Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

29th week / Hexenschuss

2009-07-21 | Japan
ぎっくり腰(←原因? これが話すと長くなる)のため、以下の予定をすべてキャンセル。関係者のみなさま、たいへんご迷惑をおかけいたしました。
*7月13日(月)午前の西台公園(板橋区)の現場見学会。
*同夕刻の造園学会関東支部造園遺産作業部会。
*7月14日(火)午後の学部の授業「緑地環境学実習I(石川初講師)」。

翌15日(水)はCOEスタートアッププログラムの本部ヒアリングにてどうしても外せず、痛みが残る腰をだましだまして西千葉Cへ。帰りはミタニさんにクルマで送ってもらった。ありがとうございました。専攻研究ゼミは欠席させてもらう。スマソ。。。ツマに迎えに来てもらい、大学から病院へ直行。帰宅後、都市計画学会発表会論文の査読とりまとめをなんとかこなす。

16日(木)は午後から大学へ。締切を大幅に過ぎて授業点検シートの作成と提出。専攻研究ゼミ(東金プロジェクト)の打合せなど。

17日(金)、18日(土)は都市計画学会学術委員会のため東工大へ。よほど休ませてもらおうと思ったが、欠席すると他委員に迷惑がかかる巧妙なシステムになっているので、腰痛をおして大岡山へ。駅の階段の上り下りが堪える。長時間腰掛けているのもじつにツライ。ああ、悲惨な一週間だった。

19日(日)、20日(月)はJABEE自己点検書の準備。

28th week

2009-07-20 | Japan
09/07/06(月)
  • 園芸学部百周年記念修景事業、S公園改修計画、授業、JABEE自己点検書準備、造園学会関東支部造園遺産作業部会日程調整、博士前期課程入試、領域会議議事録案等に関する各対応。
  • エディンバラ市(イギリス)の「公園・庭園戦略」(Edinburgh Public Parks and Gardens Strategy)、「オープンスペース調査」(Draft Open Space Audit)および、都市計画関連情報のデジタルマップ化への取り組みについてのリサーチ。ほとんどの計画情報はオンラインマップ上および無料でダウンロード可能なパブリケーションにて公開され、そのかわり冊子体メディアには高価な価格が設定される、というのが昨今のイギリスにおける行政資料の扱われ方。ここには、情報公開の徹底もさることながら、情報提供に関わるコストの削減という、より vital なねらいがあるだろう。しかし、こういう状況になってくると、パソコンやネットを使わない人々(イギリスにだって少なからず存在する)にとっての情報へのアクセシビリティが心配になってくる。

    

09/07/07(火)
  • 午前中、午後の実習の準備ほかメール対応など。
  • I区N公園改修設計についてコンサルの担当者さんと打合せ。
  • 昼休み、清華大学とのダブルディグリー受入対応およびCOESUP学内プレゼの打合せ。
  • 午後、「緑地環境学実習1」(4週目)の授業(石川 初 講師)。植栽についてはなかなかクールになれないぼくら。でもプロであればこそ、専門家の端くれであればこそ、ここはいっちょクールに振る舞ってみようよ、という投げかけ。石川先生の意図をどこまで理解してくれたかな、学生諸君。植物を使わずに植栽の機能を満たせ、という問いが緑地環境学科の課題として課されるなんていうのはおそらく開校以来はじめてのことだろうな。植物はすばらしい、大事だ、なんて教えられるより(←ほとんど宗教の世界)はるかにマシだ。植物固有の価値と思われていたものが、いかに相対的で代替可能なものであるか(もちろんすべてではないけれど)に気づくことのほうが有意義に相違ない。

09/07/08(水)
  • 午前中、博士前期課程志願者(留学生)との面談。
  • 午後、専攻研究ゼミ。東金八鶴湖景観再生プロジェクト企画提案の最終調整。
  • 夕方、早稲田大学芸術学校の「ランドスケープ・デザイン論」の講義。「パストラリズムの系譜と東アジアの風景モデル」について。

