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Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

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2007-05-14 | Japan
Monday, May 7, 2007
*午前中、「公園計画論」講義(三週目、千葉大):欧米における公園・緑地の系譜 その1:ヨーロッパ、について
*午後、特別演習ゼミ(千葉大):東京グリーンウェイ計画の4週目。
環境コミュニケーションズの星野さんから、「緑の読本」に掲載予定の校正ゲラが届く。EUにおけるランドスケープアーキテクト資格の相互認証制度について。
*修景社の辻野さんから、昨年10月に「中山道すがもまつり」の一環として開催された街づくりフォーラム「おかげまいりの街づくりーいやし空間と人のわを求めてー」の報告書が届く。巣鴨は全国区の観光地としてだけでなく、今や街づくりにたいしても日本中の商店街から注目を集めるようになった。その巣鴨の街づくりが、最近新たな局面をむかえつつある。

その他:
*ヘッズのホームページがリニュアルされたとのお知らせが届きました。http://www.heads-net.co.jp/
*石川さん(ランドスケープデザイン)、小野さん(東大)、山内さん(東風意匠計画)が寄稿された、「東京人」6月号(「目利きに聞く 庭の愛で方、歩き方」特集)が発刊されたそうです。まだ内容を拝見しておりませんが、このお三方のこと、絶対にハズレはありません。保証します。他の執筆者もビッグネームばかりでいやはやなんとも。。。興味のある方はぜひ書店へ。

Wednesday, May 9, 2007
昼前、二男が発熱したと保育所から電話。午後、大学院の「プロジェクト実習」で学生を連れて松戸市にヒアリングに行く予定になっていたので困り果てた。用事が済み次第なるべく早く迎えに行く旨保育所に伝え、(保険証をとるべく)自宅経由で役所に向かう。役所では、花と緑の課、公園緑地課、農政課、商工観光課、都市整備部企画管理室から、質疑応答を含めてそれぞれ30分ずつお話を賜る。こんなことは滅多にできることではない、お忙しいなかどうもありがとうございました→松戸市関係各課さま。途中、商工観光課までお話を伺ってから、同僚の柳井さんにお任せしてボクは保育所へ。二男と、ついでに長男も連れて病院へ。風邪。仕事を早めに切り上げてきたツマと合流し夕食をとってから帰宅。

Sunday, May 13, 2007
早稲田大学芸術学校で担当させていただいている「公園緑地計画」の見学会:受講生で武蔵野市公園緑地課の職員でもあるSさんのお取りはからいにより、武蔵野市北西部、成蹊大学周辺の公園緑地や住宅地を視察。途中、「木の花小路公園」(このはなこうじこうえん)の敷地の元地権者でおられたHさんより直々に公園建設の経緯とその後の管理体制等についてお話を伺い、公園に隣接するご自宅のお庭でお茶までいただいてしまった。突然の訪問にもかかわらず、ご夫妻で誠に丁寧に対応くださりほんとうにありがとうございました。おかげさまで優雅なひとときを過ごさせていただきました。その後、成蹊大学や吉祥寺本町の住宅街、中道公園(旧田畑貞寿先生邸跡地)、吉祥寺西公園(計画設計:タム地域環境研究所)等を見学ののち、吉祥寺駅前の中道商店街にて軽く喉を潤してから解散。それほど暑くなく、快適なフィールドワークでした。それにしても、こだわりの感じられる瀟洒なお宅ばかりで、緑や住環境に対する住民の方々の意識の高さを痛感しました。写真はこちらをどうぞ。

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2007-05-06 | Japan
Monday, April 30, 2007
義母と妻子と連れだって新緑の水元公園へピクニック。日だまりの中、ブランケットを広げ、ランチのあとの昼寝はまた格別。ザックに偲ばせてきた文庫をおもむろに開き、つぎなるディスクの品定め。

Tuesday, May 1, 2007
*科研実績報告書提出のほか、積み残しになっていた事務仕事を片づける。連休の中休みはこうした仕事を片づけるチャンスではある。それにしても、連休中というのに、学内外の会議の予定が次々と入ってくる。安請け合いしているとあとで自分の首を絞めることになるのだが。
*午後5時過ぎ、子供たちを保育所に迎えに行き、自宅の義母に預けてすぐ大学に引き返し、園芸学部創立百周年記念事業企画委員会出席。最近このパターンが多い。夕食をとっているヒマがないのでこれが結構堪える。

Thursday, May 3, 2007
メイルを開けば仕事が降って湧く、ことは分かりきっているので、連休中は絶対にメイルを見ないことにする、つもりがついつい開けてしまうのは悲しい性。ふん、休み中にこんなメイル出しやがって、誰が対応してやるか、連休明けまで待ちやがれ、と心に決めつつ、ついつい返事を書いてしまうのも悲しい性。。。話変わって、義母が韓国から持ってきてくれた手作りのキムチがあまりにも美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまい、胃を痛める。そんなこんなで、自宅でゆっくりしていたいのだが、子供はそんなことはお構いなし。案の定、散歩に出る羽目に。ああ、胃がシクシク痛む。マンUも負けたし。くそっ。

Friday, May 4, 2007
長男を連れて成田空港に義父を迎えに行く。ひどい渋滞。自宅から京葉道路に乗るまでになんと2時間。冗談じゃない。でも、CDをたくさん持ってきてよかった。久しぶりにまとまって音楽を聴けた。クライバーのベト5&7,ムターのベト・コンときたところで、趣向を変えてボン・ジョヴィのクラッシュ。どうでもいーことだが、「ミステリー・トレイン」って、山達の「ターナーの汽罐車」(アルチザン収録)のパクリじゃないか(と思うのはボクだけか)。。。夜、皆が寝静まってから、造園学会全国大会研究発表会で座長を務めるセッションのラフスケッチ。

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2007-04-30 | Japan
Monday, April 23, 2007
*「公園計画論」の授業(千葉大)2回目。公園と緑地について。
*「特別演習ゼミ」:東京都区部のグリーンウェイの計画。
*第1回矢切研究会:矢切農地の有効活用方策について検討する研究会の初回。以前、学部の授業(2002年度の環境デザイン実習V)で扱った「〈緑〉のローカルプラン:松戸市矢切地区再生のためのプロセスデザイン」(2002年度千葉大学園芸学部環境デザイン実習V成果報告書「〈緑〉のローカルプラン:矢切地区を対象として」、千葉大学大学院自然科学研究科人間・地球環境科学専攻研究科プロジェクトチーム編「臨海都市における自然環境の創出と活用に関する総合的研究」成果報告書(2004年)に所収)。

Tuesday, April 24, 2007
*午前中、締め切りをとうに過ぎた原稿に没頭。
*午後、中野のタム研に赴き、田畑先生、建研の鈴木さん、都の北原さん、パスコの方と打合せ。東京都の最新の緑被現況について。
*帰り際、タム研の秋山さんから「見沼たんぼの環境資産を保全・活用する会準備会」セントラルパーク部会での講師依頼。テーマは「市民協働による公園づくり/フットパスについて」。
*松戸にとんぼ返りで子供たちを保育所に迎えに行く。ふぅ~。

