団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

ささやかな自分だけの世界

2019年11月30日 | 生き方

他人から全く理解されなくても自分ひとりで熱中できてひとりで

楽しむことができるものを持ってることは心強い、いわゆる自分

だけの世界、自分だけの価値観を持っことは安心感につながる。

 

私が若い頃はいつでも本や音楽が身辺にあった、私に影響を与え

た本や音楽、それが出発点だった、いまだに自分にとってのより

どころである、ささやかな自分だけの世界、半世紀たっても変わ

らない宝物である。

 

読みたくなる本と聴きたくなる曲があるだけで日々の景色が大き

く変わるものである、自分だけの世界を持てたときの安心感があ

ってはじめて自分を取り戻し、人間らしくなれると信じている。


キレル老人が多い現実

2019年11月27日 | 老後の生き方

一昨年、朝日新聞の読者欄「声」に掲載された14歳の中学生の

投稿が大きな波紋を呼んだことがあった、その内容とはバックを

背負った60代と思われる男性に「この席よければ座ってくださ

い」と少年は話しかけたが返答は「ふざけるな!本当は座りたい

はずなのに嫌々譲ろうとしたことぐらい齢をとったらわかるんだ

!」というものだった。

 

ツイッターなどを通じてネット上で拡散、この高齢者に老害とい

厳しい批判の声があがった、実際高齢者の一般刑法犯(殺人、

窃盗、傷害等)の検挙数は2017年度4.7万人と14歳~1

9歳についで第2位である、また鉄道係員に対する暴力行為は2

017年まで8年連続トップ、またある病院での調査によると病

院職員への暴言、暴力行為についても60代以上が多いという結

果がでている。

 

高齢者が増えてるから単純に犯罪の数も増えて当たり前と思った

、そうでもないらしい、20年前と比較して検挙人員は約4倍、

口構成比では約2倍と高齢化率をはるかにしのぐ実態である。

 

それではなぜ高齢者がキレやすくて自己中心的になるのか?その

由は科学的に必然といえるという、加齢とともに脳が委縮する

ことで前頭葉の機能が低下し感情抑制機能や判断力の低下により

キレやすくなるという。

 

確かに「万引きを注意され77歳の男が逆上」「無抵抗の店員へ

声をあびせ暴れる」等の新聞記事を見ると、そういうことが起

因してるのかと思うが社会的に許されないことは間違いない。

 


人間にとって大切な想像力

2019年11月26日 | 生き方

人を理解するには対話することで可能だが、会話してもわからな

いことが往々にしてある、そんなとき想像することで理解できる

ことがあるものだ。

 

人がどう考えて行動してるのかを捉えるには想像してみる、いわ

ゆる相手の身になって考える、もし自分が相手の立場だったらど

う考え、どう対応するだろうか?相手がさびしいのか、悲しいの

か、それに気づくことこそ、その人の想像力であり、相手を思い

やる心のような気がする。

 

例えば私自身過去を振り返って、自分がとった言動によって相手が

不愉快な思いをした理由がわからなかったことが、年月を経て想像

することで理解できたことがある、そう考えると他人の心を想像す

る力こそ人間にとって大切なことだと思っている。


定年後の生き方を探して

2019年11月24日 | 定年後の生活

自分と向き合う時間がたっぷりあるのが定年後の生活である、本

当に自分のやりたいことは?自分はこれからどう生きたいのか?

いわゆる定年後の生き方をさがしながら8年半が経った。

 

定年後は自由に生きたい、そのかわり他人の自由も同じように尊重

したい、そして自分が言われて嫌なことは人にも言わない、自分が

されて嫌なことは人にもしない。

 

色んなしがらみから解放されたかった、もちろん人との交流も大切

であるが、ひとりでいても退屈しない自分の世界を持つことも大切

だと実感してる、本を読むこと、好きな音楽を聴くこと、いずれも

生きていく力になることは確かである。

 