09/07/09(木)
  • 中野区副区長が来学。
  • さいたま水上公園改修計画の件で埼玉県の方が見え打合せ。
  • COEスタートアッププログラムの本部プレゼ準備。
  • 翌日の授業の準備など。

09/07/10(金)
  • 午前中、西千葉で大学院の授業「エコデザイン論(2)」の5回目。「エコロジーと環境再生」について。ここ数年、フレッシュキルズパーク(ニューヨーク市)とダウンズビューパーク(トロント市)の事業進捗をリアルタイムで授業でチェック。こちらも飽きない。
  • Fresh Kills - Department of City Planning, New York City / Fresh Kills Park - Department of Parks & Recreation, New York City
  • 松戸にもどり、学務関連(デザインジャーナル『萌-moe-』、JABEEなど)、学会関係(造園学会分科会報告原稿、ランドスケープ遺産作業部会など)の諸対応。

Heal The World

2009-07-09 | Media
 

ジャクソン氏が死んだのでブラックミュージックでも聴いて故人を、そしてあの頃を偲んでみようと思った。といっても僕はジャクソン氏のレコードを一枚も持っていないし、彼の全盛期の作品群も特に好んで聴いていたわけでもないから、彼を偲ぶといっても彼の音楽によってではない。しかし、彼ほどのミュージシャンであってみれば、そんじょそこらのレコードを引っ張り出してくるわけにはいかない。そこで取り出したるは、まずはダニー・ハサウェイ。渋い、渋すぎる、そしてかっこいい。それでいてじつにリラクシン。「かっこいい」ってのはいかにも陳腐な、そしてミもフタもない表現だが、これ以上に音楽の良さを伝えるのに相応しい言葉を僕は知らない。いい曲、美しい曲は数多あれど、かっこいい曲となるとぐっと絞られてくる。ロックだろうが、ジャズだろうが、R&B、クラシックだろうがなんでもそうだ。かっこよさは音楽のキモである。脱線。ダニーは投身自殺で帰らぬ人となった。。。おつぎは問答無用のマイルス・デイヴィス。マイルスは天才ぶりを発揮しながら長生きした。黒人ファンの反対にもかかわらず、白人のビル・エヴァンス(ピアノ)を起用したりしたところに彼の懐の深さを感じる(カインド・オブ・ブルーはそうやってつくられた)。マイルスは1991年に他界したが、この年、ジャクソン氏が「Heal the World」(YouTube)というバラードを発表した。これがすばらしい作品である。この手の曲を-よく言われるように-偽善的だとか、ナイーブに過ぎるとか、楽観的だとか、僕は決して思わない。素直に音楽的に感動すればよいのである。発表当時、僕はプライベートでのある出来事と相まって、J-WAVEでこの曲がヘヴィーローテーションされていたのをつい昨日のことのように思い出す。また脱線。

ところで、ブルーズ、そしてモダンジャズは黒人の独壇場だった。R&Bも。だけど、ロックあたりまでくるとかなり黒人のプレゼンスは怪しいものとなる。もうひとつ、極めて不可思議なことは、クラシック音楽界における黒人のポジションが皆無といってよいほどに希薄な点だ。クラシック音楽を勉強したりたしなむ黒人の方はたくさんおられるだろうが、黒人指揮者や黒人オケによるクラシックのレコード・演奏となると、ほとんどマーケットとして成立していない(黒人のジャズマンがクラシックピアノを演奏する程度)。なぜだ。むろんクラシック音楽は西洋文化の所産だといってしまえばそれまでだけれど、日本人を含む東洋人(それ以外の民族)の指揮者、演奏家によるレコードは少なからずあるし、それなりの評価を受けているものだってあるじゃないか。ひょっとして、黒人のリズム感や音楽性というものが、クラシック音楽とは何か根本的に相容れないのか。そういうことなら理解できる。でも、おそらくはそんなことじゃないだろう。日本人だってやってるんだから。黒人だったらもっと巧くやれるはずだ。僕は熱狂的な人権擁護論者でもなければ人種差別反対論者でもない。ただたんに優れた黒人音楽家によるクラシック演奏を聴いてみたいという、純粋に音楽的な興味から言っているだけのことだ。このへんに、クラシック音楽(業界)が抱えている「闇」というと大げさだが、純粋に音楽性や芸術的感性、技術では括れない、西洋(人)とそれ以外の地域(民族)を分け隔てている見えないバリヤーというか既得権益というか、そんなものを感じる。

