読売新聞 7月11日(水)23時45分配信 『大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題を巡り、滋賀県の嘉田由紀子知事に脅迫状を送ったとして、大津署は12日、愛知県武豊町平井、無職沢村佳幸容疑者(69)を脅迫容疑で逮捕した。 容疑を認めているという。
発表によると、沢村容疑者は11日、「(いじめの加害者とされる同級生)3人のうち1人を殺せば、このようなことはなくなる。私でも、これからの日本に役立つと思えばやります」などと書いた郵便はがきを嘉田知事あてに郵送し、脅した疑い。沢村容疑者は、はがきに自らの住所、氏名を書いていた。』
大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題を巡り、滋賀県の嘉田由紀子知事にはがきに自らの住所、氏名を書いていた脅迫状を送ったとして、大津署は12日、愛知県武豊町平井、無職沢村佳幸容疑者を脅迫容疑で逮捕されたのは、インターネットを使わなかったところに年齢を感じます。この問題は、大津市と大津市教育委員会、大津警察署の責任と思います。大津市で昨年10月、同級生の暴行があったという話を別の同級生の母親から聞いた生徒の父親が、被害届を出すため大津署に3回にわたり相談したものの、被害届が受理されていなかったことが関係者への取材でわかったのも責任問題と思います。いじめによる自殺が起こっているのに真剣に調査しなかった大津市教育委員会も教育行政の責任者として無責任な対応で、大津警察署もいじめ自殺の事件の9ヵ月の経過後では、事実認定と証拠を確定するのに時間が掛かるのではないでしょうか。大津市と大津市教育委員会、大津警察署の対応の悪さが招いた二次的な脅迫事件と思います。