雑誌プレジデントの特集「介護とお金の大問題」の中で80歳
男性の生活についての記事に注目した、男性は元自営で建材店
を営んでいた、現在75歳の妻と二人暮らしである、収入源は
年金であるが二人とも国民年金のみで12万円、支出は13万
8千円、毎月1万8千円の赤字である。
8年前に事故で骨折して要介護3の状態のため介助が必要で訪
問サービスを受けている、公的介護の自己負担が2万円、介護
保険外の自己負担が1万円(通院時のタクシー代)週2回の入
浴介助をうけてるがそれ以上の出費は厳しい、食費は二人で月
4万円、衣料品は数年買ったことがないというほど切り詰めた
生活を送っている。
預金が800万円あったが毎月取り崩しており在宅介護が無理
になったら介護施設を検討せざるを得ない、やはり国民年金し
かない年金生活、さらに介護状態になったことで暗転、綱渡り
の家計で不安を抱えた日々、私たち高齢者にとって介護とお金
の問題は決して対岸の火事ではない。