Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

国際都市空間計画デザインコンペティション

2007-11-28 | Fieldwork
(社)日本都市計画学会メールニュースをそのまま転載します。

No.236 配信日:2007年11月26日
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国際都市空間計画デザインコンペティション
フェリザイ/ウロシェバツ市 モビリティセンタープロジェクト


国連コソヴォ暫定行政ミッション(UNMIK)

■概要
フェリザイ/ウロシェバツ自治体は、モビリティセンタープロジェクトを達成する手がか
りとして国際都市空間計画デザインコンペティションを提案しました。国連人間居住計画
コソヴォ(UN-HABITAT Kosovo)がこのコンペティションに協同出資しており、そのプロ
セスを通してコンペティションを支援しています(コソヴォ・プログラムはスウェーデン
政府により支援されています)。
このコンペティションは、「フェリザイ/ウロシェバツ市、中心市街地憲章」を踏まえ
た、現実的かつサスティナブルな改善アイデアを得るために立ち上げられました。
自治体は、モビリティセンタープロジェクトに関連した都市空間デザインの提案を受ける
ためアクションエリアとコアエリアを設定しました。
また、コンペティションは、フェリザイ/ウロシェバツ市中心市街地の将来像を得ること
を目標としています。また、鉄道駅とバスターミナルを地域公共交通拠点として活用する
ことにより、経済環境を改善することが重要となります。コアエリアにおいては、モビリ
ティセンターの基本設計の提案が求められます。提案されるプランは現実的でサスティナ
ブルなものとしてください。

■応募期間
2007年11月17日-2008年3月17日

■賞
最終結果は技術審査部会のアドバイスを受け選考委員会により決定されます。自治体は入
賞したチームとの交渉のもと、提案を変更する権利をもち、そのアイデアの全体または一
部を具体のプロジェクトに反映することとします。
1位 (1提案) 7,000 Euros
2位 (1提案) 3,000 Euros
3位 (1提案) 2,000 Euros

■ウェブサイト
詳細はウェブサイトにてご確認ください。
http://www.unhabitat-kosovo.org/?cid=2,295,251
http://www.ferizaj-komuna.org/

■問い合わせ先
UN HABITAT Kosovo Prishtina Office:
Nazim Gafurri Street 33, 10000 Prishtina Kosovo
Tel +381 38 517 835 (Ext 100)
competition@unhabitat-kosovo.org

注)国際コンペの提出について
郵送前に登録フォームを問い合わせメールに送ってください。
日本からコソヴォへの郵便または国際宅急便は確認済みですが、場合により返送されると
いう事故も起こりえます。提出には余裕を持っていただくことと、郵便事故等につきまし
ては証明書等の提出により対応いたします。

Wk 47

2007-11-26 | Japan
Monday, Nov 19, 2007
*学部の授業「地域環境管理論」。「欧米におけるアーバニズムとランドスケープの関係(その2)」。先週の積み残し分を消化しただけで時間切れとなってしまった。予定よりも1週遅れになってしまったが致し方ない。
*院生の学会発表論文の打合せ。「全国都市緑化ふなばしフェア」の事業報告書の作成と手続き。
*推薦・社会人特別選抜入学試験の判定会議、園芸学部創立百周年記念事業企画委員会など。

Tuesday, Nov 20, 2007
*大学にて日本造園学会関東支部新支部長の池尻さん(プレック研究所)と事務局打合せ。新体制と今後の活動方針について。
*学部生の卒論打合せ。日本造園学会誌ランドスケープ研究「人口減少」特集号の記事執筆のための準備作業として、イングランドのブラウンフィールド国家戦略に向けた取り組みについてネットで下調べ。ものすごいデータベースを発見。これをイギリス人の民族性と言わずしてなんと言おう。詳しくはまだ内緒。
*非常勤講師(公園緑地計画担当)でお世話になっている早稲田大学芸術学校から授業評価調査の集計結果が送られてきた。どこもかしこもみな同じようなことをやっていて最近だいぶ慣れっこになってきた、とはいえ、幸い悪い評価ではなかったのでホッと胸をなで下ろす。が、日々改善の努力が必要なことはいうまでもない。しかし、、、こんな調査やるなんて連絡なかったような気がするぞ。抜き打ち調査ってことかしら? あるいは事前に通知をいただいていたのに僕が忘れていただけなんだろうか。まあどっちでもいいや。

