昨年読売新聞の家庭欄の記事が評判を呼んだ、妻を見下し、暴
言を吐いたり無視したりする「モラハラ夫」に悩む妻たちの声
を紹介したところ反響があり、共感の声が約300通も寄せら
れた。
85歳の女性は明治生まれの両親から結婚したら夫と意見の相
違があっても、「はい」といって逆らうなと教えられた、また
59歳の女性は我慢の連続の母を見て育ち自分が波風立てない
ようにするのがよいと思い込んでいたという。
横暴な父と耐え忍ぶ母、そんな偏った夫婦の姿が時には美化さ
れ世代間で連鎖してきたことは確かである、私の両親もそうだ
った、親を反面教師として断ち切った人も多いかもしれない、
しかしコロナ禍以降、在宅勤務の夫が増えた現在、モラハラ夫
が後を絶たないのも確かである、偏った夫婦の姿は形は違えど
昔も今も変わらないのかもしれない。