Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

Utopia to Privatopia

2005-08-31 | Japan
Tuesday, Aug.30, 2005
午前中、溜まっている原稿を片づけ、午後は猿楽町の未来風景舎にて手島、鶴島、椎野の3氏と妻を交えて韓国の某観光地計画プロジェクトの打合せ。打合せ終了後、神保町の書泉グランデで観光関係の書籍と雑誌を数冊購入。

Wednesday, Aug.31, 2005
landscape network 901*編『ランドスケープ批評宣言』(INAX出版)増補版のための原稿締切を10日オーバーしてようやく提出。タイトルは「風景としてのセキュリティ」。編集部にはたいへんご迷惑をおかけしてしまった。反省。間髪を入れず、本日締切の平成17年度日本造園学会全国大会ワークショップ「景観を育てる制度の現場での運用-研究・行政・産業の立場から-」の報告原稿にとりかかる。でもこれも間に合わんな。どうしてこうなっちゃうんだ。怠けているわけではないのに。やることが多すぎるのか、僕の仕事が遅いのか、要領が悪いのか、いずれかだが、でもやっぱり仕事が多いのだ。8月も終わりだ。

Monty Python to Mr. Bean

2005-08-28 | Japan
Friday, Aug.26, 2005
*学部改組タスクフォース会議
*修士論文ゼミ

Saturday, Aug.27, 2005
2年前に亡くなった義妹の元夫(韓国人)が仕事で日本に来るというので、気が進まなかったけれど(事実上すでに他人であるため)妻子と連れだって一日遊んだ。成田でクルマで出迎えそのままま高速を乗り継いで六本木ヒルズに連れていった。事の発端はこうだ。先日、義理の母(妻の母親)が声聞きたさでたまたま義妹の元夫に電話をかけた。すると、「翌日出張で日本に行く」という(日本に出張することなどそうそうあることではない)。それを聞いた義母が日本にいる我々夫婦に電話で知らせてきたのだ。それにしてもあまりにタイミングがよすぎるではないか。。。おそらく、亡き義妹が元夫が一人で日本に行くというので、我々に「接待せよ」と伝えてきたのではないかと、妻とそう話した。

Sunday, Aug.28, 2005
昨夜、息子と「Mr. ビーン」のDVDを遅くまで見てしまい朝寝坊。眠い目をこすって、不動産ローンの契約会へ。ついに債務者になってしまった。。。帰宅し、モンティ・パイソンの「人生の意味」DVDを見る。イギリス・コメディに浸った週末であった。って、そんなことをしている場合ではないのだが。。。

diaryofamadman

2005-08-25 | Japan
Thursday, Aug.25, 2005
午前中、病院に行ってから研究室に行くも停電(台風の影響ではない)で仕事にならず早々に帰宅。それにしてもデンキがないとホントになんも仕事にならない(←自己正当化)。話は変わるが、台風が近づいてくるとみんな「帰るモード」になる。オフィスの皆が、今日は早く引き上げなきゃという雰囲気になる。というか、早く帰っても誰も文句を言えない雰囲気を喜ぶと言ったらよいか。これは、逆に言えば「早く帰ること」を自己正当化しなきゃなんない我々の悲しい心理でもある。台風が来ようと来まいが早く帰りたいやつは帰ればいいのだ。遠慮するこたぁない。。。曰く「電車が止まるとヤだから」、「俺、関東平野横断して川を3本も渡んなきゃならないんだっ」云々、みんな午前中から「自己正当化」に躍起だ。午後になって雨足が強くなってくると、「いよいよ本降りになってきたなっ」、「今日は早めに切り上げようね」、「駅前のタクシーすごい行列だろうな」等々、みんな自己正当化の「総仕上げ」にかかる。テレビが置いてある事務所なら、台風関連のニュースや天気予報をつければもう完璧だ。(←考えすぎ)。