Wednesday, Nov 21, 2007
*午前中、大学院の授業「広域緑地計画論」。市川市北西部地域における資源マップの作成について各自発表・討議。残った時間で、「テムズ川・ランドスケープ戦略」における景観軸による象徴論的構造化の手法や資源の評価のあり方についてレクチュア。
*午後、学部の授業「環境デザイン実習V」。市川市北西部地域における資源マップの作成について各自発表・討議。終了後、学部生の卒論打合せなど。

Thursday, Nov 22, 2007
*午前中、学部生の卒論打合せおよび院生の修論打合せ。
*午後は教授会。終了後、学部生の卒制打合せ。

Friday, Nov 23, 2007 金曜感謝の日(←息子曰く)
市川緑の市民フォーラム主催の「水と緑の回廊見学会(第3回目)」に学部及び大学院の授業の一環として参加。今回のコースは国分川・堀之内ルート。前半のいかにもアーバンフリンジな破綻した国分谷の風景と後半のいかにも高台の住宅地のコミュニティな風景とのコントラストが面白かった。とくに前半の国分谷は、外環(建設中)とそれに平行するかたちで造成中の国分川調節地(24ha)が非常に狭い範囲で相対峙しており、やり方次第では北西部地域で最も「可能性」を秘めた、面白いエリアになると思っている。

Saturday, Nov 24, 2007
筑波研究学園都市に遊ぶ。まあいろいろね。

スクラッチ・ザ・アーバンランド

2007-11-21 | Fieldwork
標記イベント(じゃなくて、ちゃんとした大学の講義だ!)のお知らせです。

早稲田大学設計演習A「特別公開講義」

日時:2007年12月5日18:00~21:00、17時30分開場、18:00開演
定員:当日先着400人(受講学生200人)、入場無料
場所:早稲田大学理工学部57号館201教室(大階段教室)
主催:早稲田大学 創造理工学部 建築学科 後藤春彦研究室、中谷礼仁研究室
連絡先:03-5286-2496(中谷研究室:儀部)

くわしくはこちら →→ http://fieldsmith.net/bslog/archives/2007/11/post_519.htm

Wk 46

2007-11-20 | Japan
Monday, Nov 12, 2007
*午前中、学部の授業「地域環境管理論」の4回目。「欧米におけるアーバニズムとランドスケープの関係(その2)」について。
*午後、学部生の卒論打合せ、院生の修論打合せなど。

Tuesday, Nov 13, 2007
*午前中、造園学会誌ランドスケープ研究71(4)特集記事執筆予定者各位への事前伺い。学部生の卒論打合せ。
*午後、田畑先生と上野学園にて、ほぼ10年越しになっている『緑と地域計画』三部作(古今書院)の出版企画打合せ。既に入稿済みなのだが、部分的に稿を改めるほか最新の論文も追加することに。秋晴れの澄んだ空の下、15階建ての校舎最上階から筑波山、奥秩父の山並み、遠くは富士まで眺望が利いた。
*打合せ終了後、造園学会のランドスケープ技術研究委員会軒各会議に出席するため渋谷の学会事務局へ。「公共造園空間の保全・整備における設計・施工・管理ーその連携と空間評価ーに関わる提言」後の課題について。公共造園におけるデザイン・アンド・ビルドの推進に向けた取り組みの打合せなど。

Wednesday, Nov 14, 2007
*午前中、大学院の授業「広域緑地計画論」。「環境資源の発掘と評価 その1」について各自課題を発表。後半は「東ロンドン・グリーングリッド」における資源の評価について簡単にレクチュア。
*午後は、学部の授業「環境デザイン実習V」。同じく「環境資源の発掘と評価 その1」について課題を各自発表し講評を行う。後半は、「テムズ川・ランドスケープ戦略」における景観軸による象徴的構造化の手法や資源の評価のあり方についてレクチュア。
*授業終了後、学部生の卒業制作打合せ。夕方、サバティカルで日本に滞在中の大学院時代の同級生Bさん(韓国 尚志大学観光学部教授)と夕食。

