敗して、こんな顔になっていたのに



稀勢の里相手のときには、いつも眉毛が生意気そうになります。


さすがに昨日は凹んでいるだろうな、と思ったらいつもの生意気眉毛でした。


完全にお得意様扱いです。
けっ、と思ってきせを見たら、冷静な顔(当社比)をしている。

先場所注文相撲にやられましたが
「やらせねえぞそんなこと」みたいなすごい立ち合いで、いったんは相手十分になられましたが
相手の上手を切ってがががががっと前に出ました。
いやあ、痛快。
これを肴に飲んだお酒はおいしかった。

先場所優勝したばるとに勝ち、横綱に勝ち、今場所優勝するかもしれない鶴竜に勝ったのは稀勢の里一人です。
結論:稀勢の里最強。

それにしてもね、取組前からついったー相撲部の稀勢贔屓クラスタでは

「組まずに突き相撲で」というご意見と
「組んで勝ってほしい」というご意見に分かれていました。

私は母なので(爆)
あの巨大なばるとと組むとヒヤッとします。
組んで負けると解説の親方衆とかも「なぜ組んだ」「組んでは勝てない」みたいな論調になりますいつも。

でも「ばるととは毎回やらなくてはいけない相手だからこそ、組んで力で勝てるようにならなくては」というご意見もあり、なるほどと思ったのでした。
たしかに今のばるととまともに組んで相撲取れる数少ない力士です、稀勢の里は。

結果的に、堂々と組んで力で勝ちました。
ずっと応援している方によると
突きで勝ってもそのときの白星にしか過ぎない。
そうだなあ。

「長期戦略」ということを考えさせられましたよ。

大相撲も私の予測どおり
面白い時代に入ってきましたね。

これで六大関になって、稀勢の里原理主義者の私としては、ようやく大関陣に合口のいい人が入ってきてうれしいです(←そこか)。

今日優勝がかかる鶴竜の相手は豪栄道。結構応援していたんですよ、前は。
いつしか気持ちが離れちゃったのは、イマイチ頭でっかちのお相撲さんだからかも。

そういう意味では鶴竜と同じカテゴリかも、私的に。

今場所の活躍を糧に
ぜひ来場所から鶴竜関には、残りの四大関と横綱を倒してほしいものです!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

でもまあ、お相撲見ていると、いろんな世の中の流れを思い出しますね。

・ずっと右肩上がりっていうのはありえない。よかったり悪かったりしながらよくなっていく(努力していれば)
・いいことは続かない
・悪いことも続かない
・乗り越えられないトラブルはない
・取り戻せない失敗はない
・低迷期はある
・でもいつか突き抜ける
・大事なのは長期戦略

こういうこと知らないと、へこたれちゃうんですよね。

でも発達障害ギョーカイで弱いのはさ、

支援する側が知らなくて、当事者といっしょにおたおたするんだよね。
大した失敗でもない失敗に。

脳みそ的におたおたしやすい人たちなんだから
外付け希望がないとね~。
そして外付け希望って
やっぱり○○○で補えるんだもの。

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