Wednesday, April 25, 2007
*締め切りを大幅に過ぎた原稿「EUにおけるランドスケープアーキテクト資格の相互認証制度について」をようやく脱稿。「緑の読本」の星野さんへメイル。
*大学院授業「プロジェクト実習」(千葉大)の初回。ガイダンス。大学院での初めての実習科目のスタート。しかも1年間通期の実習。今年度から大学院でも論文ではなく「制作」による修了が制度的に可能になった。この実習はそのための布石。齋藤・柳井の両先生とボクの3人で担当。受講生は20人弱。テーマは「みどりで遊ぶ街、松戸」(仮題)。次回は松戸市関係各課へのヒアリングを予定。
*高田馬場に移動し、「公園緑地計画」(早稲田芸術学校)の授業。「制度としての都市公園:公園ゴミ箱論試論」。

Thursday, April 26, 2007
*教授会:園芸学部創立100周年記念事業にて建設予定の「記念館」の建築位置について討議。
*息子らの誕生会など。

Friday, April 27, 2007
*息子らを保育所に送り届け,朝一で授業の準備。西千葉に移動し昼食も食べる間もなく,エコデザイン論(2)の授業(3回目):「環境共生とランドスケープデザイン」について。
*授業終了後、学生時代によく行った南門前の中華料理屋で遅い昼食をとり、駅前のドトールで食後のバニララテ。大急ぎで松戸に戻り、メイル対応など雑用を済ませてから、18時過ぎに再び保育所へ。子供をピックアップし松戸駅でクルマごとツマにバトンタッチしボクは表参道へ。
*造園学会関東支部幹事会:表参道のウィメンズプラザにて、赤坂さん(千葉大)、高橋(輝)さん(千葉大)、池尻さん(プレック研究所)、片受さん(横浜市港湾局)、河村さん(東光園)、阿部さん(東農大)らと関東地方の造園空間資産インベントリーの試作に向けた臨時の打合せ。

Weekend, April 28-29, 2007
*土曜日、ほんとうに久しぶりに締め切り仕事から解放され,晴れ晴れとした気持ちで子供たちと散歩へ。ところが、遊んでいるのも束の間、突然西の空が暗くなり雷鳴が轟き始めたので買い物を済ませ早々に帰宅。ほどなく雨がパラパラと舞ってきた。終日、自宅で息子と遊ぶ。
*日曜日、韓国から義母が来るというので、クルマで成田に迎えに行く。

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2007-04-25 | Japan
Monday, April 16, 2007
*「公園計画論」(千葉大)の授業開始。午後はゼミ。
*千葉大学園芸学部創立100周年記念事業の臨時打合せ。
*非常勤講師をお願いしている兵庫県大のサイトー先生から、大学院の「公共空地特論」の成果報告書「横浜都心臨海部の活性化」が送られてくる。

Tuesday, April 17, 2007
*恩師の田畑先生から各種資料をいただく。先生が寄稿(「旧堀田邸の復元整備」)された「佐倉市史研究」(第20号,平成19年3月)など。
*ドイツから、ベルリンのランドスケープ・プランニング&デザインコンペ、通称「レンネ賞」の開催通知と作品集が送られてくる。

Wednesday, April 18, 2007
*午前中、造園学会全国大会分科会「アーバニズムとどう向き合うか? その5 都市の縮退と郊外のランドスケープ」の発表要旨をとりまとめて学会に送る。
*大学院の授業「プロジェクト実習」の打合せ。
*今夕の早稲田芸術学校の授業「公園緑地計画」の準備。

Thursday, April 19, 2007
*午前中、大学院の授業「エコデザイン論1・2」(千葉大)の準備。
*午後は論文ゼミと院生の研究紹介など。

Friday, April 20, 2007
*西千葉で「エコデザイン2」(博士課程)の授業の2回目。後半担当させていただく「エコデザイン1」(修士課程)の受講者数が60名を超え、廊下で立ち見状態につき、教室を変更するとのこと。大学院の授業でこんな人数ってありですか。やれやれ。
*午後は松戸に戻り、諸々の雑用を片づけ、来週月曜日の矢切研究会の準備など。

Weekend, April 21-22, 2007
*土曜日、締め切りを大幅に過ぎた原稿があったのだけれど、子供の要求に抗えず散歩に出かける(←決して子供のせいにしているわけではない)。途中、松戸ラドン温泉で昼食。台地に上がりいつもの畑を通って和名ヶ谷クリーンセンターで小休止。松戸市長に直接お願いした甲斐あって、公園のスロープの工事が始まっていた。ちょっと遠回りではあるが、これでお母さんたちがベビーカーを押したまま公園にアクセスできるようになる(現在は階段しかない。それも長い)。言ってみるものだ。
*日曜日、昨日のタイムロスを埋めるかのように原稿書きに没頭する(ことはできず、子供の面倒をみたり、買い物に行ったりと、、で、結局徹夜)。

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2007-04-19 | Japan
Monday, April 9, 2007
新年度初回のゼミ:学部4年生11名、修士1年生5名、修士2年生6名、博士1年生2名、博士2年生2名、博士3年生2名、研究生1名の総勢30名弱(内留学生11名、台湾、コスタリカ、中国、韓国)の大所帯で新セメスターをスタート。自己紹介、今年度のゼミテーマ、運営体制などの確認の後、各部屋の大掃除。

Wednesday, April 11, 2007
*大学院授業「プロジェクト実習」の打合せ
*大学院博士前期課程入試合格判定会議、新年度初回の教授会など
*早稲田大学芸術学校都市デザイン科「公園緑地計画」の授業スタート:今年度もプレイスメディアの吉田さんと担当させていただくことに。

Thursday, April 12, 2007
*院生と研究打合せ:つくづくいいなぁ、中国の山水画。
*大学院園芸学研究科ガイダンス、大学院修士課程の授業「プロジェクト実習」の説明。

Friday, April 13, 2007
エコデザイン論1・2:大学院の修士課程と博士課程を対象とした工学研究科との共催による新設科目。今日はその初日のガイダンスで朝から西千葉本部に赴き、一緒に授業を担当するウエダ先生(デザイン工学科)と打合せ。自分で言うのもなんですが、「エコ(ロジー)」をキーワードに製品デザインから空間、環境のデザインまでを読み解こうという、非常に野心的な内容です。大学院の選択科目だというのに40名超という受講者数。気合いが入ります。

Weekend, April 14-15, 2007
*土曜日、ツマの用事に付き合って筑波に行く。例のごとく松見公園でランチ&野外コンサートを楽しんだあと、センターまで歩き、駅前の Q't でショッピング。国総研に立ち寄り帰路につく。良い天気だった。
*日曜日、造園学会全国大会分科会の発表要旨の準備。

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2007-04-09 | Japan
Tuesday, April 3, 2007 新年度に突入なるも昨年度の仕事を引きずっている
*午前中、新園芸学部・大学院紹介用パネル(千葉大)の修正原稿データを持って神田の印刷工房へ。
*平成19年度日本造園学会全国大会研究発表論文「イングリッシュ・ヘリテッジによる歴史的公園の登録とその基準」の初校が届く。
*園芸学部創立100周年記念事業企画委員会:栗生事務所から記念館の基本構想案が出てきた。