Thursday, Nov 15, 2007
最近は大学にきていても、授業やら会議やらで研究室を空けていることが多いのだが、久しぶりに一日中部屋でどっかと腰を下ろしていられた。ここぞとばかり、たまった事務仕事などを片づける。しかし、これで仕事をやったような気になっていてはダメなんである。。。日本森林学会機関誌「森林科学」51号に拙稿「JABEE認定後の変化と動きー千葉大学園芸学部緑地環境学プログラムの場合ー」が掲載され、別刷が送られてきた。その他、日本造園学会誌「ランドスケープ研究」特集記事の執筆依頼など。夕方、保育所の個人面談。

Friday, Nov 16, 2007
*大学院博士課程の授業「緑地デザイン学」。「都市空間における公と私:イギリス都市のスクエア」について。数年前、「10+1」誌34号に掲載していただいた拙稿「私道の系譜:18~19世紀イギリスのエステート開発」の内容をベースに、エディンバラのプライベートガーデンの写真約50枚を厳選したスライドショウを交えてレクチュア。次回は、プライベティゼーションとセキュリティの視点からランドスケープ・アーキテクチュアの意義を問います。
*連ちゃんで、大学院修士課程の授業「プロジェクト実習」。ノーコメント。極度の疲労!?により、アフターファイブに予定されていた大学のOB会(千葉県)を欠席。すいませんでした>各位。

Saturday, Nov 17, 2007
推薦・社会人特別選抜入学試験のために休日出勤。

英雄と皇帝

2007-11-16 | Media
P.ヤルヴィ/ドイツ・カンマーフィル・ブレーメンによるエロイカと第8交響曲(RCA, 2006)。小編成のピリオドアプローチということで、一聴した印象はなんかスカスカ。とくにエロイカ冒頭の全奏2連発は快速な演奏と相まって、全く迫力に欠けるのだが、繰り返し聴くうちにどんどん味わいと深みが出てくるのはなぜなんだだろうか。こういう演奏が出てきているのに、いまだにフルヴェンのエロイカが最高!とか豪語する連中の気が知れない。思うに、フルヴェンの地位が揺るがないのは、リアルタイムで、あるいは若かりし時分にフルヴェンに心酔したロートルの方々が音楽ジャーナリズムの世界ではまだまだ「ご活躍中」だからじゃなかろうか。ベートーヴェンの音楽はそれ自体が「重く強い」ので、演奏は軽やかに(でも軽すぎるのはダメよ、ベームみたいに)、しかし響きは厚く、というスタイルが個人的には好きである。フルヴェンは、重たい音楽をじつに重たげに演奏してる。まあそれが彼の芸術なんだろうけれど。。。それはそうと、このCDにかんしていえば、僕はエロイカよりも第8番がイイと思う。ヤルヴィというのは、ベートーヴェンの偶数番シンフォニーをじつに魅力的に鳴らせる指揮者である。4番も良かったし。ただ、ヤルヴィ盤については「録音の勝利」という気がしないでもないが。。。

ところで、最近、ルービンシュタイン/バレンボイム/ロンドンフィル、'75年録音の「皇帝」の廉価版(BMG)が出たので買ってみた。オリジナルはピアノソナタとのカップリングだったと思うが、今回は「ピアノコンチェルト4番」との組み合わせ。評価の高い皇帝よりも僕は第4協奏曲がすばらしいと思った。ここでの皇帝の演奏はちょっとノロいので個人的には???。ベートーヴェンのピアノコンチェルトは1番と4番がとくに好きである。1番は、ナガ~い管弦楽の後に颯爽と始まるピアノと、古典的な形式の中にどうしようもなく滲み出してきてしまうベートーヴェンらしさがたまらなくイイ。第4番は第1楽章のピアノの導入と終楽章ロンドの軽やかさにこれまたベートーヴェンの魅力が横溢しているような気がして、ただただ聴き入るばかりである。これがルービンシュタイン85歳の演奏だとは全くをもって信じがたい。お盛んである。

