人間は生まれて死ぬまでの間にどのくらいの数の人と知りあいに
なるものだろうか?両親、きょうだい、親戚、近所の人たち、幼
稚園、小学校、中学校、知り合いはどんどん増加していく、同じ
クラスにいてもほとんど口をきいたこともない人間もいる、そし
てこんな感じで知りあった学校関係の友人とは一部を除いて卒業
後ぷっつりと音信が途絶えてしまうものだ。
青春時代は学校を超えた友人も出来てくる、学生時代は特にそう
だ、若い時代はやたら友人が増えていく、就職すると同期入社の
仲間、組織のなかの上司、先輩、取引先、同業者と人間関係もつ
ぎつぎ作られていく。
そう考えると人間が一生で知りあいになる人の数は数千人という
規模になるだろう、職種によっては数万人の人もいるだろう、こ
の人と人の偶然のかかわりこそ「縁」なのかもしれない。