団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

大震災の記憶を忘れることはできない

2024年03月11日 | 災害

13年前のあの日、私は仙台市内の会社にいた、退職を月末に

控えビルのなかで残務整理をしていた時、今まで感じたことの

ない大きな揺れ、長く感じた揺れ、その時同じ県内の沿岸部に

津波が押し寄せ、よもや未曾有の大惨事になろうとは予想もし

なかった。

 

死への恐怖を感じ、声を出す時間もなく波にのみこまれた人々、

死はだれにも平等にやってくる、しかし十分生きたと満足して

旅立った人はいなかったはず、本人も残された人も無念だった

はずである。

 

そんな東日本大震災の出来事を作家の小池真理子氏はエッセイ

の中で映像から受けた衝撃、そして悲惨な状況を的確に捉えて

次のように書いている「巨大な波にのまれていく町、玩具のよ

うに流されていく家や車、闇を焦がす炎、避難所で震えている

人々の映像が繰り返し映しだされた。

 

これは一体何なのかと目を疑った、自分が生きてる間に、こ

ほど凄まじい光景を目の当たりにすることになるとは夢にも

っていなかった、現実の出来事として受け入れるのに時間が

かった、永遠の悪夢を見ているかのようだった」