日本海沿岸部で、北朝鮮からとみられる木造船が漂流しているのが相次いで発見されている。28日も、石川県輪島市沖と山形県鶴岡市沖で、転覆した状態で見つかった。漂着した地域からは不安の声も出ており、海上保安庁や警察はパトロールなどを強化するとともに、「漂着している船を見つけたら触らずに海保や警察に連絡を」と呼び掛けている。【南茂芽育、一宮俊介、川口峻、松尾知典】
本州最北端・下北半島にある青森県佐井村の沖合の岩場で27日午後、無人の木造船が漂着しているのが見つかった。海保によると、船首にハングルのような文字が記載されて甲板上にやぐらが組まれ、イカ釣り用の針や漁網、食器などが船内に残されていた。
秋田県由利本荘市では23日、北朝鮮籍とみられる木造船が漂着し、男性8人が県警由利本荘署に保護された。県警によると、8人は「イカ漁で1カ月半ほど前に北朝鮮を出発。その約2週間後にエンジンが故障し、漂流していた」と説明。亡命や工作員の可能性は低いとみている。船は一時行方不明になっていたが、県警と海保は28日、漂着場所付近で船首や船尾とみられる部分などを発見、回収した。船は海中で大破していた。
海保によると、11月に発見した北朝鮮籍とみられる難破船は27日現在で24隻(破片を含む)。10月の2隻から急増し、昨年11月(4隻)の6倍増となった。そのほとんどが北陸以北の本州沿岸で見つかっている。北朝鮮漁船は簡素な構造が多く、食糧難から出漁したものの、冬の荒波に耐えきれずに遭難が相次いでいる可能性がある。
第9管区海上保安本部(新潟市)によると、多くが、能登半島沖に広がる日本海有数の漁場「大和堆(たい)」で遭難した可能性があるとみている。日本の排他的経済水域(EEZ)内の同漁場では昨年から、北朝鮮や中国から来たとみられる漁船の違法操業が頻発しているためだ。9管の幹部は「風に流されてきたのだろう。これから海は一層荒れる。この時期は木造船での操業は危険すぎる」と指摘する。
日本海側の漁業、警察、海保関係者は危機感を強めている。北朝鮮の漁船が他の漁場にも進出してくる可能性があるほか、遭難者の漂着は社会不安にもつながりかねないためだ。新潟漁協の金子輝課長補佐は「新潟は北朝鮮による拉致の現場にもなった場所。漁民か武装難民か分かりづらく、言葉も通じない人と海上や海岸で出くわすのは恐ろしい」と語った。
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最近北朝鮮籍と思われる木造船が日本海側に次々漂着しています。
〈11月27日19:30時事通信より〉
※また北海道にも漂着船 松前小島に木造船漂着か 国籍不明、7人乗船情報
無人船だったり、白骨化した遺体が見つかったり、民家に助けを求めてきたり・・・・。
北朝鮮のイカ釣り船が流れ着いたとの説が有力らしいですが、
それが真実なら、日本のEEZでの違法操業なのですから、拿捕をして取り締まるべきでは
と思いますが、どうなっているのでしょう。
違法操業や密漁で思い出すのが3、4年ほど前の中国船による赤サンゴ密漁事件。
あの時は高価な赤サンゴが根こそぎ盗られてたのに、成す術なしで悔しい思いをしました。
今回は生き延びる為の、食料に困窮している北朝鮮の漁船のようですが
野放しにしていると、日本の資源が盗られて日本の漁業に大きな損害を及ぼします。
また朝鮮有事が始まると、桁外れの北朝鮮船が流れ着くことが予想されますが
難民や難民に紛れ込んでの工作員が大挙して押し寄せる可能性も考えられます。
日本海沿岸の自治体は今までも北朝鮮から漁船が流れ着いているのである程度対応できるでしょうが
乗組員8人の漁船が流れ着いても、停泊中の漁船の管理もままならない状態。
もっと対応能力を向上させていない事には、地域住民が安心できないと思います。
また地元自治体に対して政府もそれなりの指導、対処方法を通達すべきだと思いますが
地元警察の手に負えているのか、初動捜査は十分なのかと少々心配です。
それにしても北朝鮮関係で不安材料が次々出てきているのに、国会ではモリカケ問題。
国会議員までが平和ボケでは有事が始まったらどうするの?
国民を守る覚悟はできているの?
そして私たち国民に対しての周知徹底は?
マスコミも国会議員も朝鮮半島の危機から目を逸らしたいのでしょうか。
国民総危機感喪失状態になっていては有事には対応できません。
その日に備えて、国民全員が心積もりしておく必要性を強く感じます。
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