Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

カラヤン70年代のベートーヴェン

2008-07-30 | Media
ずいぶん前のことになるが、このブログで、パーヴォ・ヤルヴィのベートーヴェンをめぐって、「20数年前、ダメだと思ったカラヤン(70年代)のベートーヴェンになぜか今惹かれる。(中略)カラヤンの、あの大編成のベルリンフィルと、最近の、古楽器による小編成オケのベートーヴェンは、どこか通ずるものがある」(ヤルヴィ率いるカンマーフィルはいわゆる古楽器オケではないが)と書いたことがある。
http://blog.goo.ne.jp/taakyon/e/594438cca56ee060049f9ecfad4703bc

しかし、その理由がどうしても旨く説明できなかった。カラヤン70年代のベートーヴェン(シンフォニー)は、楽譜に忠実に演奏されたという予備知識はあった。だから、その点がピリオド派の演奏と符合するのかもしれない、というようなことはまあ考えついた。だけど、似ているといってもせいぜいテンポくらいなもので、それ以外はむしろ似てない部分のほうが多いのではないか。では、何故、両者が「どこか通じている」と感じられるのか。おそらくはテンポだけの問題ではないだろう。。。

以来、あまりにもこの問題が頭を離れないので、改めてカラヤン/BPOの70年代のベートーヴェン、それから、ヤルヴィだけでなく、ノリントン、アーノンクール、ブリュッヘンら、ピリオド派のベートーヴェンを引っ張り出してきて聴き直す(聴き比べる)日々が続いた。しかし、これといった答えを見つけられなかった。ところが、ここへきて、じつに偶然ではあったが、まさに膝を打ちたくなるような説明をブログ上で見つけ、大いに納得したところである。ナルホド、そういうことだったのか。。。kenkenさんありがとうございます。
http://kenken.tea-nifty.com/nekojikan/2008/05/21_917c.html


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1 コメント

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ありがとうございます (Studio KenKen)
2008-08-27 23:29:22
Studio KenKenのKenKenです。
一ヶ月遅れで、引用に気付きました。あの記事が、鑑賞時の補助線にでもなっていましたら、たいへんうれしいことです。
こちらこそ触れていただき、ありがとうございます。
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