治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

療育と英才教育

2012-05-02 10:18:58 | 日記
なんだか忙しいですね。

今週末から五月場所が始まるってだけじゃなくて

「道徳入門」もやっているし
並行してもう一冊作っている本があります。

歴史と伝統がある、ある会社からのご依頼なんですけれども
お稽古事関係の。

もともとはそこの経営者の方とよく行くレストランが一緒、というご縁だったのですけれども
それからこのブログとかを見てくださるようになり
「発達障害に対する考え方が似ている」っていうことで
ちょうど機関誌の編集に空きが出ていたのにお声をかけていただき

いつも花風社の本を作っているメンバーそっくりそのまま
やらせていただいています。
画伯もフル回転。

ここのお稽古事に関しては
別に発達障害の方を対象にしたものではないです。
どっちかというと、英才教育に近い。

ただそういう場所も、今は発達障害の知識が欠かせないでしょう。
その経緯でブログをごらんいただいて、本をお読みいただきました。
で、お声がけいただき、今度はこちらがそちらの実践を勉強してみたんですが

なんというか
数十年の昔に考案された英才教育に近い教育方法も
長沼先生のおっしゃっている脳科学に基づく療育の理論と、あまり変わらなかったりするんですね。



今脳科学が進むと、
昔からやっていたことが
理に適ったことだとわかってくるのね。

本当に「いいところを伸ばすは治療」なんだなあ、というのが実感です。

まあ人間はずっと人間だから当たり前なわけですが。

というわけで、忙しいながらも充実しています。

5月11日には大阪府立大学公開講座に行きます。
26日には札幌に行きます。
6月17日には大阪に行きます。

という感じです。

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2 コメント

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そういえば (ジェームス母)
2012-05-03 19:31:53
私が子供とどう接したら良いのか全然わからなかった時に、主治医の先生が薦めてくださったのは、『IQ140の子どもが育つ遊びのルール』という本でした。浅見さんのコメントで思い出してもう一度読み直そうと思いました。今息子は会話スキルを身に付けるのが目標なので、キャッチボール大喜利をやってみるつもりです。ありがとうございました。
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出力 (浅見淳子)
2012-05-04 05:23:52
ジェームス母さん、ようこそ。
まあ療育も英才教育ですからね、不思議はないんですよね。
今回の仕事をしていてわかったのは、大事なのは出力なんだなあということですね。
またお越しくださいませ。
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