Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

Don't bin your drawings.

2005-10-29 | Great Britain
英国の Landscape Institute が始めた造園図面保存プロジェクト。すばらしいですね。これぜひ日本でもやりたいと思います。いや絶対にやるべきですね。役所なんて5年で捨ててますし、民間企業や個人に至っては、持っててもなかなか出そうとしません。。。英国でも「多くの場合、図面集めは反動的なプロセスだった」とのことですから、やはり容易なことではないでしょう。前途は多難ですが、でもとても大事なことだと思います。まずはこんなアンケートから始めてるようですね。

Sitting on the UK

2005-10-27 | Japan
Friday, Oct. 21, 2005
*午前中、C県まちづくり公社との受託研究打合せ
*夜、“とげ抜き地蔵”高岩寺十幅苑にて「グリーンアート・フェスタ '05 in すがも・おおつか」の作品説明会

Sutrday, Oct. 22, 2005
*新宿御苑にて「田畑貞寿氏に聞く“景相生態学からの発想”~生きものたちから-ランドスケープ50年~」の開会あいさつの大役をおおせつかる。
・開く一方の年齢差の学生の前ではさすがに緊張しなくなったが、恩師の先生との年齢差はいつまで経っても変わらない。いや緊張した(汗)。閉門後の新宿御苑の麗しいこと。惚れ惚れする芝生だ。
・1970年代に田畑先生が作成した環境区分図や生き物調査図と、衛星画像とGISを駆使して作成された最新の図面とが平行して映し出される。両方の図面に盛り込まれている情報(量)自体に大差はないし、依然として地べたの調査が必要となる点も変わらない。大きく異なるのは、70年代にこのような図面を目にすることができたのは、その道の研究者か一部の行政の担当者に限られていたということだ。それが今やどうだ、ワンクリックで誰もがこれら図面を目にすることができる(ようになりつつある)。それどころか、ちょっと訓練しさえすれば、一市民がこういう図面を自分でつくることだってできるようになった。その意味で、専門家と一般の方々との差は縮まった。情報技術革新の本質とはまさにそういうことだろう。こうなるとどういうことが起きる(可能性がある)かというと、環境の置かれている脆弱な「状況」をだれもが簡単に知りうることになる(かもしれない)。。。ゲストスピーカーの日端先生がいまの「状況」を変えるには、人々の意識や価値観のレベルで変革していくことが最も重要だということを言われていたが、情報技術の進歩にはまさにそういうことが期待されてしかるべきだと思う。ただ、誰もがどこでもユニバーサルにアクセスでき、理解できるというほどにインターフェースの技術は進化していないし、素人にはなんらかのインタープリテーションが必要な情報も多い。おそらくそのへんはやはり専門家がサポートしなければいけないのだと思う。
・この日、東農大で「モダン・ランドスケープデザイン国際会議2005」が開催されていて(これがものすごいメンツ)、僕は当初こちらのイベントに出席させていただく予定だったのだが、立場上、前者のイベントに出席した。同じような「立場」にあるはずのM城氏は東農大のイベントへ、T代氏は海外出張。で、僕が行かないわけにはいくまい。でも、マーク・トライブ氏の講演は聞きたかった。

Sunday, Oct. 23, 2005
いい天気。窓を開け放ち、日だまりの中でゆったりとした時間を家族と共に過ごす。午後は買い物、明日の授業の準備など。

Monday, Oct. 24, 2005
*「地域環境管理論」講義3回目「欧米におけるアーバニズムとランドスケープの関係(その1)」
都市にとり込まれるランドスケープ、インフラストラクチュアとしてのランドスケープ、ビルディング・タイプとしてのランドスケープについて概説。
*「環境デザイン実習I」実習3回目(高崎康隆講師、赤坂、木下)「すべてのすわる」
「Sitting on the UK」と題して、特別スライドショウをやらせていただく。これまでイギリスで撮り貯めたスライドの中から「人々が座っている情景」だけを厳選して紹介。いやこれだけまとめてイギリスに浸れるととてもいい気分だ。反応はまあまあだったかな。

Tuesday, Oct. 25, 2005
*午前中、病院
*午後、大学にてメイル対応、雑用をかたずける
*夕方、高田馬場の修景社へ。ツジノさん、ツルシマさん、学生さん、植木屋さんを交えて「グリーンアート・フェスタ '05 in すがも・おおつか」の出店品調整会議。いやしぼられたな。軽くヤバイ!? いや、重くヤバかった。