カール・スタイニッツ教授ほか特別講義のご案内

2007-11-13 | Fieldwork
(社)日本都市計画学会メールニュースをそのまま転載します。

No.231 配信日:2007年11月8日
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特別講義のご案内

“Getting started on a large and complex design”
Carl Steinitz教授(ハーバード大学デザイン・スクール)


“The future city as new nature”
Catherin Bull教授 (メルボルン大学建築・計画学部)


日時:平成19年11月13日(火) 9:30-12:30

主催:東京大学サステイナビリティ学連携研究機構 (IR3S)
東京大学21世紀COEプログラム「都市空間の持続再生学の創出」

会場:東京大学本郷キャンパス 薬学系研究棟10F大会議室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_10_02_j.html
(事前申し込みなど特に必要ございませんので、当日会場まで直接お越し下さい)

【講演要旨】
“Getting started on a large and complex design”
The special problems of beginning large and complex planning/design studies
and projects will be discussed. The talk will include the framework of
questions which I use to organize large landscape planning studies, and
present several strategies for 'getting started'. It will emphasize the
roles of simple drawn diagrams and how they can be combined to rapidly
assess alternative scenarios. Examples from several of prior studies in
Bermuda, Jerusalem, the Madrid region, and Mexico City will be shown.

“The future city as new nature”
Traditionally, the natural areas (the "un-made world") beyond the city were
relied upon to sustain us by balancing the impacts wrought by urban activity
(the "made world") -- cleaning air and water and providing breeding grounds
for plant and animal species on which all life relies. The made world of
settlement has however, extended so far into what was previously considered
nature that this approach is under challenge. Achieving sustainability in
this context requires us to be more careful requires that we are more
careful about where we expand our settlements and how, improving
environmental quality by balancing the made and un-made worlds within
through "positive development" rather than relying on areas beyond the city
to balance our impacts. In the contemporary world, settlement is expansive,
multi-nodal and sub- (or post-) urban rather than urban, a matrix of
development and remnants of nature, the made and un-made. As previous
generations have sought to create a balance between these worlds, so too
must we, re-defining the purpose of open space and nature within the matrix
that now typifies our cities. The discussion explores this idea, suggesting
that we need a new paradigm for our cities -- where the cities themselves
become nature -- new nature -- incorporating functioning ecosystems,
internalizing eco-processes and being the places where we learn what nature
is and has become."

詳細は下記IR3Sウェブサイトより御覧ください。
http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/

本件担当:原 祐二(東京大学IR3S/TIGS 特任助教)

英国と日本の自然環境施設から学ぶシンポジウム

2007-11-13 | Fieldwork
(社)日本都市計画学会メールニュースをそのまま転載します。


No.230 配信日:2007年11月8日
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英国と日本の自然環境施設から学ぶシンポジウム
「アスク・プロジェクト、エデン・プロジェクト」


こども環境学会・エデンプロジェクト・センサリートラスト・英国南西イングランド地域開発公社 共催
こどもたちの健全な成育に重要と言われる自然環境や自然とのふれあいの機会の減少は、日本ばかりでなく、重要かつ国際的な課題となっています。
今回こども環境学会は、おなじ検討課題を抱える英国の環境NGO センサリー・トラストと共同して、日英両国で、障害児と健常児に、身近な自然環境施設へ訪問および施設の評価をしてもらう調査研究事業「アスク・プロジェクト(Ask Project)」を実施しました。
また、英国の環境教育植物園「エデン・プロジェクト」は、植物とひとの生活の関わりを学ぶことをコンセプトとしてつくられた、世界最大級の温室バイオームをはじめ、大変ユニークな自然環境施設として、世界的に注目されている植物園です。
両国での共同調査プロジェクトおよび英国の自然環境施設の優良事例から、2 カ国に共通した、また異なる状況や課題、問題を、英国そして日本の多くの方々と一緒に考え、議論を深め、こどものためのよりよい環境づくりに向けての提言をまとめたいと思います。

