週刊ダイヤモンドの特集記事「逃げ切り世代」のなかで果たして
どの世代が得だろうか?という読者向けのアンケートの結果を見
ると広義の解釈の団塊世代(65歳~69歳、980万人)以上
という回答が多かった。
その理由としては社会保険や雇用だけでなく社会全体から優遇さ
れているというものであった、例えばJRが実施しているジパング
倶楽部に入会すると料金が30%引きである、男性65歳以上、
女性60歳以上が条件で個人会員の場合年会費4285円、夫婦
会員の場合年会費が2名で7320円である、私自身実家で一人
暮らしの母、今は施設にお世話になっつているものの年15回ほ
ど行くのでこの恩恵に預かっている、また映画館のシニア割引な
ど確かに優遇されている面はある。
ただこの世代は人口ボリュームの多い世代で、年金や仕事の面で
下の世代より多少得をしてるかもしれないが、団塊の世代にとっ
て75歳を迎える2025年には介護という深刻な問題が控えて
る、介護を必要とする人が600万人~800万人以上に激増す
るといわれてるなかで介護従事者が38万人も不足してる。
そんなことを考えると決して得する世代ともいえない気がするが
若い世代からみると得する世代だと思ってるのだろう、ただどの
世代にしても置かれてる状況、抱えてる問題、満足度は、それぞ
れ違うだけに損得だけで世代を判断することはできないと思う。