28日の参院予算委員会で、質疑者の自民党・丸川珠代氏が27日の佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問での質問に関し、「答えを誘導したのではないかという指摘があるが、そのような趣旨ではない」と釈明する場面があった。
27日は、丸川氏が安倍晋三首相や妻昭恵氏、菅義偉官房長官らを列挙して逐一、「指示はありませんでしたね」と尋ね、佐川氏が「ございませんでした」を連発していた。
丸川氏は、佐川氏が先に「首相官邸などの指示はない」と証言したことを指摘し、「包括的な証言をしたから、詳細を確認する意図で『指示はなかったんですね』という聞き方をした」と述べた。
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昨日の佐川前理財局長への証人喚問をかなりの人が見たと思います。
NHK始め殆どの民放でも放送していましたから。
冒頭に委員長から佐川氏に対して質問があり、ちょっと意外でした。
証人喚問の趣旨や注意事項を述べるのはわかりますけど、
その後に委員長が質問ですから。
決裁文書の書き換えを知っていましたか。
仮に知っていたならば、誰がどのような動機で、
いつ誰に書き換えを指示したのか示してください。
この質問に佐川氏が答えたら今日の証人喚問の目的はほぼ終わったも同然。
でも刑事訴追を受けるからと、証言拒否しました。
次に丸川珠代さんが質問しましたが、巷では誘導していると批判されているとか。
丸川さんといえば「この愚か者めが!」とのヤジが有名ですから
さぞかしキツイ言葉で質問をすると思いきや、非常に穏やかで諭すような話し方で、
緊張していた佐川氏も気持ちがほぐれたと思います。
ところが野党達が丸川さんの質問の仕方が悪いと、言い掛かりをつけています。
「安倍総理からの指示はありませんでしたね」
が、誘導質問だと。では
「安倍総理からの指示はありましたか」
との言い方だったらどうだと言うのでしょう。
「はい、総理からの指示がありました」とでも答えると言うのでしょうか。
嘘を付くと偽証罪に問われ、3ヶ月以上10年以下の懲役という罰則が付きます。
それだけ証人喚問は重いものです。
にもかかわらず佐川氏が「刑事訴追」を理由に証言拒否をした事を野党は批判していますが
これは証言者の権利です。
佐川氏にはこの権利も許されないとでも言うのでしょうか。※(議院証言法第4条)
佐川氏への証人喚問では
安倍首相、安倍昭恵さん、菅官房長官が森友問題に関わっていないし、
指示もされていないとの証言が得られました。
しかし肝心の「誰が決裁文書の削除を指示したか、またその目的」はわからず仕舞いでした。
野党やマスコミは、疑いも含め安倍首相らの関りがあったとの証言を期待したようでしたが
残念ながら、期待外れだったようです。
もう国会で真相究明は不可能ではありませんか。
後は地検特捜部に任せたらいけないのでしょうか。
もういい加減にして欲しいです。
しかし野党は執念深いです。
思い通りにならないとイチャモン付けはいつものやり方で、
「更に疑惑は深まった」と今度は安倍昭恵さんの証人喚問を要求しています。
何が何でも安倍さんを首相の座から引きずり降ろそうとの魂胆が見え見えです。
野党達は何でも反対、気に入らなければ審議拒否という職場放棄ですから
気楽というか、責任感がないというか、彼らの歳費は税金だと思うと苦々しいです。
野党達は国益を本当に考えているのでしょうか。
特に朝鮮半島の動きが日々刻々と激しく変わっています。
もっと安倍首相にはこの様な近隣諸国の動きから日本はどう対処すべきか等、
集中して考えるべき事がある筈です。
それなのに、連日国会審議に参加し、野党から言い掛かりのような質問に答えなければならないのです。
こんな事に付き合っていたら一日24時間では全然足りません。
もっと重要案件に専念し、また場合によっては海外の要人たちとの連携もとり
どう日本は向き合うべきか、最善の方法を取ってもらいたいのです。
本当に時間を無駄にしてもらいたくない、そう思います。
野党やマスコミの言い掛かりが、ひいては国益を損なう事になり兼ねません。
そう考えると今の野党やマスコミの姿勢は日本にとっては「害」でしかありません。
この様な野党やマスコミは日本に不要だと思います。