Wednesday, April 4, 2007
*午前中一番で新学部・大学院紹介用パネル(千葉大)の再修正データの提出。
*平成18年度日本造園学会企画委員会制度担当アンケート提出等諸々の対応。
*夕刻、巣鴨に移動。久しぶりの巣鴨。様々な問題が一斉に動き出し、いよいよまちづくりが待ったなしの状況に突入。今後の対応と取り組み体制について協議。

Thursday, April 5, 2007
*午前中、刷り上がった新学部・研究科紹介パネルの掲示(千葉大学園芸学部E棟2階)
*午後、新体制での初めての会議2件:環境造園学領域会議、新緑地環境学科(学部)・新緑地環境学コース(大学院)合同会議。新年度より、千葉大も遅ればせながら大学院が重点化され、我々教員の所属が園芸学部から大学院園芸学研究科に異動となりました。大学院園芸学研究科は、大学院工学研究科,大学院理学研究科、大学院融合科学研究科とともに千葉大学大学院自然科学系研究科アソシエーションを構成します。この改組により、部局毎に学部と大学院が一本化されるかたちになりました。詳しくはこちら。また、研究室という単位が事実上解体され、教員個人体制になったほか、私の役職である「助教授」も「准教授」(助手は助教、教授はそのまま)に変わりました。私の所属する大学院コース・領域は緑地環境学コース環境造園学領域で、このほかに「緑地科学領域」「環境健康学領域」があります。
*そのほか、研究室事務の引き継ぎなど

Friday, April 6, 2007
*院生の調査研究に随行し北の丸公園(1969年開園)のフィールドワーク(“名作再訪”企画 Masterpieces Revisited Project 第1弾):東洋大の入学式で賑わう武道館をよそにしっとりとした落ち着きを見せる同公園。池周辺の造園設計を伊藤邦衛氏が担当され、日本造園学会賞受賞。管理事務所でいろいろ貴重なお話を伺う。入学式をサボって公園で屯している東洋大新入生アリ(笑)
*新入生ガイダンス(千葉大):教員自己紹介など

Saturday, April 7, 2007
*日本造園学会企画委員会(今年度最終):5月の全国大会のプログラムおよびその運営体制。企画だけで逃げようと思っていたミニフォーラム「造園専門教育プログラムの適格認定制度の在り方」に急遽パネラーとして出演することに。。。
*学会事務局に行ったついでに、院生と進めている研究のための調査の一環として、日本造園学会賞受賞作品の申請図書及びジャッジペーパーの開示請求。

Sunday, April 8, 2007
*春爛漫の多摩ニュータウンを歩く:5月の日本造園学会全国大会分科会の仕込みとして、多摩ニュータウンのアーバンエッジを踏査。石川さん、日建設計のネモトさん、都市機構のタケダさんらのほか、この日6歳の誕生日を迎えた長男も同伴しての濃い~フィールドワークだった。
*夕方、松戸に戻り、ツマと二男と合流しトイザらスに向かう。長男はこの日トイザらスでプレゼントをゲットすることだけを夢見て多摩丘陵を元気に歩き通したのだった。その後、某イタリアンレストランにて誕生日を祝い食事。

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2007-04-02 | Japan
Monday, March 26, 2007
*大学紹介パネルの編集作業(千葉大園芸)に終日追われる。
*帰宅し子供らを寝かしつけてから、兵庫県大との日韓中共同研究(東アジアランドスケープ研究会)の作業にとりかかる。なかなかまとまった時間がとれず作業がもたついている。ほかにも年度内に仕上げなければならない原稿を1本抱えているうえに、新年度からの大学院の授業(千葉大)の準備が全く手つかず。

Thursday, March 29, 2007
*研究科・学部紹介パネル(千葉大)のデータ入稿のため赤坂さんと西神田の印刷工房へ。アウトライン化の作業を忘れ急遽出先で作業。
*帰路、赤坂さんに連れられて、文化財保存計画協会を訪ねる。ジャパンICOMOSへの入会のお誘い。
ICOMOSパリ本部
ヴェニス憲章
世界遺産条約

Friday, March 30, 2007
*ようやく兵庫県大との日韓中共同研究の担当章「アーバンフリンジにおける環境資源保全・創出のためのパートナーシップの形成」を脱稿する。締め切りを過ぎてしまい、関係のみなさまにはたいへんご迷惑をおかけいたしました。
*環境デザイン学講座デザインジャーナル「萌-moe-」(千葉大)が刷り上がってきた。イメージが一新され、クールな紙面に仕上がっている。編集担当の学生諸君、ほんとうにおつかれさま!

Sunday, March 31, 2007
*日本造園学会ランドスケープ技術研究委員会評価・システム部会の平成18年度活動報告を提出。
*平成19年度日本造園学会全国大会分科会の企画最終案「アーバニズムとどう向き合うか? その5 都市の縮減と郊外のランドスケープ」を提出。

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2007-03-25 | Japan
Monday, March 19, 2007
*科内会議及び臨時教授会(千葉大)
*日本造園学会より今年度最後の企画委員会開催案内
*2007年度(第42回)都市計画学会学術研究発表会査読者登録の依頼があり承諾。
*兵庫県立大との日韓中共同研究のパネル用原稿「アーバンフリンジにおける緑地環境の保全・創出のためのパートナーシップの形成」を提出。

Tuesday, March 20, 2007
*午前中、第5回新川耕地有効活用の策定に係る検討幹事会(流山市):2ヶ年の調査期間を終え今回で最後となる幹事会。新川耕地有効活用具現化に向けた調査:新川耕地自然活用型土地利用ゾーン検討調査報告書の最終案がまとまった。
*午後は金沢八景に移動。千葉大学園芸学部創立100周年記念事業で建設予定の100周年記念館の参考事例として横浜市立大学交流プラザ(創立75周年記念、設計:飯田善彦))を視察:市立大スタッフの方のご案内で、賀来さん(グリーンダイナミクス)、栗生事務所の方々、企画委員会メンバーと一緒に見学。
*帰路、秋葉原に寄りツマの誕生祝いの品(iPod/30GB)を購入。

金沢八景について:この土地には思い出がある。ボクの横浜時代(0~12歳)の後半、週末ともなると父と足繁く通ったところだからである。目的は釣り。平潟湾の村本海事さんから渡船で野島防波堤によく行った。当時小学生だったボクにはクロダイは一度も釣れなかったけれど、小物がいろいろ捕れた記憶がある。第二海堡にも二三度行ったことがあったけれど現在は渡船も釣りも禁止とのこと。それよりなにより、金沢八景界隈の変わりようにびっくり。「京急な駅前」は駅直近の数ブロックに残されるのみ。

Thursday, March 22, 2007
*科内会議(千葉大):次期コース長・領域長選挙、4月からの新コース・新学科の紹介パネル案の検討、改組後のJABEE受審について。
*転学・大学院進学志望の他大生の訪問を受ける:他分野(それも人文系)からの希望者が年々増加の一途。
*環境デザイン学講座デザインジャーナル「moe」(千葉大)の印刷発注の件で担当の院生と打合せ。

Friday, March 23, 2007
*科研最終成果報告書脱稿
*卒業生・修了生を送る会(千葉大)

Saturday, March 24, 2007
*日本造園学会誌「ランドスケープ研究」Vol.70 No.4 に平成18年度日本造園学会全国大会分科会報告「アーバニズムとどう向き合うか? その4 人口減少社会におけるランドスケープのデザイン」およびランドスケープ技術研究委員会編「公共造園空間の保全・整備における設計・施工・管理-その連携と空間評価-に関わる提言」が掲載されました。5月の全国大会では「アーバニズムとどう向き合うか? その5 郊外の再生とランドスケープのデザイン」をやります。
*都市環境デザイン学研究室の追い出しコンパ(千葉大)

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2007-03-17 | Japan
Monday, March 12, 2007
*個別学力検査後期日程試験監督(千葉大学):受験予定者名簿を見ていて気付いたのだが、今年からついに平成生まれの子供達が受験してくるようになったのだ。来年になると昭和生まれはもはや浪人生だけとなる。いやはや。
*科研成果報告書とりまとめ作業:原稿がなかなか集まらず苦戦!

