教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

第3次安倍晋三再改造内閣は、オリンピック「裏金」疑惑などを抱えて、短命に終わる可能性が大だ

2016年08月04日 16時11分53秒 | 国際・政治


板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
第3次安倍晋三再改造内閣は、オリンピック「裏金」疑惑などを抱えて、短命に終わる可能性が大だ
2016年08月04日 04時46分09秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
第3次安倍晋三再改造内閣は、オリンピック「裏金」疑惑などを抱えて、短命に終わる可能性が大だ

◆〔特別情報1〕
 第3次安倍晋三再改造内閣が3日夕、スタートした。天皇陛下の「生前退位」、「女帝」など皇室典範改正問題、東京オリンピック・パラリンピック招致工作、「野球・ソフトボール」、「空手」、「スケートボード」、「スポーツクライミング」、「サーフィン」の5競技18種目追加種目の採用工作をめぐる「裏金」疑惑などを抱えて、安倍晋三首相は、いつ退陣に追い込まれてもおかしくない不安定な政権運営を強いられている。国際的には、米国大統領選挙(11月8日)の結果、共和党の不動産王ドナルド・トランプ候補が当選した場合、日本は、外交防衛政策の大転換を迫られ、安倍晋三首相は途端に政権維持が困難に陥ってしまう。この再改造内閣は、短命に終わる可能性が大なのだ。第56回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成28年8月6日 (土)
「世界新機軸が築く真のクローバル時代到来、日本の使命と役割」
~ブロック経済EU・NATOと中国経済崩壊後の新時代


オフレコ懇談会ご案内
平成28年8月20日 (土)12時~16時
元毎日新聞記者・政治経済評論家歴45年!
板垣英憲が伝授する「必勝!」のための情報キャッチ術・情勢判断学
~情報4重層「表・裏・陰・闇」とジレンマ情勢予測秘術
場所 小石川後楽園内「涵徳亭」 円月
お申込み

第14回 板垣英憲・『悠久の歴史研究会』
日時2016年8月20日(土)16時30分~20時30分
「日本民族のルーツを探る」~黄金の国ジパングの秘密

◆板垣英憲の新刊のご案内◆
嘘まみれ世界経済の崩壊と天皇家ゴールドによる再生 世界を一つにまとめるのはやはりNIPPONだった!
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天木直人の公式ブログ広島・長崎の原爆式典を欠席するケネディ大使の化け...

2016年08月04日 15時47分43秒 | 国際・政治

4Aug
2016
広島・長崎の原爆式典を欠席するケネディ大使の化けの皮


 きょう8月4日の産経新聞が小さく書いていた。
 在日米大使館が3日、今年の広島・長崎原爆式典にケネディ大使は出席しない予定だと明らかにしたと。
 その理由がふるっている。
 公務の為に一時帰国するから出席できないというのだ。
 これを知って私は、ついにケネディ大使の化けの皮がはがれたと笑ってしまった。
 ケネディ大使は若いころ、原爆記念館を訪れていたく感動したとさんざん喧伝されてきた。
 だから2013年の着任以来、毎年原爆記念式典に出席してきた。
 その思いがオバマ大統領の広島訪問を実現させた。
 そう報道は伝え、我々もそう思って来た。
 それが事実なら、いくら米国で公務があるとしても、原爆記念式典への出席だけはすべてに優先しなければウソだ。
 オバマ大統領の広島訪問が成功したから、自分の役割は終わった、後はどうでもいいと言わんばかりだ。
 ケネディ大使は、最後まで日本国民を馬鹿にした米国大使だったということだ。
 こんな重要なニュースを、米国大使館がわざわざ公表したというのに、記事にしたのは産経新聞だけだ。
 日本のメディアは米国の悪口になるようなことは知っても書かないということである(了)