Security As Landscape

2005-08-24 | Media
landscape architecture, August 2005, Vol. 95 No. 8, ASLA
*DESIGN IS THE BEST DEFENSE, By Clair Enlow
ピーター・ウォーカー・アンド・パートナーズ他によるUSコートハウス(シアトル)でのセキュリティ・ランドスケープ・デザインの試みが紹介されている。大型自動車による自爆テロの防御(セキュリティ)と空間のオープンネスを両立した作品。一見してプロテクティブにはまったく見えない点が「巧妙」だ。記事中に現代におけるセキュリティ・ランドスケープのためのクライテリアが紹介されているのも興味深い。階段により敷地をマルチレイヤー化し自動車の侵入を防ぐこと、その際に樹木や水、サインの存在がバリゲートの役割を果たすこと、敷地外周部に設置される古典的バリヤーとしてのボラードの新しいデザインの可能性、敷地の周囲に座ることの意味等々。すごい時代になってきたものである。ウォーカーさん、WTC以降、防犯造園の大家になりつつあるか。

Pirates of the Caribbean

2005-08-24 | Japan
Sunday, Aug.21, 2005
和名ヶ谷クリーンセンター/松戸市立図書館に借りた本を返しにいったついでにカフェで昼食を済ます。それ以外は自宅で終日原稿書きやら雑用をかたづける。深夜、昨日借りた「パイレーツ・オブ・カリビアン」のDVDを見る。ぜんぜん関係ないけど、こういうデータを見ると、「海賊」は決して過去の話ではないことがわかる。さらに余談だが、ディズニーランドで一番好きなパビリオンは、と問われたら、僕はなんの躊躇もなく「カリブの海賊」と答える。

Monday, Aug.22, 2005
*午前中、明日の打合せ(巣鴨国道拡幅暫定空地活用方策)の準備。
*午後、大学に行き、前期授業科目の成績入力。数年前から成績はウェブ上で入力できるようになったのはいいのだが、大学構内の端末からしか入力できないので非常に不便だ。それからログインが30分間しか認められていないため、入力途中で長電話または来客などあろうものなら、せっかく入力したデータがパァになっちゃう。
*妻経由で韓国の観光地開発の仕事が舞い込んできて、9月始めに急遽渡韓することに。

Tuesday, Aug.23, 2005
*巣鴨まちづくり協議会・第4回研究会
国道17号線拡幅にともなう取得済みの都市計画道路用地の暫定的活用方策について、商店組合の方々と協議。11月の菊まつり/江戸東京園芸展とからめて暫定空地を活用したイベントを行う方向で東京都と協議することになった。そのための企画書を準備しなければならない。研究会終了後商店会の方々と食事をし自宅に着いたのは午前12時過ぎ。

Looking back this week

2005-08-20 | Japan
Wednesday, Aug.17, 2005
*第1回「流山市緑の基本計画」策定委員会
・都市緑地法(旧都市緑地保全法改め)成立直後の標記計画立案ということで、いろいろとたいへんである。市民代表、庁内の部長さん全員と助役さんを交えて流山の緑(緑被率40%超)をいかに守るかの大方針について議論。
・帰り際、企画部によってお世話になっている部長さんから新規構想中のプロジェクト(新川耕地関係)について説明を受けた。

Thursday, Aug.18, 2005
*午前中、大学院前期課程入試の面接
*午後~深夜にかけて、講座会議、専攻会議、カリキュラムワーキング、100周年記念事業準備会と、怒濤の会議4連ちゃん。帰宅し、行水(言ってみればシャワー)の後、環境情報科学論文集の査読報告書を丸1日オーバーしてメイルで提出。

Friday, Aug.19, 2005
*午後、高校生の「研究室探検」を受け入れる。公園をつくり(デザインし)たいという高校3年生。
*来週火曜の巣鴨まちづくり協議会に向け、巣鴨・国道17号線拡幅暫定空地の活用方策について学生と打合せ。