Wednesday, Oct. 26, 2005
*午前中、大学でメイル、雑用をかたずける。
*午後、「環境デザイン実習V」実習3回目。前日の調整会議を受けて、修景社マルキ君にもご登場いただいて、学生と作品の練り直し。
・途中、防災対策委員会に代理出席するために中座。会議終了後また実習に戻り、午後8時頃まで作業。案を未来風景舎ツルシマさんと修景社ツジノさんに電送しとりあえず今日のところは終了。学生とマルキ君と近所の食堂へ。ロッテ優勝。ヨン様来日か!? 食事後、マルキ君と大学に引き返し、大学院生チームを激励。
*帰宅すると、INAX出版刊『ランドスケープ批評宣言増補改訂版』のゲラが届いていた。

Sex & Religion

2005-10-21 | Japan
Tuesday, Oct. 18, 2005
*教育プログラム検討会議(千葉大学園芸学部)
*VIOLET UKの'Sex & Religion'をiTunes Music Storeにて購入

Wednesday, Oct. 19, 2005
*環境デザイン実習V(千園)2回目
すがもグリーンアートフェスタの作品案について学生とディスカッション。
*高田馬場のタム研にて田畑先生トークショーの打合せ
ニュースキャスターの須磨さんと初めてお会いする。

Thursday, Oct. 20, 2005
*房総研究会研究報告会(千園)
*学科会議/講座会議(千園)
*教務委員会(千園)
*環境デザイン実習V補講

Tomorrow Never Knows

2005-10-18 | Japan
Wednesday, Oct. 12, 2005
*環境デザイン実習V(千葉大学園芸学部)
「グリーンアート・フェスタ '05 in すがも・おおつか」出展に向けた初回の打合せを行う。3年生ながら、なかなかしっかりとした考え方をみんな持っていて期待できる。

Thursday, Oct. 13, 2005
*卒論ゼミ(千葉大学園芸学部)
*学部改組タスクフォース会議
*受託研究打合せ(まちづくり公社)
*環境情報科学発表論文最終査読報告提出

Weekend, Oct. 14~15, 2005
*終日、韓国S郡観光地プロジェクトの仕事に没頭。
*造園学会全国大会発表論文登録申請

Sunday, Oct. 16, 2005
久々の徹夜明けの重い身体を引きずって、未来風景舎の鶴島君と椎野君、妻とともに品川プリンスホテルで韓国Sプロジェクトの中間発表。先方(施主のS郡職員と元請けD社・C社の面々)の伊豆諸島の視察旅行に併せて企画された打合せ。

Monday, Oct. 17, 2005
*「地域環境管理論」講義(千葉大園芸)の2回目
*「環境デザイン実習I」(千葉大園芸)の2回目

Why England needs a national spatial strategy?

2005-10-13 | Media
TOWN & COUNTRY PLANning, Sept 2005, Vol. 74 No. 9, TCPA
*A National Spatial Planning Framework for England? I - Context and need, by Chris shepley
*No more tinkering - putting planning at the top of Scotland's agenda, by Greg Lloyd and Deborah Peel
*The rise of the sub-region, by Janice Morphet
* Ecological footprints over Europe, by Peter Jones, Daphne Comfort, and david Hillier

HF研究会

2005-10-12 | Media
*川添登『東京の原風景』筑摩書房,1993,
巣鴨のプロジェクトのため再読。

*HF研究会「高層高密度団地における戸外空間設計資料 改訂版」1969
長らく紛失していたものを、修景社の辻野氏(当時の研究会メンバーのお一人)よりコピーをいただいた。

古いレポートのなかには、時に一級の史料としての価値を持つものがある。ここで紹介する標記文献もその一つだと思う。HFというのはおそらくHigh Flatの略であろうか。編者には、〈HF研究会〉として、横山光雄、前野淳一郎、田畑貞寿、上野泰、曽宇厚之、斉藤泰子、辻野五郎丸、金井一郎、〈公団協力者〉として、沖中健、唐崎健一、弓掛泰則、坂田導夫、村田孝、各氏のお名前が記されている。そうそうたるメンバーである。

