【退職して2年になりますが特に退屈することもありません、
それで何かしているかというとほぼ何もしてません、一日一
時間の散歩、30分の庭掃除、30分家の掃除、二日に1回の
買物、食事の準備(夕食担当)、そしてパソコン、月1回1歳
の孫がくると、てんやわんやの一日、現役の時の時間に追われ
た毎日を考えると天国、お迎えがくるまで生きていることに感
謝し、平凡な日常をゆっくり続けながら生活する、自分にとっ
てはとても満足した老後生活を送ってます】
これは13年前新聞の投稿記事である、当時62歳の男性が定
年退職後2年経っての思いを綴ったものである、当時私自身定
年退職して解放感と喪失感が入り混じった中で生き方を模索し
たとき、目に留まった記事である、あらためて読んでみると今
の私の生活パターンとなぜか重なるところがある、まさに平凡
な一日、満足はしてないけど生きてることに感謝、私も同感で
ある。
思う存分に働き会社人生を全うしたという満足感のある人がい
る一方、会社で生きづらさを抱え、仕事を生きがいと信じ込む
ことで感受性を摩滅させてしまった人だっているのがサラリー
マン人生である。
投稿記事のかたも私と同じように会社で生きづらさを抱えてた
ときがあったのかもしれない、40年も勤めると色んな思いが
胸を去来するものである、しかし13年たってみて私自身、人
間や社会の濃やかな景色が余裕をもって見れるようになったこ
とが収穫だと思っている。