治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

「治る」と「改善する」の違い

2017-02-24 16:05:46 | 日記
皆さん前記事にお祝いの言葉をありがとうございます。
昨日は花風社創立21年目の日、であると同時に父の十一か月目の月命日でした。考えてみれば、20年目を見届けて亡くなったわけですね。そして昨日私の都合がつけにくく、母がひとりでお墓参りにいくところだったのですが何しろ昨日は春の嵐。テレビには荒れた海の江ノ島が映っていましたので私がやめたほうがいいよと止めて、今日なら一緒に行けるということで、朝ひと仕事して午前中から出かけてお墓参りして帰りに崎陽軒でランチしてさっき帰ってきました。その間にも皆様からお祝いのメッセージをいただきましてありがたかったです。

けれど一人、呪っている人がいますね。こういうの公開するのはもちろん「ほらほら来ましたよ」と皆さんにお知らせするという意味があります。ふうりんさんの指摘通り、みんながお祝いだとか感謝だとか言っていると必ず出てくる負け惜しみ体質の人。こういうの見れば見るほど、発達障害も愛着障害も治ってほしいでしょ? 私の仕事は治る人、治りたい人、治ってほしい人を増やすことなので、「こういう人間に育ってもらいたくないわ」と思われるようなコメントはむしろ積極的に公開することがあります。

それと何度でも言いますけど、呪いや悪口は打撃を与えられないんですよ。逆に言うとよこはま発達クリニックが客引きするようになったのは私が悪口言ったからではなく、単純に時代が変わったからです。有名クリニックで診断されるだけでありがたがってお金出す人が減ったからです。治りたい人が増えたし治る人も増えたからです。

実は今日出かける前のひと仕事として、鹿児島講演のレジュメを主催者さんにお送りしました。レジュメを作るにあたり、なぜ今回こよりさんと私を呼ぼうと思ったのか企画意図をおききしたのですが、そのうちの一つに「治るんだって鹿児島の人たちにも知ってほしい」というのがありまして、そこも入れました。そして「改善する」と「治る」の違いを結びに持ってくるようにしました。はっきりと説明します。鹿児島にいらっしゃる方たちは楽しみにしていてくださいね。

発達は改善にとどまりません。治ります。なぜかというと、まだ人類には地震が止められないのと同じ理屈です。地震は天災。自然生成。そして中枢神経も脳も自然生成物ですよね。

今のところはこれくらいにとどめておきます。

昨日、あと四十年経ったころ花風社からも100万部の本が出るかもなあ、なんて考えていて、そういえば今はおばあさんたちの本が売れているから、九十過ぎたら来し方を振り返って人生訓みたいなポエムみたいな本を書いてみようかしらと老後の楽しみに夢を馳せました。「置かれた場所で咲きなさい」みたいな、歳月を経た人しか書けない本もあるはず。

そして、私が90歳過ぎて書く本の仮タイトルを「Mein Kanpf」にしました(ブ)。

もちろん最終的にはこんな陳腐な(ブ)タイトルにはしないと思いますが

治らない治るなんて差別なんで改善じゃなくて治るというのクラスタのつまらないいちゃもんとの戦いも

いずれ作品に昇華させようと思います。

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