Tuesday, March 13, 2007
*研究生と研究打合せ、ビッグディグ・プロジェクト(ボストン)のスライドなど
*科研成果報告書とりまとめ作業および製本依頼
*兵庫県大のイチノセ先生とツマと日韓中共同研究成果とりまとめの打合せ@飯田橋市民活動センター
*日本造園学会より諸々の連絡:企画委員会開催通知および全国大会における研究発表会のための準備作業について座長担当者に依頼があった。

Wednesday, March 14, 2007
*新大学院園芸学研究科および新園芸学部の概念図の修正
*「情報リテラシー」授業担当者説明会(千葉大):午後から西千葉本部に移動。今年はいくつかいい情報が聞けた。例えば、大学関係者なら誰でも使用可能な認証付きネットワークシステムが新年度より運用が開始されること。今更ではあるが、これにより個々人がプライベートで契約しているプロバイダーのサーバ等に大学からいつでもアクセスできるようになる。また、授業に受講登録した学生全員と担当教員のメーリングリストが自動的に作成されるサービスがやはり新年度からの運用を目指して準備中とのこと。これは便利そうである。さらに、西千葉地区キャンパス内(屋外)での無線LANサービスが開始される。そのほかにも総合校舎や普遍教育の共用スペースが大々的に改修中で、厳しい財政事情ながら予算が「適正に」使われている印象を受けた。というか遅きに失したと言うべきか。

Thursday, March 15, 2007
*大学院進学希望社会人の研究室訪問を受ける
*担当の院生と環境デザイン学講座デザインジャーナル「萌 moe」(千葉大)の編集打合せ:今号で7年目に入る設計実習および卒業制作の優秀作品集であるが、今年は編集作業が遅れに遅れている。「萌え~」なんて言葉が流行るずっと前からこのタイトルを使用しているので誤解なきよう。
*平成19年度日本造園学会全国大会・通常総会に向けた資料作成について依頼を受ける:僕が幹事を務させていただいているランドスケープ技術研究委員会評価・システム部会の活動報告について

Friday, March 16, 2007
*環境デザイン学講座デザインジャーナル「moe」の原稿作成:昨年の環境デザイン実習(千葉大3年)で扱った「第1回 江戸園芸まつりグリーンアート・フェスタ '05 in すがも・おおつか」の出品作品の紹介・講評等。
*園芸学研究科紹介パネル(千葉大)の「修了生のいま」というコーナーに掲載予定の原稿を依頼するためにプレイスメディアで活躍中のシモダ君に久しぶりに連絡をとる。

京都市の新景観条例について:一部反対意見を押し切って制定されたらしいが、よくやったと思う。市域全域で建築物の高さ規制を強化(45mから31mへ、既存不適格物件は建て替え時に規制を適用)、名所や借景等の眺望景観を保護するための建築物の意匠・高さ規制のほか、屋外広告物については既存不適格をも認めない(7年以内に撤去、点滅照明の使用も禁止)厳しい内容だ。僕はこの条例を全面的に支持する。とは言え遅きに失したというのが本音だけれど。京都クラスの歴史都市が、いままでこのようなルールを持っていなかったこと自体、「グローバル・スタンダード」に照らして異常な事態だったのだ。世界の名だたる歴史観光都市であればどこだってこの程度のことはやっている。その意味で、規定の内容自体に何ら目新しいことはない(もちろん国内では画期的なことだが)。ここのところ、工場立地法の緑地規定緩和、国立公園へのタービン設置の検討開始等々、経済界寄りの施策や動きが相次いでいただけにじつに胸のすく思いだ。
京都市都市景観課ホームページ

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2007-03-10 | Japan
Monday, March 5, 2007
*科研成果報告書とりまとめ:中国に帰国中の留学生から掲載予定のデータが届く。
*兵庫県立大主催日韓中共同研究のワーク:見沼田圃における広域的緑地環境管理の枠組検討のための参考事例として、グリーンスペース・スコットランドの戦略的グリーンスペース・パートナーシップ(SGPs)についてリサーチ。
*早稲田大学芸術学校より非常勤講師の委嘱状が届く:担当は「公園緑地計画」。
*「森林科学」誌JABEE特集号(日本森林学会)の原稿執筆依頼

Wednesday, March 7, 2007
*4月からの改組新メンバーでの初の科内会議、終了後、臨時教授会(千葉大緑地環境学科):教育研究分野(研究室)の事実上の解体(教員個人体制への移行)がほぼ認られたほか(大学院はこの4月から、学部は年次進行)、総務委員会の廃止等々、結構重要な案件があっけなく決まる。
*千葉大学大学院新園芸学研究科・新園芸学部紹介パネルのコンテンツ及びレイアウト説明会
*引き続き兵庫県立大主催日韓中共同研究のワーク

Thursday, March 8, 2007
*千葉大個別学力試験(後期日程)監督者等説明会
*科研成果報告書取りまとめワーク(継続)
*グラスゴウ・クライド峡谷ジョイント・ストラクチャープランの重要施策である「グリーンネットワーク」についてリサーチ:それにしてもイギリスはいまグリーンスペースが熱い。「オープンスペース」ではなく「グリーンスペース」なのである(直訳すれば緑地、緑空間であるが定義をみるに土地概念であることは明白)。この意味するところについて、ドイツのグリュン・フレッヒェン、日本における緑地概念との比較も交えつついずれしっかりと検証しなければならないと思っている。日本ではオープンスペースをその当初こそ「空地」と訳したものの、やがて一般に緑地と訳すことを常態としてきたことの意味についても再検討を加えるべきだろう。日本の文脈からすればいささか手垢にまみれた20世紀の概念と言ってもよい「緑地」がいまイギリスで再び脚光を浴びている。このことをどう評価するかが問題である。「いまごろ緑地!?」では済まされない意義が見え隠れしているような気が個人的にはする。それは「環境」でも「エコロジー」でもなく(もちろんそれもあるがそれ以上に)、「経済」「社会」「正義」との強烈なリンケージである。その意味でまさに緑地ルネッサンスと呼んでよい状況がそこにはある。