【日時・会場】
日時:2007 年12 月2 日(日)9 時30 分~16 時30 分
会場:昭和女子大学 本部館3 階 大会議室 (東京都世田谷区太子堂1-7)
http://www.swu.ac.jp/showa/access.html

対象:こどもの環境、教育、自然、植物に関心のある方はどなたでもご参加ください。
会員以外の方も歓迎です。(定員250 名)
参加費:1,000 円 (懇親会費は別途かかります)

主催:こども環境学会、エデン・プロジェクト、センサリー・トラスト、英国南西イングランド地域開発公社
後援:文部科学省、環境省、国土交通省、東京都建設局、日本環境教育学会、(社)日本建築家協会、
(社)日本植物園協会、ブリティッシュ・カウンシル(以上申請中・順不同)
協力:ビオシティ、大和日英基金、グレイトブリテン・ササカワ財団、国際交流基金

【シンポジウムスケジュール】
9:30-9:40 挨拶、趣旨説明:仙田満(こども環境学会会長)
9:40-12:00 アスク・プロジェクト‐日英自然環境施設調査プロジェクト
○調査報告
・英国調査 リンジー・ロビンソン、スチュワート・スパーリング(センサリー・トラスト)
・日本調査 仙田考、張嬉卿(こども環境学会)
○ディスカッション(約30 分)
シンポジスト:リンジー・ロビンソン、仙田考ほか

13:00-16:20 エデン・プロジェクト‐英国の環境教育植物園
○挨拶 白川洋輔(エデン・プロジェクト)
○基調講演(各60 分)
・エデン・プロジェクトの成り立ち、現在、将来への展望
ジョージ・エルワージー(エデン・プロジェクト運営部長)
・エデン・プロジェクトにおけるあそび・学び環境~すべてのひとに向けて
ジョー・エルワージー(エデン・プロジェクト教育部長、博士)
○ディスカッション(約50 分)
シンポジスト:ジョージ・エルワージー、ジョー・エルワージー、岡島徳岳(日本植物園協会会長)、小澤紀美子(日本環境教育学会会長、こども環境学会理事)、進行:仙田考
16:20-16:30 まとめ:仙田満

17:00- 会終了後、懇親会 (シンポジウム参加費と別途かかります) (上記敬称略)

【「アスク・プロジェクト」英国調査担当プロフィール】
リンジー・ロビンソン氏(Ms. Lynsey Robinson)
センサリー・トラスト ユニバーサルデザイナー(Sensory Trust, Inclusive
Designer)
リンジー・ロビンソン氏は、ユニバーサル及びソーシャルデザインを専攻し、持続可能性のための3D デザインを学び、エデン・プロジェクトでの展示デザインを経てセンサリー・トラストに加わる。ユニバーサルデザイナーとして、持続可能性の社会的側面の更なる理解を深める様々なプロジェクト(ナショナルトラスト・エデンプロジェクト等での障害者への情報づくり、緑環境のデザインや運営への助言・サポート・講義・本出版等)に携わっている。今回のアスク・プロジェクトのプロジェクトリーダーである。
スチュワート・スパーリング氏(Mr. Stuart Spurring)
センサリー・トラスト インフォメーションデザイナー(Sensory Trust,
Information Designer)
スチュワート・スパーリング氏は、太平洋地域メディアセンター事務局のボランティアとして、フィジー障害者協会のためのアクセス情報のデザインプロジェクトを経、2006 年、アクセス情報プログラム担当としてセンサリー・トラストへ加わる。アクセス情報の欠如は、障害者を含むすべてのひとにとって屋外空間利用を妨げている最も大きなバリアーのひとつであり、一層の整備推進が求められる分野である。
【「エデン・プロジェクト」基調講演者プロフィール】
ジョージ・エルワージー氏(Mr. George Elworthy)
エデン・プロジェクト運営部長(Eden Project, Operations Director)
ジョージ・エルワージー氏は、ロンドンとコーンウォールのサービス業界に管理職として従事。その後2000 年に税理マネージャーとしてエデン・プロジェクトに加わり、同年9 月に運営部マネージャーとなる。2002 年、フェーズ4 のプロジェクトマネージャーとなり、1 年後アシスタントプロジェクトディレクターとなる。2007 年に運営部長
に就任。ジョーと共に今回初来日。なお本講演は現地スタッフによる日本で初の一般公開のエデン講演会となる。
ジョー・エルワージー博士(Dr. Jo Elworthy)
エデン・プロジェクト教育部長(Eden Project, Director of Learning)
ジョー・エルワージー博士は、生物学を学び、植物生化学の専門家となる。その後の植物学、園芸学の講義経験が、BBC、チャンネル4 の生涯教育科の100 回ものゴールデンタイムのテレビの園芸・自然史番組制作に繋がった。関連分野の一般・子供向けの本の執筆もしており、国際的に販売
されている。エデンプロジェクトへその発端から関わっており、開園初日からメッセージを伝え続けている。