新しい自分の生き方を探して8年半、この先何があるのかわからな

けれど好奇心や向上心だけは失わないでいたいものだ、そして今

一日、一週間、一ヵ月、このぐらいのスパーンで楽しいことをイ

メージする、案外日々のなかに新しい発見があり、ちょっとした幸

せを感じる瞬間があると思って生きていきたい。


定年後の日々の暮らしに思うこと

2019年11月17日 | 定年後の生活

現役時代も定年後も日々の暮らしに大きな変化があるわけではな

い、ただ違いがあるとすれば一日の流れに起伏があるかないかで

ある、仕事をしていれば仕事仲間との会話、達成感などそれなり

の刺激あるものである、そうした環境から離れると当然刺激は少

なくなる、平穏で変化に乏しい日々になるのは仕方がない。

 

今までのつきあいは職場関係、仕事関連の人間関係、退職するこ

とで解放感と喪失感の両方を経験するのが定年退職後の心境であ

る、よく言われるリタイヤしたら、生きがいを持ちなさい、新し

友人を持ちなさいと街にあふれてる人生指南書にふりまわされ

ものである、私も当初はカルチャースクールやコミュニティー

センターに通ったものである。

 

ただ私の定年退職後8年半の経験から言わせてもらうと自分の

きなようにするのが一番、何かをやらねばと思うと苦痛になるも

のである、定年後こそ「何をしてもいい自由」「何もしなくても

いい自由」があることを忘れないことである、そして一瞬でも

日でも、ああ楽しかったと思えることがあったら私はとりあえず、

幸せだと思いたい。


他人を理解することで大切なこと

2019年11月12日 | 人間関係

他人を理解することは難しい、感情の一致、意見の一致を見ると

うのではなく、どちらかというとこの人はこんな風に感じるの

か、こんな考え方をするのかなど違いを確認する場合が多い。

 

例えば以前は理解したと思っていてもお互い環境が違い疎遠にな

たときなど、変化してることがある、いわゆる置かれた立場に

よって物の考え方に変化が生まれるのかもしれない。

 

学生時代の仲間、職場の同僚、趣味の仲間、地域の仲間、それぞ

の付き合いのなかで他人を理解するというのはその違いを認め

ながら分かろうとする姿勢こそ大切だと思っている。

 


定年後の生きがいにこだわることはない

2019年11月10日 | 定年後の生活

定年退職した人のなかには今日はゴルフ、明日は地域活動、明後

は友人との飲み会と予定を入れないと安心できない人がいる、

現役時代と同じで忙しくしてることが価値がある、そして多忙で

あることこそ生きがいだと思っている。

 

しかしせっかく手に入れたのんびりした自由な時間、そんなにス

ジュールを埋め尽くさなくてもと思う、時には一人で行動する

自由気ままさに目を向けてもいいのでは、ひとりだったら急に予

定を変更しても誰にも迷惑をかけないし苦情だって出ない。

 

そもそも生きがいなんて自分が幸福感や充実感を感じるもので散

でも何でもいいわけだ、何も新しい生き方に挑戦するのが生き

がいなんて思い込む必要はない、100人いれば100通りの生

きがいがあるもの、人それぞれ違うもの、だから定年後は生きが

いにこだわることはないと思っている。


定年後の生き方を考える

2019年11月03日 | 定年後の生活

定年は誰にとっても初めての経験、私自身60歳で定年、3年間

雇用延長で63歳で退職、それから8年半が経った、現役時代の

忙しい日々、一転して退職後の暇な日々、不思議なもので人間ど

ちらにも慣れるものでうまく順応できるものだと痛感してる。

 

定年退職すると所属先がなく誰からも注目されない状況が続くの

も予想どうりであった、だから社会とのつながりをもったほうが

いい、そのためにも仕事を続けなさい、もしくはボランティア活

動、地域社会に溶けこむことが賢明、趣味の仲間を増やしなさい

と退職当初読んだ定年本に書かれてるものはほとんどステレオタ

イプの内容であった。

 

 

定年後をどう過ごすかは人それぞれでこれが正しいとかこうある

べきというものはない、何かをしなければならないと考えると苦

痛になるもの、本を読んだり、音楽を聴いたり、食事を作ったり、

スポーツ観戦したり、ぼんやりしたり、人それぞれでいいのであ

る、実際定年退職した人は手探りで自分なりの定年後を生きてる

のではないかと思う、過去のことを後悔したりせず、わからない

将来を不安に思ったりせず今を生きると考えて生きるのが一番だ

と私は思っている。