Friday, March 9, 2007
シンポジウム「美しい日本をつくるには?」-ランドスケープアーキテクトの視点から-:途中参加のうえ中座してしまったのでコメントは差し控えるべきであろうが、それでも感想を一言で述べさせていただくならば、それは「危機感」である。「美しい景観」を話題にしているのに美的感性をくすぐられるような内容のシンポジウムではなかった。正直なところ、景観(ランドスケープ)の旗手として世に打って出るには物足りなさを感じた(このシンポジウムは、(社)ランドスケープコンサルタンツ協会 美しい景観事例集編集委員会編『美しい景観・まちづくりに役立つ景観 55事例』(環境コミュニケーションズ)という書籍の出版を機に企画されたものであるが、この刊行物についてのコメントは項を改める)。もちろん、僕は「一当事者として」危機感を抱いているのであって、(大学人によくあるように)大所高所から高見の見物を決め込むつもりは毛頭ない。

ではこうした状況をいかに打開していくべきか。大学人として僕がコミットメントできることとしてまずはデザイン教育のより一層の強化(場合によっては再生)である。設計能力が低いと言っているのではない、設計されたものをいかに他者に伝えるか、その表現力、すなわちコミュニケーション能力をも含めた訴求力を高める技能(広義のデザイン力)の教育がほとんど欠落している。一方、研究者としての僕がすべきこととしては、実践の成果(アウトカム/外部効率性)をちゃんと評価すること、そのための基準や批評理論をしっかり組み立てることである。最後に、少しばかりの実践者としての僕が努力すべきこととして、様々な場や局面における「運動」と「制度」の架橋、である。

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2007-03-05 | Japan
Monday, Feb.26, 2007
プレイスメディアの吉田さんと非常勤講師(公園緑地計画担当)をやらせていただいている早稲田芸術学校都市デザイン科の「講義要項」の修正。
*僕がコンタクトパーソンになっている韓国の慶熙大学(千葉大学協定校)の紹介文(2007年度海外留学用パンフレット「世界で学ぼう」掲載予定)の作成。
*来年度からの新科目「エコデザイン論」(千葉大学大学院工学研究科との共催科目)のシラバス作成:大学院修士課程と博士課程対象科目ということで、たいへんなことになってしまった。この3月は授業の準備でまた忙しくなりそう。
*日本造園学会より平成19年度全国大会分科会開催の受理通知が届く:テーマは「アーバニズムとどう向き合うか? その5 郊外の再生とランドスケープのデザイン」で、この分科会もいよいよ今年で5年目。またプレゼンの準備だ。よろしくお願いします>各位。

Tuesday, Feb.27, 2007
*研究科・学部紹介パネルのデザイン検討:来年度からの大学院および学部改組(千葉大学大学院園芸学研究科および千葉大学園芸学部)にあたりパネルの内容とデザインを一新するための準備。
*科研実績報告書及び成果報告書の準備
*兵庫県立大主催の日韓中共同研究「日中韓におけるランドスケープの形成・保全・再生に関する比較研究」の原稿準備:僕の担当は「マスタープランの内容と効力、緑のあり方とその実践」「インナーシティの活性化のための自然・緑からのアプローチ」。

Wednesday, Feb.28, 2007
*引き続き、研究科・学部紹介パネルのデザイン検討、科研成果報告書の取りまとめ及び製本見積もりなど
*いよいよ年度末突入:ああ兵庫県立大との日中韓共同研究が悩ましい。ほかにも年度内の報告書がまだ一本残っている。4月からは、通常のルーチンワークの授業に加えて大学院修士及び博士課程(千葉大)の講義2本が新規担当となるうえ、早稲田の講義もまた再開する。改組でお役後免になると思っていた普遍科目「情報処理」も継続とのこと。大学院重点化(千葉大)にともない修士課程の授業もまったく手を抜けない(←いままで手を抜いていたという意味ではありません)。ひとつ期待しているのは、今度の改組で大学院修士課程に実習科目(プロジェクト型)が新設されたこと。僕はその担当にもなっているので、嬉しい反面、今年1年体力が持つか、となかば怖くもある。

Thursday, Mar.1, 2007
*ひょんなことから某誌資格制度特集号におけるヨーロッパのランドスケープアーキテクトの資格制度についての原稿依頼:最近たまたま別件でランドスケープの専門教育適格認定制度のことを調べていたこともあり、グッドタイミング。EU圏内における近年のランドスケープ資格制度の動きについては目まぐるしいものがあるので、まとめておく良いチャンスと思い依頼を受ける。
*平成19年度日本造園学会全国大会研究発表会の座長の依頼をいただく:公園緑地計画論(仮題)のセッション。昨年度から座長の裁量でディスカッションを自由に組み立てられるようになった。面白そうな研究発表論文が集まっているセッションなので即承諾。

Friday, March 2, 2007
*大学院博士課程(千葉大)の案内パンフに載せる教員個々人の研究テーマ(キーワード)の文案作成
*平成19年度日本造園学会全国大会分科会「アーバニズムとどう向き合うか? その5 郊外の再生とランドスケープのデザイン」の打合せ:タカハシさん(マスターピース)、イシカワさん(ランドスケープデザイン)、ネモトさん(日建設計)と新宿にて。今年5年目を数える分科会の内容検討と、5年分の取りまとめ方、その他ここ数年懸案となっている出版企画等について打合せ。毎度のことながら、ヒューモアを交えた密度の濃い議論は、僕にとってとても貴重な時間だ。とは言え、久しぶりに盛り場に出るとじつに疲れる。

Weekend, Mar.3~4, 2007
所用のため、5歳の長男を連れて静岡の実家へ。静岡県コンベンションアンドアーツセンター(通称グランシップ)と東静岡駅をつなぐペデが古代東海道の軸線上につくられていることを知れば、(県民には評判が悪い)グランシップの建築もまた違ったイメージで立ち現れる。僕は言われるほどに悪くはないと思うが、県民にデザインの意図を共有させるプロセスに不備があった(というかそういうプロセスが結果的になかった)のではないか。また、今後東静岡駅周辺が開発されビルが建ちならんだ暁にグランシップのデザインの強烈な個性と真価が発揮されるようにも思う。いずれにしろデザインについては今の状況だけで評価すべきではないだろう。

それよりなにより、今回の帰省で、1)静岡市周辺の古代条里の存在とそれが現代の街割にも一部継承されていること、また2)古代条里の東西基軸線として古代東海道が位置づけられ現在ではそれにほぼ重なるようにしてJR東海道本線・東海道新幹線が走っていること、3)静岡駅駅南地区の街割は古代条里の南北軸(東に51度振れている)を正確に踏襲しているのに対して、駅北のいわゆる近世駿府城下は古代条里とはまったく異なる論理と基軸方位により都市が建設されており、静岡という街は大きくは古代と近世の街割が重層しているのではないかということ、を知り得たのがなによりの収穫だ。古代官道の特徴は(当時の土木技術水準や地形や水系の存在もあまり顧みず)「直線」であること。あたかも現代において新幹線の路線を決めるがごとく、躊躇なく直線状の最短経路でルート設定がなされている。すごい。
参考:http://hagure3.sytes.net/kusanagi/tokaido.htm
   http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/touzando-m/kodaimichi.html