ウェブサイト:
エデン・プロジェクト:http://www.edenproject.com/
センサリー・トラスト:http://www.sensorytrust.org.uk/

●交通
東急田園都市線三軒茶屋駅から
大学正門まで徒歩約8 分
正門から本部館3 階大会議室まで
徒歩約3 分
●車でのご来場はご遠慮ください。

お問合せ こども環境学会事務局
*********************************
こども環境学会事務局長・中山豊
〒152-8552
東京都目黒区大岡山2-12-1-M1-46
東京工業大学 教育環境創造研究センター
宮本研究室内
Tel/Fax:03-5734-3163
Meil:info@children-environment.org
*********************************

Wk 45

2007-11-12 | Japan
Monday, Nov 5, 2007 創立記念日(休講)
*午前中、院生の修論打合せ。
*昼休み、学部創立百周年記念事業プロデューサの賀来さん(グリーンダイナミクス代表)と百周年記念館(仮称)周辺ランドスケープ整備の進め方に関する事前打ち合わせ。
*午後、科研研究調書の修正など。

Tuesday, Nov 6, 2007
*午前中、日経BP企画ムック「変革する大学」シリーズの取材を受ける。すでに千葉大学の全体版は出版済みであるが、今回は園芸学部単独での出版。大学の社会貢献(連携)の事例として、流山市における新川耕地保全再生戦略への参画(2004年度)、その後の相互協力協定(流山市、千葉大学園芸学部、柏フィールドセンター)にもとづく諸活動についてインタヴューを受けました。
*午後は、翌日の授業の準備、院生との修論打合せなど。

Wednesday, Nov 7, 2007
*午前中、大学院の授業「広域緑地計画論」。「市川市北西部地域の水と緑の回廊構想」策定にあたっての上位計画(総合計画、都市計画マスタープラン、緑の基本計画)のレヴューほか、ロンドンの「グリーングリッド」の目的について解説。
*午後、学部の授業「環境デザイン実習V」。同じく、上位計画(総合計画、都市計画マスタープラン、緑の基本計画)のレヴューほか、ロンドンの「グリーングリッド」の資源評価の方法及び見沼田んぼ(埼玉県さいたま市)でのフットパス構想について解説。

個人的に関わらせていただいているNPO「元気・まちネット」ではこんなプロジェクトも進行中です。「歩く」というのはこれからのキーワードです。

Thursday, Nov 8, 2007
*朝一で西千葉本部にて重要会議なるも、5分で終了。おいおい。
*松戸に引き返し、午後は連ちゃんで学科・コース会議、領域会議。

Friday, Nov 9, 2007
*午前中、学長選挙(1回目)。卒論ゼミ。明日の造園学会編集委員会の準備など。
*お昼休み、領域の実習ワーキングの打合せ。午後、大学院博士後期課程の授業「緑地デザイン学」の2回目。「パストラリズムの系譜:公園デザインの起源と現在」について。2年前の中国山東農業大学で行った国際園芸景観シンポでの発表内容を紹介。学長選挙(2回目)。

