治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

過度な水遊びと多飲が芋本で治った件

2017-10-13 11:40:51 | 日記
夏のはじまりごろ、あるご相談を受けていました。
自閉っ子で、家計に差し支えるほどの水遊びと多飲をするという話。
私は世界的ギョーカイ大大大メジャーであるローナ・ウィング氏が自閉症のお子さんを水の飲みすぎでなくされた話を思い出しました。水の飲みすぎという問題行動はあって、でもそれが直接健康被害になり死に至ったのは更年期と重なったときらしい。逆に言うと更年期まではご無事だった。そして更年期までその問題が消えなかったわけです。

いたましい。
死もいたましいけど、そこまで水を飲まなければいけなかったご本人の苦しさがいたましい。
周囲の人は、解決してあげたい、と思ったことでしょう。

ローナ・ウィングさんと言えばギョーカイメジャーたちが敬礼するような対象ですから、きっと「標準的な」療法をお取りになったんでしょうね。なんだろ。視覚支援かな。コップの絵に×とかするのかな。タイムスケジュールかな。水は何時何分に飲んでいいとか決めるのかな。それとも犬の曲芸かな。

まあともかく水も飲みすぎると命にかかわるわけですね。そして過度な水遊びや多飲は自閉っ子あるあるだと思います。

私はここ数年栗本さんの門前の小僧をやっていますので、水遊びと多飲に悩んで方に芋本をお教えしました。そして先日ご報告。水遊び治まったそうです。そしてほうぼう発達して友だちと遊ぶようになったとか。

そうでしょ。

これは言うまでもなく芋本オリジンの知見ですから

・家でできて
・金がかからなくて
・できたら身体の中に何も入れない

方法です。必要なのはお母さんの二本の腕。そしてたいていのお母さんは二本の腕があるから大丈夫。なくても大丈夫です。椅子でも床でもあればできる方法です。児童デイとか行ってるんだったら支援者の二本の腕でもいいですよ。

栗本さんはただのおっさんで日本のギョーカイメジャーたちが一斉に敬礼するような人物ではありませんが、大ギョーカイメジャーでも解決できなかった問題は解決できるのよ。

いいねえ、東洋の知恵。

皆さんも東洋人なんだったら、それを利用するといいですよ。