Wk 8

2007-02-25 | Japan
Monday, Feb.19, 2007
*市川市緑の調査専門委員会議:市川市が進めてきた「樹林地評価システム」の整備の状況とそれにもとづく調査経過について意見交換。相続等で失われる樹林地についてその全てを市が買い取ることは不可能なことから、重要性をきちんと評価し、保全にあたっての優先順位をつけることを意図したしくみ。地目が山林となっている樹林地のうち面積500平方メートル以上のもの(約80箇所、計約25ha)について市が独自に現地調査を行い、生態学的・利用面・都市的性格などの視点から評価、得点化したもの。市長からの緑の調査専門委員委嘱式(2期目)を兼ねた。
市川市緑の基本計画
・第4章 基本的な施策(PDF)
市川市緑の基本計画アクションプラン
・アクションプランの施策(2)(PDF)
*第5回新川耕地有効活用の策定に係る検討幹事会の開催通知:今年度最後の検討幹事会。議題は新川耕地有効活用の具現化に向けた調査検討のまとめ。
*第30回学生設計優秀作品展-建築・都市・環境-(レモン画翠主催)出品・登録依頼:いわゆる「レモン展」への出品依頼を昨年に引き続きいただく。今年の会期は5月21日(月)~5月24日(木)@明治大学駿河台校舎アカデミーコモン2F

Tuesday, Feb.20, 2007
*科研報告書とりまとめ検討
NPO法人“元気・まちネット”理事就任依頼をいただく:同法人は矢口正武氏((株)爽環境計画)が代表理事を務める立ち上げ後間もない組織で、まちづくり活動支援、都市・地域づくりに関わる様々な非営利活動を行っている。

Wednesday, Feb.21, 2007
*「ランドスケープ研究」第4号(次号)に掲載予定の平成18年度日本造園学会分科会(アーバニズムとどう向き合うか? その4 人口減少社会におけるランドスケープのデザイン)の報告原稿および日本造園学会ランドスケープ技術研究委員会編「公共造園空間の保全・整備における設計・施工・管理-その連携と空間評価-」提言の初校提出のため渋谷の造園学会事務局へ。期限を二日過ぎて提出。
*その足でリブロに寄り「10+1」(No.45,都市の危機/都市の再生 特集号,INAX出版,2006)および南泰裕『トラヴァース』(鹿島出版会,2006)を買い、ランチ。さらに駅前で横断歩道待ちをしていたところなぜかQ-FRONTに吸い込まれ、TSUTAYAでメンデルスゾーンの交響曲第3番〈スコットランド〉・交響曲第4番〈イタリア〉(バーンスタイン,イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団,ドイツ・グラモフォン The Best 1000)をゲット。
*平成18年度後期授業成績ウェブ入力(千葉大学園芸学部および大学院自然科学研究科)

Thursday, Feb.22, 2007
*教授会:トップダウン型の意志決定体制を強めていく大学。僕は正直に申し上げて学長以下大学執行部に権限を集中していただくことに大賛成である。加えて、できることなら教授会も「教授だけ」でやっていただき、そのかわりにそこで決定したことの責任もちゃんととってもらえるようなしくみにしていただきたい(学長・理事・部局長・教授たるものそれくらいの仕事と責任を果たしていただかないと困る、いや、僕としてはそうした組織運営業務にあまり関わりたくないというのが本音なのだが、、)。現在、あらゆる情報が助手から教授に至るまで公開され、皆で仕事をこなしているという、一見民主的な状況がみられる。しかし、現在の大学は教授層だけで運営事務がこなせるほどシンプルでなくなっており、だからこそ皆で仕事に取り組んでいる、というのが実態だ。つまり、大学運営業務における「全員参加」は、複雑化、量的増加をみせる現場の業務実態から要請されたことで、体制が民主的にあろうとした結果では決してない。それは、運営体制は民主的に見えても、経営や人事に関する根幹的な権限についてはあいかわらず教授(今後は執行部?)が掌握し続けていることからも明らかである。しかし、それはそれでよい。管理職とはそのためにある。ただ、もうちょっとコスト感覚をもつべきで、どんな組織でもそうだが、「高給」(まあ教授といえど決して高給とは言えないが)にはそれなりの「コストパフォーマンス」が求められるだろうし、「権限」にはワンセットで「責任」がついて回るのだ。
*息子を寝かしつけていたらこっちが寝ついてしまい、気がつくと朝の5時。起きてメイルを確認していたら、二男がオギャ~。

Friday, Feb.23, 2007
*環境デザイン実習V(千葉大学園芸学部)の成果(流山新川耕地自然活用型土地利用ゾーンの計画)の取りまとめ(プレゼンテーション用のヴィジュアル・ブックレットの編集)について受講生と打合せ。
*平成19年度日本造園学会大会投稿論文「イングリッシュ・ヘリテッジによる歴史的公園の登録とその基準」の最終稿提出。
*専攻生の研究成果報告書提出/院生の学会発表論文の申請用アブストラクトのチェック

Saturday, Feb.24, 2007
日本造園学会関東支部主催の造園遺産見学会で品川の「開東閣」(ジョサイア・コンドル設計、1908年竣工)を見学。開東閣は旧岩崎家別邸で現在は三菱グループの所有。非公開。洋風庭園は明治末年の完成で日比谷公園に次ぐ古さ。みごとな管理状態。いいもの観させていただきました。それにしてもKEIOビルのなんたる醜さ。帰路、上野駅のレコード屋さんでチャイコフスキーの悲愴/ロミオとジュリエット(カラヤン+BPO、ドイツ・グラモフォン The Best 1000)を買う。このアルバムは高校時代にレコードで入手したが紛失してしまったので改めてCDで買い直すことに。1000円。当時より格段に安くなっている。

Sunday, Feb.25, 2007
*子供達が通う保育所の父母会に出席:二男の組のクラス役員をやることに。。。
*昨日の見学会・現場セッション(開東閣)の報告原稿をまとめる。

Wk 7

2007-02-17 | Japan
Monday, Feb.12, 2007(建国記念日振替休日)
*学部4年生の卒論発表の予行演習
*イシカワさんが久々に長文でブログに復帰:土曜日のイベントは僕も行きたかったんだけど結局行けなかった。でも克明に記載してくれてあるのでファイバーシティに対するラ系的スタンスの一般的取り方と、そうはいっても面白いじゃん的複雑心理が手にとるようにわかる。分科会、よろしくお願いします。

Tuesday, Feb.13, 2007
*卒論発表会を聴いていたら突然保育所から電話がかかってきて、(長男が)39度超の熱を出したと。どうもグッタリしているようなので、急遽午後は休みを取って保育所に息子を迎えに行く。4年生諸君、発表会を聞けずに申し訳ない。一旦帰宅し昼食をとってから駅前のかかりつけ医へ。幸いインフルエンザではなさそう。共働きはこういう時がたいへんである。ツマの職場は筑波なので、ボクが迎えに行ったほうが断然早い。今朝、出がけに息子が「必ずお昼寝前に迎えに来るように」と念書まで書いて懇願するので、今日はやけに念を押すじゃねぇ~かと思いつつ、適当にハイハイと生返事をしておいたのだが、果たして、息子の希望はかなった。おそるべし。
*医者に行ったついでに駅前の本屋に寄り、内田樹『下流志向』講談社を買う。息子は書店に入るなり「週間 古代文明ビジュアルファイル」(DeAGOSTINI)の創刊号を見つけ、これ欲しい、と言う。正月に行ったミイラ展以降、古代エジプト文明(と言ってもピラミッドとミイラ)がヤツのマイブームで、まあその「趣味」に免じて購入を決意。