Saturday, Nov 10, 2007
造園学会の編集委員会のため渋谷へ。担当している本誌特集企画「人口減少社会におけるランドスケープの創造と管理」について打合せ。構成と執筆者を決定。あとは執筆依頼。HMVに寄ってヤルヴィ/カンマーフィルのエロイカを買って帰宅。

交響曲三昧

2007-11-08 | Media
最近、交響曲じゃないと感じなくなってきた。少なくとも、協奏曲。それもヴァイオリンとかじゃダメで、ピアノ。こまったなぁ、時間がかかるんだよ、交響曲は。

ということで、まずはカラヤン/BPO、76年録音(DG)の「エロイカ」。高速豪華な英雄であるが、言われるほどに悪くはないと思う。というより、個人的には好きな演奏である(昨今のピリオド演奏よりはよほど肌に合う)。この演奏に慣れてしまうと、名盤の誉れ高いフルヴェン52年(EMI)のエロイカが鈍重に聞こえてくる。

お次は、バーンスタイン/VPO、84年録音(DG)のシューマン交響曲第1番《春》、同第3番《ライン》。シューマンのシンフォニーはなかなかよいということに最近気づいた。熱いシューマンである。いいんだけど、ちょっと汗かき過ぎだな。こういう「熱さ」よりは、薄っぺらいとか表面的であるとか、なんと言われようが、僕はカラヤン的洗練を好む。

最後は、ブーレーズ/VPO、05年録音(DG)のマラ2《復活》。これはいい。とくに第4楽章「原光」がすばらしく、これだけでもこのレコードは買う価値がある。一部ファンの間では、楽譜に忠実なだけのマーラーらしさに欠ける演奏と云われているけれど、そもそも演奏芸術における○○○らしさって何だ! そんなの、演奏家次第、聴き手次第だ。。。今年のクリスマスはこのマラ2で決まりである。

Wk 44

2007-11-06 | Japan
Monday, Oct 29, 2007
*学部の授業「地域環境管理論」3回目。欧米におけるアーバニズムとランドスケープの関係(その1)。
*科研提出締め切り。その他、会議など。

Tuesday, Oct 30, 2007
科研共同研究打合せ。

Wednesday, Oct 31, 2007
*長男が急に発熱し保育所を休むことになったため、この日予定されていた大学院の授業「広域緑地計画論」および学部の「環境デザイン実習V」を急遽休講に。誠に申しわけありませんでした>受講生各位。
*日本造園学会平成20年研究論文集査読結果報告書の提出。

Thursday, Nov 1, 2007
*学部の授業「環境デザイン実習V」のフィールドワーク。学部3年生の受講生と一緒に市川市北西部地域の国府台・江戸川界隈を歩く。途中から雨がポツポツだったけれど、フィールドワークにはもってこいの季節になりました。
*博士課程学生の予備審査委員会申請準備。研究室ゼミの成果(松戸市のグリーンウェイの提案)の最終打合せ。成果は学園祭で発表。

Friday, Nov 2, 2007
*午前中、学部生の卒論打合せ。
*午後、「第1回マウンテンリゾート再生のための環境シンポジウム:スノースポーツの活性化を目指した環境会議(@池袋サンシャインシティ・WINTER RESORT '08)に参加。理事をやらせていただいている「NPO元気・まちネット」代表の矢口正武さんが「スキー場及び里山の自然を活用した活性化への取り組み」について発表されるというので、会場に足を運ぶ。拓殖大学の服部先生(スイスのスキーリゾートの事例を紹介されつつ「山岳観光地の現状と活性化の指針」についてご発表)と名刺交換させていただいた。