「まえがき」にこうある。「低中層団地の歴史的な総括と面開発市街地住宅の現象的な把握を、主として結合組織に注目して解析し、それを展開して、高層高密度団地における戸外空間の諸問題への展望を試みたものである」。結合組織というのは、言ってみればオープンスペースのことで、要するにランドスケープの側から、団地の空間構成のあり方について、歴史的展開をふまえて言及したレポートだ。時代背景は、郊外の低中層団地に加えて、都心の工場跡地などに高層高密度団地がさかんにつくられ始めた昭和40年代である。

レポートのポイントは(原文は非常に難解だが)、郊外の団地造園の手法によってでは、都心の高層高密度団地で求められる空間性能を満足し得ない、にもかかわらず、あいかわらず郊外の手法が都心の高層住宅でも適用されている、という問題意識にある。「都市オープンスペース」としての空間性能は、郊外の団地造園の手法では満足できないということだ。

しかし、この問題は今日においても十分に解決されたとは思えない。当時と比べて都心の集合住宅はさらに高層化が進んだが、それにあわせて、どのように戸外空間をデザインすべきかの理論的な整理・研究は実はほとんど手つかずだ。今日、集合住宅の戸外空間には、さらにひろく環境保全・再生のためのインフラとしての機能も求められている。そういった変化に対応した、ランドスケープの側からの計画論/デザイン論の整理は依然不十分だし、歴史的なトレースも足りない。

目次
まえがき
0.全体の構成と要約
1.低中層団地の歴史的な経緯
(1)視点ーHOMOとHETEROの複合性
(2)前提
(3)低中層団地の結合関係の把握
(4)結合組織の分化
(5)団地構造と都市構造
2.面開発市街地住宅の現象的な把握
(1)視点ーCLOSEDとOPENの相関性
(2)前提
(3)面開発市街地住宅の戸外空間の構造ー資料
(4)結合組織の存在形態
(5)「プロトタイプ」と「ストラテジー」
3.高層高密度住宅団地への理論的な展開
(1)視点ー内化と外化の主体性
(2)高層高密度住宅団地の理論的な可能性
(3)結論ー高層高密度住宅団地の実践的な展開のための前提概念

巣鴨/伊豆大島/流山

2005-10-12 | Japan
Saturday, Oct. 8, 2005
*午後、「グリーンフェスタ '05 in すがも・おおつか」現地説明会
小雨降る中、高岩寺十福苑にて標記イベントのキックオフ・ミーティング。事務局側からイベントの概要説明の後、対象地の見学会と意見交換会が行われた。千葉大学園芸学部、東洋大学建築学科、東京大学ほか、昨年度の街づくりワークショップに参加した実務者のグループ(未来風景舎)、地元のアーティストの方等々、参加チームがほぼ出揃った。

Sunday, Oct. 9, 2005
*伊豆大島調査旅行(一日目)
韓国の観光地プロジェクト関連調査のために1泊2日で伊豆大島へ。竹芝桟橋からジェットフォイル(東海汽船セブンアイランド号)で岡田港へ。レンタカーで、椿トンネル、都立大島公園、椿資料館、海のふるさと村/セントラルロッジ、キャンプ場(以上、大島公園内)、旧甚の丸邸、波浮港見晴台、波浮港、踊り子の里資料館(旧港屋旅館)、藤井工房/農民美術資料館等を視察後、三原山山麓の大島温泉ホテルにチェックイン。霧で視界ゼロ。温泉と料理を楽しむ。
・東京都心から1時間30分という近距離にありながら、観光客数は減少の一途。
・グリーンツーリズムにシフトする大島
・インフラ整備は極めて良好:島を一周する周回道路沿いに主要観光施設がぶら下がる構造で、極めてわかりやすい。バスの便が悪いので、レンタカーで巡るのがベストだろう。

Monday, Oct. 10, 2005
*伊豆大島調査旅行(二日目)
朝食後、一風呂浴びてからチェックアウト。郷土資料館、大島観光協会(元町港)、大島ふるさと体験館(旧郷土芸能館)等を見学後、岡田港へ。帰りは4時間かけて大型船のカメリア丸の特一等室。快適そのもの。19時10分、竹芝桟橋到着。
・赤字の東海汽船
・旅行案内所やホテルをはじめとする観光施設の売店等で、書籍や写真集、ガイドブックなどの知的プロダクツの販売が皆無なのはとても残念。観光施設などの広告用のフライヤー等もお粗末この上ない。なにより、「i」(観光案内所)がお粗末。大島に限った話ではないが。。。まだまだ努力の余地がある。
・ほとんどの食堂・レストランで、禁煙ゾーンと喫煙ゾーンの区別がないのも、都会からの健康志向の観光客に気に入ってもらう上でマイナス。
・全体的に派手さがなく、落ち着いた雰囲気は好感が持てるのだが、何かがひと味足りない。そのため好アクセスが活かされていない印象を受けた。