Wednesday, Feb.14, 2007
*千葉大学園芸学部平成18年度インターンシップ(環境学実習IV)の成績を付ける。今年も数多くの企業のみなさまにご協力いただきました。改めて御礼申し上げます。

Thursday, Feb. 15, 2007
*国家公務員採用I種(農学II)試験業務説明会をアテンド:午後も大島造園土木(株)西武造園(株)の会社説明会、国土交通省説明会が開催された。
*造園学会事務局から、「ランドスケープ研究」第4号(次号)に掲載予定の平成18年度日本造園学会分科会(アーバニズムとどう向き合うか? その4 人口減少社会におけるランドスケープのデザイン)の報告原稿および日本造園学会ランドスケープ技術研究委員会編「公共造園空間の保全・整備における設計・施工・管理-その連携と空間評価-」提言の初校が届いた。

Friday, Feb.16, 2007
*平成19年度日本造園学会大会研究発表論文について正式な採用通知が届く:表題は「イングリッシュ・ヘリテッジによる歴史的公園の登録とその基準」。今年から論文集が電子メディア化されるのだが、最終原稿は紙媒体で提出とのこと。それじゃあ意味がないじゃないか(怒)。幹事さんのご苦労が偲ばれます。
*同じく日本造園学会関東支部より、「造園資産インベントリ」の作成に向けた造園資産候補の推挙依頼があった。学会選定という意義をどう盛り込んでいくかが課題。
*新研究科・新学部紹介展示パネル(千葉大学大学院園芸学研究科/園芸学部)の構成について検討せよとのお達し。

追伸:どうも調子が悪く身体が思うように動かない。仕事は処理できず溜まる一方。ご迷惑をおかけしております>各位。って、日記書く暇があったら仕事しろって? それは違う。なぜ仕事が思うようにはかどらないかをこの場を借りて説明させていただいているのだから。(←?)

Saturday, Feb.17, 2007
ツマが残業で仕事に出たので今日は子供達と一緒に自宅にいた。。。土曜日に在宅であれば、夕方の5時半、きまって息子と一緒にテレビにかじりつくことになる。ウルトラマンメビウスをみるためだ。メビウスはウルトラマンシリーズ誕生40周年記念番組で、ストーリーはともかくエンタテイメント性にかけては平成のウルトラマンシリーズの中でも間違いなくトップクラスである(コンセプト、ストーリー/エンタメ性ともにバランスのとれた平成のウルトラマンシリーズということになるとやはりウルトラマンコスモスに軍配が上がる)。しかも、今の子供達に向けてというより、その親たち(父親)へのサービスを重視していることも近年の特徴だ。特にメビウスは、初代マン~タロウあたりまでのエピソードをさかんに引用し、当時の怪獣達、それからもちろんウルトラヒーロー達が往年の俳優とともに登場する。今日は、異次元人ヤプールとウルトラマンA(北斗と南)が復活し、Aがメタリウム光線をきめた。次回は郷秀樹(←昭和のイケメンだった)だそうだ。毎回、(昔のように)録画などせずに息子と一緒にテレビを真剣にみる。それにしても40年というのはたいしたもんだ。子供番組とはいえ、30~40年前の自前のエピソードを満載し親子で楽しめるTV番組というのは日本じゃそうない。ぜひ3世代でも楽しめるようがんばってもらいたいものである>円谷プロ

Wk 6

2007-02-12 | Japan
Monday, Feb.5, 2007
*平成18年度日本造園学会全国大会分科会「アーバニズムとどう向き合うか? その4 人口減少社会におけるランドスケープのデザイン」報告原稿脱稿:なんとか「ランドスケープ研究4号」に間に合った。やれやれ。

Tuesday, Feb.6, 2007
*修論発表会(千葉大院環境計画学専攻環境デザイン学講座):出来映えにものすごい個人差があるが、全体的に興味深く聴くことができた。また、今年はわりと各研究室のカラーがよく出ていて色々な意味で楽しめた。不満な点は二つ。会場が良くない。講義室を使用しているためか、発表者と聴衆の位置関係ややりとりがひじょうに硬く、しかも単調になりがち。スタジオ(製図室)でゆったりとやるといいと思うのだが。もう一つは、教員の質問が非常に分かり難いということ。もっと簡潔に的を得た質問ができないものか。学生から質問が全く出ないのも異常な事態。クラスメイトは仲良しグループじゃなくてライバルだ、基本的には。他人を批評して自分を目立たせるくらいの意気込みがないと生き残れないぞ。

Wednesday, Feb.7, 2007
*千葉大院博士課程入試口頭試問試験監督:中国からの留学生がここ数年増えてきた。「留学とは留学先でなければ学べないことを学ぶことである」と僕は思っていたが、この考え方はとくに中国の方々に関して当てはまらないということを最近強く感じている。僕自身は、もしまた海外に留学する機会があったなら、アジアであろうとアフリカであろうと、ヨーロッパであろうと、アメリカであろうとどこであろうと迷わず留学先のことを勉強する。日本のことなんてきれいさっぱり忘れて。。。しかし、中国の方々は日本に来て「中国」のことを研究するのである。こういう状況について僕は数年前まで「日本に留学に来ている意味がない」「中国の研究をするんだったら中国でやればいいんであって日本くんだりまでわざわざ来ることはない」と思っていた。ところが、先に書いたように最近そういう考え方を改めた。

彼らは日本に留学に来てはいるけれども、べつだん日本のことを研究したいとは思っていない(人が多い)。一方、私自身は中国(特に専門である園林分野)について非常に関心がある。もっと見識を深めたいと思っている。であるならば、彼ら(中国の留学生)を通じて、中国のことを知る、というふうに理解すればよいのではないか、と最近考えた。もっと言えば、これまで中国語で頑なにガードされてきた中国文化というものを、留学生による研究を通じて日本語または英語によって開陳する、ということだ。いささか言い方は悪いが、我々としては留学生経由で中国研究をする、という戦略に立つわけである。

ところで、日本に来て中国を研究するというのにはいくつかの理由がある。一つは日本語が壁になっていて、日本のことを研究したくても事実上できない。これはわかりやすいが、中国人に限らず、日本語をしゃべれない(しゃべろうともしない)日本への留学生は確実に増加している(これについてはまたあとで述べる)。また、留学が終わって帰国した後、日本のことより中国のことを研究しておいたほうがなにかと好都合、という事情もあるだろう(日本と中国では基本的なシステムが違いすぎる)。もう一つは僕の推測だが、中国人の無意識の「中華思想」がやはりあるんじゃないのか。そう考えたのは、最近の留学生による研究をみると、「中国文化が日本文化にいかなる影響を与えたか?」という基本コンセプトの研究が非常に多くなってきているからだ。中国文化を知らしめんがために日本に留学しにきてるんじゃないかとさえ勘ぐりたくなるくらいだ。