Saturday, Aug.20, 2005
*第2回東アジアランドスケープ研究会
西日暮里駅前の「ルノアール」会議室にて標記委員会開催。日中韓3ヶ国の国土GIS整備状況についての情報交換。今後の研究の進め方について議論。
*『ランドスケープ批評宣言』増補版のための原稿準備など
今日が指定された締切日だが間に合わない。ゴメンナサイ。いかんなぁ。「セキュリティ」の問題にランドスケープはどう向き合うべきか/向き合ってきたか、というのが今回のテーマ。そうこうしているうちに先々週提出した「タウンスケープ/景観法」のゲラが届く。明日は一日缶詰だな。巣鴨のプランも書かなきゃいけないのに。。。
*「ゴジラ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」のDVDを借りる。

見沼田圃「わたしの散歩みち」ワークショップ

2005-08-17 | Japan
昨年ちょっとだけお手伝いさせていただいた見沼田圃のフットパス構想が具体的に動き出した、との連絡を先日タム地域環境研究所の林さん(現在ワークショップを企画運営)からいただいた。さいたま市在住の方で興味のある方はぜひ参加していただければと思います。首都圏有数の長距離フットパス整備に向けた取り組みです。

INPUT

2005-08-15 | Media
20日締切の原稿作成のために仕込んだ本。毎度のことながら、すでに原稿料を上回っている。

・エヴァン・マッケンジー 著、竹井隆人・梶浦恒男 訳『プライベートピア 集合住宅による私的政府の誕生』世界思想社、2003
・エドワード・J・ブレークリー、メーリー・ゲイル・スナイダー 著、竹井隆人 訳『ゲーテッド・コミュニティ-米国の要塞都市-』集文社2004
・五十嵐太郎『過防備都市』中公新書ラクレ140、2004
・斎藤貴男『安心のファシズム-支配されたがる人びと-』岩波新書897、2004

Dedicated to my son

2005-08-15 | Japan
Saturday, Aug.13, 2005
午前中、息子を連れてレンタルビデオ店へ。「ウルトラマンコスモス(劇場版)The First Contact」のVIDEO、「サンダーバード(実写版)」のDVD、「ゴジラvsメガギラス G消滅作戦」の3本を借りる。空想特撮三昧のお盆休み初日。

Sunday, Aug.14, 2005
*富士急ハイランド
お盆休み二日目。思い立って一家で初めての富士急ハイランドへ。「ハイランド」と名が付いているのと「トーマスランド」があるので行ってみる気になった。中央道は渋滞。午後3時頃に着いて夜の7時過ぎまで遊んだ。さすがに涼しくて快適だ。絶叫系マシン偏重の姿勢とわけのわからないサインの類(屋久島まで8百何キロ、富士急ハイランド入り口まで2百何歩とか)にはむかついた。というか、こういうサインを見て喜ぶヤツのほうがもっとムカつく(←なぜこんなに腹を立てていたのか覚えていない)。アカマツの疎林の駐車場は○。

*東アジアランドスケープ研究会HP開設
淡路の一ノ瀬さんが標記ホームページをつくってくれた。

Monday, Aug.15, 2005
お盆休み3日目。K母子と一緒にクルマで葛西臨海水族園へ。大水槽を悠々と泳ぐマグロを見て、「あ、お刺身が泳いでいる」と、絶叫する息子。この暑さでペンギンはバテていた。おまけに海も臭い。それにしても葛西~浦安界隈の街並みというのはなぜこうも殺伐としているのだろうか。埋め立て地というのは地形というファクターが欠落しているのでどうも好きになれない。

Back to Howard (Revised)

2005-08-13 | Japan
Wednesday, Aug.10, 2005
*流山市より、新川耕地自然活用型土地利用ゾーン具現化に向けた方策幹事会の委嘱願いを大学を通じていただいた。今期、研究室で独自に進めたゼミ活動と合わせて、いよいよ本格的にこのフィールドに取り組んでゆける機会をいただいて光栄に思っている。