Tuesday, Oct. 11, 2005
*午後、第二回「流山市緑の基本計画」策定委員会
主に、流山市の緑の将来像、緑地の系統別の配置方針について、庁内関係各課、市民の方々を交えて討議。
*夕方、高田馬場のタム研で田畑先生と打合せ
田畑貞寿トークショウ「景相生態学からの発想」(10月22日開催予定)の企画打合せ。

Synergy Effect

2005-10-08 | Japan
Wednesday, Oct. 5, 2005
*千葉大園芸「環境デザイン実習5」全体ガイダンス
グリーンアート・フェスタ '05 in すがも・おおつか」に参加し、国道拡幅のための取得済み用地に街角/街並みグリーンアートを設計・実作する内容の課題。都市計画道路の暫定的用地利用と段階的整備の可能性を探るのがねらい。僕は千葉大学生グループと一緒に巣鴨地蔵通り入口広場のデザイン・ディレクションとアートフェスティバル全体の審査委員長をやらせていただくことになりました。
*千葉大園芸学部改組タスクフォース会議

Thursday, Oct. 6, 2005
*科学研究費補助金説明会
*学科会議のため環境研究発表会論文集委員会を欠席
学科の改組に向けて大きく前進した会議だった。
*INAX出版新刊『現代住居コンセプション-117のキーワード』(監修=プロスペクター[南泰裕+今村創平+山本想太郎])が届く
「タウンスケープ/景観法 美=デザイン議論の新しい地平」を分担執筆しました。「デザインについてもっと議論をつくせ!」という視点から、「景観法」を「肯定的に」とらえた小文です。
*佐倉市教委区委員会から市民文化資産関連シンポジウムへのお誘い
一昨年度末に関わらせていただいた佐倉市民文化資産ワークショップを受けて、その後具体の選定作業が進められてきた市民文化資産が正式に5件の選定の運びとなり、これを受けて当時の市民メンバーの方から標記シンポジウムへのお誘いをいただいた。

Friday, Oct. 7, 2005
*午前、流山市役所にて、流山新川耕地の活用方策について、流山市と千葉大学側との打合せ
*午後、千葉大園芸学部にて、松戸矢切農地の活用方策について、松戸市と千葉大学側との打合せ
*夕刻、研究室にて、流山市「緑の基本計画」策定委員会事前打ち合わせ

その他情報!
Landscape Design Student Exhibition 2005に「審査委員」として呼んでいただきました。

A day in the life

2005-10-05 | Japan
Tuesday, Oct. 4, 2005
*構内環境整備(平たく言えば「草刈り」)
午前~午後と草刈りに汗を流した。千葉大園芸(学部)では、構内の環境整備を業者に委託しないで自前でやっている。よほどの大木が枯死したり、倒木でもしたりしないかぎり、業者を雇うことはない(つまり、基本的に高木の剪定はしない)。ところが今日の作業は素人の手に余る作業だった。オオムラサキが生い茂る急なのり面で、足場が極めて悪いうえに、ハチの巣がいたるところにある(実際に学生が犠牲になった)。誰が植えたでもない、ニセアカシアの鋭いトゲにも悩まされ、さんざんだった。ケチらないで業者を雇え(金を出せ)ってんだ。とはいえ、まあ、いい汗をかいた。

*巣鴨街づくり協議会
帰宅し、ひとっ風呂浴びてから、巣鴨へ。地元商店会の方々、豊島区都市計画課のお役人さん、東洋大の内田先生、修景社の辻野さん、建築家の中山章さんら出席の下、今後の街づくりの方向性、活用制度などについて議論。有意義な議論だった。