27th week

2009-07-06 | Japan
09/06/29(月)
  • 園芸学部百周年記念修景模式図の作成。周年記念事業がにわかに慌ただしくなってきた。
  • 都市計画学会一般研究論文の査読とりまとめ依頼を受ける。
  • 造園学会関連:週末の関東支部造園遺産見学会(成蹊大学ケヤキ並木、神代植物公園)の対応。
  • 院生の修論打合せ。

09/06/30(火)
  • JABEE対応:自己点検書の準備について。基準の各項目に対する自己点検の在り方について。
  • その他学務対応:インターンシップほか授業関連。
  • 中野区の方がみえ、警大跡地防災公園基本計画について報告を受ける。
  • COEスタートアッププログラムの学内プレゼンの打合せ。
  • S市某公園改修基本計画検討委員会委員の就任依頼をいただく。
  • 早稲田大学芸術学校の授業の準備など。

09/07/01(水)
  • 午前中、環境情報科学論文集査読、S公園改修計画プロジェクト、造園学会関東支部造園遺産見学会、N公園改修計画プロジェクト、早稲田大学芸術学校課題設定、園芸学部百周年記念修景に関わる各対応。
  • 午後、専攻研究ゼミ。東金八鶴湖景観再生プロジェクトについて。GC社との打合せ内容の検討。
  • 夕方、早稲田大学芸術学校へ。都市デザイン科「ランドスケープ・デザイン論」の授業。「ランドスケープによる地域環境の再生(2):公園緑地とエコロジー」および最終課題について。

09/07/02(木)
  • 午前中、S公園改修計画プロジェクト、JABEE、N公園改修計画プロジェクト、園芸学部百周年記念修景に関わる各対応。
  • 午後、学科・コース会議。JABEE自己点検書の準備に関わる各種依頼。
  • 科内会議終了後、領域会議。ダブル・ディグリー受入問題について。

09/07/03(金)
  • 午前中、西千葉Cにて大学院マスターコースの授業「エコデザイン論(1)」。「循環型社会の構築とまちづくり」について。
  • 松戸Cにもどり、JABEE、N公園改修計画プロジェクト、園芸学部百周年記念修景、造園学会関東支部造園遺産見学会の準備に関わる各対応。

09/07/04(土)
  • 日本造園学会関東支部主催「造園遺産見学会」で成蹊大学ケヤキ並木神代植物公園を訪れる。貴重なお時間を割いてご説明いただいた神代植物公園所長様、ガイドボランティアのみなさま、どうもありがとうございました。僕が今回参加させていただいた理由はただひとつ、関東支部幹事として、過去における造園学会賞受賞(元東京都職員の故 石川岩雄氏による一連の造園設計)の事実を伝えたかったからだ。しかし、受賞理由をお伝えできない(学会に資料が保存されていない)のが何とも歯がゆい。植物園側は受賞の事実すらご存じなかった。そんなことでいいのか、造園学会!!
  • 成蹊学園ケヤキ並木 神代植物公園
  • タクシーで三鷹に出、新宿から宇都宮線直通、小山経由で笠間へ。水戸線に入ると車窓は別世界。心底ほっとする。。。いつ帰農するかは決まっている。そう遠くない将来だ。問題はどこに住むか、だ。