*第7回日韓中国際ランドスケープシンポジウム(上海大会)発表用論文(第1稿)を投稿。タイトルは"Spatial Planning System of National Territory in Japan, China and Korea"。妻(韓国)を含む中国、日本の研究者による共同研究。東アジアの総合的な空間計画(Spatial Planning)の策定を視野に入れた制度研究の第一歩。

Thursday, Aug.11, 2005
*高校生2年生の「研究室探検」を受け入れる。

*ニュータウン再生計画(朝日新聞8.11朝刊)を読んで
国交省は新住法を改正して(来年)、ニュータウン内の宅地の利用規制を緩和する(福祉・医療、商業施設を認める)方針を固めたそうだ。「ニュータウンに住んで離れた場所にある勤め先に通うという生活様式の前提も見直す」という。「企業などのサテライトオフィスを地元に誘致」することも視野に入れている。ベッドタウンを脱却し、ニュータウンを職住近接型の本来の田園都市(Garden City)として再生しようというわけだ。ハワードの思想が1世紀の時を経て召還されたことになる。であればこそ注意すべきはニュータウンの再都市化だ。我々はほんとうに「郊外」に住みたかったのか、これから住みたいと思っているのか、そして「郊外」とはいかなるところか、について真剣に議論すべき時だと思う。

Friday, Aug.12, 2005
*博士課程学生と打合せ。都市計画学会主催の国際シンポジウム発表用の論文原稿(中国武漢市の公園緑地計画の変遷史)の修正案について。中国というのは近代都市計画理論の実験場(ラボラトリ)といってよい。理論は忠実に実体化される。

*環境情報科学センターの「環境研究発表会論文集委員会」に出席(@市ヶ谷)。人様の書いた論文の是非を評価するというのはあまり気乗りしない仕事である。とても勉強にはなるが。

Spatial Planning

2005-08-10 | Japan
Tuesday, Aug.9, 2005
*流山市緑の基本計画事前打ち合わせ
公園緑地課職員及びコンサルタントの方と研究室で打合せ。緑の目標値の考え方について懸案となった。

*今秋上海にて開催予定の日韓中国際ランドスケープシンポジウムに応募予定の論文(妻を含む日韓中の研究者による共同研究)の準備のため、終日パソコンに向かう。3ヶ国の、空間系の法定計画(名称)の英訳作業に没頭する。中国の法定計画というのは、日本みたいに長ったらしくなくてシンプルでよい。

公園の空間生態学

2005-08-09 | Japan
Monday, Aug.8, 2005
*「公園計画論」講義最終日
今年度前期の授業が終了した。今期は学会やら海外出張やらで授業を休講することが多かったので、補講期間にずれ込んでの授業終了となった。最終回は、住民参加による公園づくりの現状と課題、職能の所在等についてレクチュア。また、最終日ということで課題を提出してもらった。公園のサイトプランやデザイン、施設内容といった、いわば内的条件とは無関係に発生している公園の利用形態、例えばショートカットであるとか、視点場/視対象としての公園であるとか、立地ゆえに発生している利用形態、存在効果についてリサーチするというテーマ。公園の「外」からデザインにアプローチするための思考訓練である。

セミの抜け殻

2005-08-08 | Japan
セミの抜け殻?
昨日の日記でトラックバックをいただいたのでお返事いたします。

卵だろうが幼虫だろうが、セミちゃんはセミちゃんなわけでして、「成虫になってからセミと呼ばれるようになる」わけではないと思います。だから、セミの卵、セミの幼虫に加えて、「セミの成虫」という言い方もまた正しいはずです。より正確に言うのであれば、「セミの抜け殻」ではなくて「セミの幼虫の抜け殻」というべきでしょうか(笑)。結局、まとめると「セミの抜け殻」は間違った言い方ではないです。ただし、セミの幼虫には数々のローカルネーム(地方名)があるようです(笑)。こちらもご参考までに。