Sunday, Nov 4, 2007
秋晴れの空の下、子供たちを連れて筑波研究学園都市の松見公園に遊ぶ。妻は職場(国総研)に休日出勤。

Wk 43 韓国出張など

2007-11-01 | East Asia
Monday, Oct 22, 2007
妻の仕事に付き合い、韓国建設交通部行政中心複合都市建設庁を訪問。「行政中心複合都市」とは、いわゆる首都機能移転先の新都市(大田市郊外の錦南面というところ)のことで、現在はまだ田畑・里山がひろがる田園地帯である。現場の役人の説明を受け、資料をどっさりいただく。いやはやこういうビッグプロジェクトがまだ命脈を保っていられるというのは、ある意味で幸せなことかもしれないが、色々と考えさせられるところあり。詳細はまた後日。大田(テジョン)から、妻の実家のある大邱(デグ)に移動。
関連情報:
http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/iten/korea/korea_info.html
http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/iten/onlinelecture/lec110.html
http://www.chosunonline.com/article/20070721000026

Tuesday, Oct 23, 2007
出張の合間のフリーデイ。義父母らと大邱市内で買い物&親戚訪問。メイル確認など。

Wednesday, Oct 24, 2007
第10回韓中日国際ランドスケープ専門家会議の開催場所である水原(スウォン)市へクルマで移動。昼過ぎに大邱を出発して高速を乗り継いで現地に着いたのは夕方。兵庫県大の一ノ瀬さんと夕食(スウォン・カルビ)。

Thursday, Oct 25, 2007
第10回韓中日国際ランドスケープ専門家会議「シンポジウム」に出席。共同研究者として数件「A Study of the Roles of the European Spatial Development Perspective (ESDP) and its Application Potential in East Asia / Kyung-rock YE, Nozomu KIUCHI, Takeshi KINOSHITA」,「Comparison of Nature Restoration Projects in Urban Areas of Japan, China and Korea / Tomohiro ICHINOSE, Yue SHEN, Kyung-rock YE, Takeshi KINOSHITA」 の論文発表と共に、第3セッション「Significance of landscape architecture as a life culture」のコメンテーターとして討議に参加。ウェルカムバンケット。イギリス留学に際してお世話になった大邱大学の李先生と久しぶりにお会いしたほか、ソウル大の安先生から、IFLAアジア太平洋地域大会、世界大会のお知らせなどをいただいた。

シンポジウム会場で、「北京オリンピック森林公園」デザインチームの一員であるWu Yuxia女史から「The Landscape Plannning and Design of Tieling New City / Urban Planning & Design Institute of Tsinghua University (2007.9)」「Urban Planning & Design Institute, Tsinghua Univ. Landscape Design Branch のポートフォリオ」「A Collection of Papers on Beijing Olympic Forest Park for: 2007 China Landscape Architecture Summit: A New Highlight in Landscape」等の貴重な資料をいただく。

また、韓国造景学会から、今回の国際会議と平行して開催された造景学会全国大会とエギジビションの作品集「4th National Exhibition of Korean Landscape Architecture / 2007 Annual」をいただいた。中国、韓国の資料とも非常に質が高く、なおかつお金がかかっている。資料の内容よりもむしろスポンサードに関心がいってしまう。

Friday, Oct 26, 2007
第10回韓中日国際ランドスケープ専門家会議「テクニカルツアー」に同伴!?。龍珠寺、ワールドヘリテージサイト水原城趾(華城)、華城行宮(韓国SBS放送の歴史ドラマ「王と私」のロケハン現場に遭遇)などを視察。旧市街を取り囲む城郭の完全復元と広場や各種観光施設の整備など、観光地としての歴史的市街地の特徴を強化するための市の7大拠点整備事業が進行中。そのスケールの大きさと市民の合意形成、何よりもそのための政治的決定力と実行力にただただ感心するばかり。ツアー後の「フェアウェルパーティ」には参加!?。

Saturday, Oct 27, 2007
嵐の日本に帰国。

Sunday, Oct 28, 2007
学部の授業「環境デザイン実習V」および修士課程の「広域緑地計画論」の授業の一環として、市川緑の市民フォーラム主催の第2回見学会「真間川・歴史ルート」に学生を連れて参加。ミーティング終了後、見学会参加者で、市川市北東部地域の大柏川流域にて、同じく「水と緑の回廊構想」の市民政策提言を準備中の市民の方から、同構想の提案書と基本計画案をいただき、意見を求められる。