治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

追っかけ

2019-02-04 09:21:05 | 日記
土曜日、相模原駅前でタクシーに乗って「相模原市民会館」と告げるとドライバーさんが「またあ」みたいな反応でした。
着くと玄関口に待機の列が。
「今日いったいなんなんですか?」「コンサートなんですよ」
そうです。私にとってはこの三ヶ月で3回目。奄美の歌姫里アンナさんのコンサートだったのです。「西郷どん」のメインテーマを歌ったあの人ですよ。

去年の8月、品川で「AMAMI FESTIVAL」が開かれ、奄美の唄者が大集合しました。
そのときに度肝抜かれたほど感動したのが里アンナさんの唄です。
超有名な元ちとせさんは大貫禄。何度も生歌を聴いています。これだけ有名になった今も奄美大島に住みそこで子育てしているそうです。きっと子育てには環境的にもお身内が近くにいるという意味でもいいのかもしれません。そして唄者という会社に通わなくていい仕事だと好きなところに住めますね。
城南海さんは生で見たのは初めてでしたが、東京生活が長いときいて納得の雰囲気でした。なんというか、都会の人って自分の相対化が上手ですね。そういう感じ。
でもなんといっても、里アンナさんの迫力には魅了されました。それと、国際性。フィギュアクラスタには嫌われる言い方なのかもしれませんが、金妍児的な国際性。実際に歌姫の中では外国関係の仕事が多いようで面白いもんですね。
私はこの人を私の歌姫に決めたのです。



こんな曲目。
ポップスありカバーありシマ唄ありの大満足の内容でした。
相模原市鹿児島県人会が後援とかいって、あの小さな相模原に(一応県内3番目の政令指定都市ですが)そんなもんがあるのかと思いましたが、アンコールの「六調」(沖縄でいうカチャーシー)になるとネイティブ奄美アンの人がきちんとあぶり出されていました。腰の曲がったおじいさんとかが急にすっくと立って踊る。小さい頃に覚えた動きは忘れられないんだろうなあ。それに、神田橋先生や愛甲さんが言う「退行」ですから立派な治療ですね。

帰りはバスの列にわけもわからず並んだら、相模原駅に着いたので、安くなってたステーキ肉買って帰ってきました。追っかけ終わり。



そういえば私の取っ組み合いのライバルの青年も、先日追っかけで沖縄に来ていました。
栗本さんの追っかけでもなければ私の追っかけでもなく、廣木さんの追っかけなのです。廣木さんDVDとかも見て廣木さんが沖縄で以前どういう体験をしたとか、廣木さんがしゃべったの忘れたところまでよく覚えているのです。

彼はたしか、花風社講座に通い始めたときは就労支援を受けていた。でもその後勤め先のお名刺をもらって、就職したんだなあとわかりました。
まともな賃金をもらえるようになると、沖縄旅行も行けますね。観光もして講演もきて、飲み会にも参加して酔っ払って、帰りは眠そうな顔していたから、車社会の沖縄でどうやって帰るのか心配しましたが、「送りますよ」って言ってくださったお客様がいて、よかったなあと思いました。沖縄の人、優しいです。

就職すると、いいことありますよ。
自分の取り分は増えるし、税金を使わなくていいのです。
みんな就職を目指しましょう。
自由が手に入りますよ。