後期セメスター開始

2005-10-04 | Japan
Monday, Oct.3, 2005
「地域環境管理論」「環境デザイン実習1及び5」、大学院の「都市環境学特論2」を担当する、千葉大の後期セメスターが始まりました。早速「地域環境管理論」及び「環境デザイン実習1」の初回の授業を実施しました。「環境デザイン実習1」は、高崎設計室の高崎康隆講師とM&N環境計画研究所の大橋鎬志講師の授業に内部教員として関わらせていただいて7年になります。今年も60人近い大所帯で授業がスタートしました。毎年、高崎先生が簡単なアンケートを採っていますが、近年の傾向として、「デザインをやりたい」という学生と「植物に関心がある」という学生が二極化している(両方に手を挙げた学生がほとんどいない)のがとても残念です。

韓国出張報告など

2005-10-03 | East Asia
Monday, Sept.26, 2005
*園芸学部100周年記念事業打合せ

Tuesday, Sept.27, 2005
*学内評価資料提出
*細々とした渡航前の身辺整理(これが結構面倒)

Wednesday, Sept.28, 2005
*成田~釜山(プサン)大韓航空便
今回は息子を両親に預けている余裕がなく、妻子と3人で出かけることに。
*釜山~大邱(デグ):義父母が迎えで妻のふるさと大邱へ
大邱への車中にて:韓国の山々はおしなべて日本のそれと比べて低く小さい。低く小さいけれど、朝鮮半島南端の釜山近辺から半島東部を北上して、朝鮮民族の母なる山、白頭山(北朝鮮領)につながる山嶺(これを風水用語で「龍脈」と呼ぶ)がある。ああこれが大陸だよな、と車中で深い感慨に浸る。大陸の山々は見てくれの大小にだまされてはいけない。そこがまたいい。

Thursday, Sept.29, 2005
*S郡庁舎にてDプロジェクトの中間報告
妻と二人で大邱を午前中のKTXで経ち、太田(テジョン)で乗り継いで木浦(モッポ)へ。あえて、クライアントの期待に反するプレゼン(外資を期待する役所に対し、外資に頼るなという内容の発表)を行った。結果、案の定、開発か保全か、外部資本か内部資本か、ハードかソフトか、外発か内発か、他律か自律か、という二者択一論になだれ込み、外資による外発的/他律的、ハード開発論者が大勢を占めることに。。。しかし、安易な二元論に終始すべきではないことを力説した結果、最後の最後で奇跡的に、郡長が我々のプレゼンに肯定的な見解を示し、一気に形勢逆転。基本方向は納得してもらえた。それにしても、首長がプロジェクトのプレゼンにいちいち顔を出してコメントするんだから韓国はすごい。日本の役所では考えられないことである。でも、本来そうあるべきだよな。。。中間報告会終了後、料亭(韓定食)で会食。ホテルにチェックインしたのは21時過ぎ。ところが、直ぐに電話で呼び出され、ホテル前の海辺のカフェで元請けD社の面々、国の役人らとともに日付が変わるまでカラオケ。夜風の冷たさが身にしみる一夜であった。

Friday, Sept.30, 2005
*S郡D諸島視察(2回目)
前回行きそびれた島々(無人島を含む)を行政船とマイクロバス等で視察。拠点計画対象の海岸数ヶ所と干潟、リゾート開発地等を現地の役人や事業者らの案内で見て回る。
*木浦~(太田経由)~大邱:ムクゲ号とKTXを乗り継ぐ
木浦から5時間ほどかけて大邱に戻る。それにしても乗り継ぎが悪い。

Saturday, Oct.1, 2005
フリー。ゆっくりと起き出し、義母のつくった朝食を済ませ、久しぶりに近所の蒸し風呂へ。韓国は本当にこういった健康施設が充実している。人々の健康志向は日本人と比べて並はずれてすごいものがある。リフレッシュ。半日そこで費やす。最高の休日だった。帰宅し、叔母夫婦と合流して焼き肉屋さんへ。ま・い・う。夜のニュースで、ソウルの清渓川(チョンゲチョン)竣工セレモニーが報道されていた。清渓川再生を選挙公約に掲げ、見事偉業をやってのけたソウル市長さん、こんどは半島を南北に貫くキャナル(運河)をつくることを公約に大統領選に打って出るそうである。いやはや。。。

Sunday, Oct.2, 2005
釜山まで義父母がクルマで送ってくれた。釜山金海国際空港で朝食。大韓航空便で東京へ。大韓航空のアテンダントのユニフォームが替わった。今回もじつに充実した渡航だった。