まあそれはないだろうが、それでは彼らは(日本のことなどべつに勉強したくもないのに)なぜわざわざ日本に留学するのか、という疑問が浮上する。答えはおそらく「(日本での)学位」である。日本の研究はおろか、日本語による研究も関心が薄くなる一方でしかし学位は欲しい。我々としてはいささか複雑な心境だが、これについても僕は積極的にこう考えている。少子化で今や大学は国際的に学生を集める時代になっている。そのためにはできるだけ留学しやすい条件を整える必要があるのだが、大多数の留学生にとって「日本語」がこれまで以上に障壁となっている。「日本語じゃなきゃダメ」ではなく、「英語でもOK」が留学生獲得の必須条件になりつつあるのだ。「日本語をしゃべれず日本のことを研究しようともしない日本への留学生」が急増している理由はここにある。しかし、僕としては、こちらも可能な限り条件を整えて、優秀な留学生に来てもらい、互いにハッピーならそれでいいではないか、と割り切っている。

しかし、本音を言うと、日本に来て日本のことを研究しないというのはとても残念なことだ。でも、ランドスケープの分野で外国人が日本で学ぶべきことって果たしてあるんだろうかと、僕自身疑問に思うことは確かにある。思いつくのは日本庭園くらいなものか。いや日本庭園だって、中国人にしてみれば中国庭園の亜流でしかないのだが。。。古代都市設計、寺院建築、みんなそうである。

Thursday, Feb.8, 2007
*専攻生研究打合せ/研究生打合せ
*臨時教授会
*平成19年度日本造園学会全国大会分科会に向けた資料収集
*A先生から以下の資料をいただく。
・奈良女子大学21世紀COEプログラム 2006年国際シンポジウム「古代都市の空間構造と思想-その現代的展開を目指して-」報告要旨集(主催:奈良女子大学21世紀COEプログラム〈古代日本形成の特質解明の研究教育拠点〉、共催:独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所):ミヤギセンセイの報告の中でイシカワさんの図版がさりげなく引用されていてビックリ。
・日本遺跡学会誌「遺跡学研究」第2号,2005,日本遺跡学会:パブリック考古学について

Friday, Feb.9, 2007
*大学院授業「都市環境学特論II」補習:巣鴨地蔵通りのランドスケープデザイン・ガイドラインの検討案について最終調整
関東農政局より国家公務員採用I種(農学II)試験の業務説明会実施の申し入れ
*今年度修了予定の院生の成績追加報告

Saturday, Feb.10, 2007
*息子を連れて駅前まで出たついでにCD(The Scholars "ANNIE LAURIE: Folk Songs of British Iles")を衝動買い。イギリスの民謡というのはまるでポピュラーミュージックのように聴くことができる。民謡とポップスがつながっているからである。日本の民謡とポピュラーミュージックのあいだには明らな断絶があって、イギリス民謡のようには聴くことができない。すごく残念なことである。
*非常勤講師をやらせていただいている早稲田大学芸術学校から卒業・設計展の案内と学校案内が届く。来年度の学生確保を請われるもこっち(千葉大学)だってたいへんなのだ。

Wk 5

2007-02-04 | Japan
Monday, Jan.29, 2007
*「地域環境管理論」の講義(最終回):地域環境の管理と環境プランニングをテーマに環境管理の体制、総合計画と環境管理計画、イギリスの環境プランニングについて解説。
*「環境デザイン実習I」(最終回):前半担当のタカサキ講師もクリティックに迎え公開発表会・講評会。受講生全員による投票による上位7位までの発表と教員推薦による4名の発表、計11名の発表・講評および全体講評。終了後スタジオで軽い打ち上げ。

Tuesday, Jan.30, 2007
*学部生および院生の卒論・修論要旨のチェック
*千葉大学園芸学部改組に伴い『履修要項』のJABEE関連頁を修正
*平成19年度日本造園学会全国大会分科会の企画

Wednesday, Jan.31, 2007
*学部生および院生の卒論・修論発表要旨のチェック
*「環境デザイン実習V」の発表会・講評会:私を含む5人の教員別に設定された課題の合同発表・講評会。各教員の課題テーマは、外環道路予定地の再生計画、流山新川耕地自然活用型土地利用ゾーンの計画(木下が担当)、千葉大学園芸学部松戸キャンパスの再生計画、中国北京自動車博物館のランドスケープデザイン、奥多摩ネイチャートレイルのデザイン提案。
*平成19年度日本造園学会全国大会分科会企画申込み
*日本造園学会ランドスケープ技術研究委員会編「公共造園空間の保全・整備における設計・施工・管理-その連携と空間評価-」提言脱稿。3年越し。
*千葉大学園芸学部改組に伴う『履修要項』のJABEE関連頁の修正。

Thursday, Feb.1, 2007 はや2月に突入!
*千葉大学園芸学部改組に伴う『履修要項』のJABEE関連頁の修正原稿提出
*院生の修論要旨のチェック
*大学時代の同窓のS氏が偶然に研究室を訪問。しばし歓談。
*H先生から頼まれ事
株式会社小田急ランドフローラ社の新卒採用説明会のアテンド

Friday, Feb.2, 2007
終日、平成18年度日本造園学会分科会(アーバニズムとどう向き合うか? その4 人口減少社会におけるランドスケープのデザイン)の報告原稿の作成に追われる。明日の企画委員会の資料も作成しなければならない。時間がない。

Saturday, Feb.3, 2007
*日本造園学会企画委員会:時間を間違えて遅刻。造園専門教育の適格認定制度の在り方について議論するミニフォーラム(5月の全国大会で開催予定)の企画書を提出。

どうも(造園、特に公共造園)業界の方々というのは学界や大学(教育)に対して不平不満をお持ちのようで、いきおい学会の委員会の場というのがそのはけ口となることがある(これは以前このブログでも書いたように、経団連が日本の教育界に抱く不平不満、という構図のまさに縮小版と言える)。でもそういう場を提供することも学会の大事な役割なのでそれはそれでよい。私もそのことは真摯に受け止めている。しかし、例えば、「いま中国なんかで仕事をすると、建築ファサードのデザインなんかも造園家に依頼されて困るんだよねぇ。日本の大学教育はこういう時代の新しい要求に全く対応できていないよねぇ。」なんて言われると、正直なところ???である。そんなことはあなた方の勉強不足であって、大学教育に責任を押しつけられても困る。

言われたから言い返すけれど、日本のいわゆる公共造園業界の不振は、自らがマーケティングの努力を怠ってきたことが主因である。彼らの仕事は自らが獲得したものではなく、役所の予算獲得の努力の結果である。この意味で私は主に民間を相手にしてきた造園業者や企業が、少なくとも「クライアント」を獲得し続けてきた努力を高く評価したい。。。さて、とは言え、大学もやるべきことが山積みなのは間違いない。ただ、大学の教育システムというのは社会の新しいニーズに応えることもおそらく重要なことではあるが、だからと言って時代に合わせてコロコロ変えてしまうのもまたいかがなものかと思う。教育内容として、長期持続する部分と中~短期的持続する内容をしっかりと見極めて社会のニーズに応えていきたい。