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By 前田綱紀2016年8月4日 at 6:18 AM返信
 そう言えば、天木直人氏は日曜日に【オバマの広島訪問でその役割が終わった被爆者団体
】と題する文章を、以下のように☟書いていたのを想い出した。
(以下、天木直人氏の文章を転載。)
『 共同通信が実施した調査で、いわゆる被爆者団体の多くがその組織維持が困難になっている事が分かったという。
 その理由は高齢化によるなり手不足や資金難であるという。
 たしかにそうだろう。
 しかし、私は被爆者団体が解散せざる得ないとすれば、その最大の理由はオバマ大統領の広島訪問にあると私は思っている。
 あの時、被爆者団体は割れた。
 なかには、オバマ大統領広島訪問を歓迎するあまり、謝罪を求めないものもあらわれた。
 こうなってはもはや被爆者団体の存在意義はほとんどなくなる。
 核廃絶に向けた米国の責任を問う声も迫力がなくなる。
 米国の原爆投下に対する怒りを忘れ、米国への謝罪要求を放棄した時点で、被爆者団体はその役割を終えたのだ。
 米国にとってオバマの広島訪問は大成功だったという事である(了)
 (以上、転載終了)                               』
 それに加えて、昨日の天木直人氏の【 小池百合子都知事誕生を祝福したケネディ大使の深謀遠慮 】と題するブログ記事だ。
 まさに、日曜日に★小池百合子都知事を米国が選んで誕生させて、★ケネディ大使の夏の仕事は終わったので、★夏のバカンス!夏休みでお盆の帰省なのだろう!
 その★米国に選ばれた★小池都知事も早速☟自民党東京都議団と懇ろに★安倍総理とも仲良くリオに政府専用機で出かけるらしい!
【 ◎天木直人氏の期待を★期待どおりに見事に裏切った★小池都知事の“ヤラセ会見” 】
『 ★冒頭解散触れず メディアが加担した小池知事“ヤラセ会見” 日刊ゲンダイ
  ⇒http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186992
  東京都知事選で初当選した小池百合子氏(64)が2日、初登庁した。都庁での初の記者会見では、小池氏が★一番の公約に掲げた「★冒頭解散」についての質問は一切出ず、喫緊の課題である築地市場の移転問題にも触れることはなかった。
★当選直後から明らかなトーンダウン
「議会を冒頭、解散します」――。あの勇ましく掲げた公約は何だったのか。2日、小池氏が都庁で行った会見。都民がまず聞きたかったのは★「冒頭解散」の話だろう。権力とカネが渦巻くという伏魔殿・都議会の“解体”こそが、小池氏に託された使命だったはずだ。
 しかし、★冒頭解散について質問する★大新聞、テレビはなし。「オリンピック関連で“都議会のドン(内田茂都連幹事長)”が利権関係で動いたという報道があったが」という質問にも、小池氏は「個別のことはお答えしません」とはぐらかした。今後は「都政改革本部」を設置するらしいが、こんな弱腰で本当に改革なんてできるのか。
「小池さんが質問者を選んでいましたが、本当に今日(初登庁)聞かなければいけないのかという質問が多かった。『冒頭解散』は選挙のための★パフォーマンスです。当選直後から明らかにトーンダウンしている。どうせ、小池さんは『都議会は車の両輪』と繰り返すだけなので、もう質問する記者もいません」(都政記者)
 会見では「服装が何でイメージカラーの緑ではないのか」というくだらない質問まで飛び出す始末。多くの記者が質問するたびに「当選おめでとうございます」と言っていたのも薄気味悪かった。かつてテレビ朝日の「TVタックル」で共演した★田嶋陽子氏も会見に現れ、小池氏と「お久しぶりです」などと掛け合い。★“茶番劇”を見せられたこっちが恥ずかしくなった。
★“お友達記者”らが★ヨイショ!
 そもそも、猪瀬直樹氏、舛添要一氏が2代続けてカネの問題で辞任したのは、★都政記者クラブをはじめとするマスコミが“機能不全”に陥っていたからだ。今回の初登庁も★NHKが特番を組むなど“仲良し”ムード満点。小池氏の公約を監視するつもりなんてないのだ。
 選挙期間中、小池氏は築地市場を訪れ、移転に関し「いったん立ち止まるべきだと考えます」と明言している。11月に移転を控える直近の課題であるにもかかわらず、これについても質問は出なかった。会見に出席したジャーナリストの横田一氏がこう言う。
「東京都中央卸売市場が先月30日から『豊洲市場開場カウントダウンイベント』を進めています。小池さんは知事になったのなら、これらを即中止すべきです。やはり選挙用のリップサービスだったのでしょう。★冒頭解散についても、自民党との対決ムードを“矮小化”させ、軟着陸させようとしているのがミエミエ。本気なら、『小池新党』でもつくって都議会と徹底的にやり合って、闇を暴いていかないといけない。開始早々の柔軟路線に、先行きが思いやられます」
 ★小池氏が掲げた★公約を忠実に実行するなら拍手喝采だが、★闘う気のない“ジャンヌダルク”なら、★一刻も早く退場したほうがいい。』
 もともと★マスゴミ!マスメディア出身の小池百合子である★そのような連中に、☆踊らされる連中も、つくづく愚かだ!と言わざるを得ない。
By uu2016年8月4日 at 8:05 AM返信
親父のように消されたくないだけでしょ。
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2016年8月3日
小池百合子都知事誕生を祝福したケネディ大使の深謀遠慮
2016年8月4日
日本の防衛力のなさを白日の下にさらしてくれた北朝鮮







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天木直人の公式ブログ日本の防衛力のなさを白日の下にさらしてくれた北朝...

2016年08月04日 15時32分38秒 | 国際・政治

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4Aug
2016
日本の防衛力のなさを白日の下にさらしてくれた北朝鮮



 北朝鮮のミサイルがついに日本の排他的経済水域に落下した。

 これを知った安倍首相は、「許しがたい暴挙」だと非難した。

 暴挙どころではない。

 攻撃されたも同然だ。

 中谷防衛大臣も自ら認めている。

 「まったく予告がなかった。発射実験ではない」と。

 攻撃とはそういうものだ。

 物凄く深刻な事態が起きたのだ。

 今度のミサイル発射は牽制だったらしいが、本気で攻撃してきたら、
もっと深刻だ。

 それなのに、なぜ日本政府は迎撃ミサイルシステムによる破壊活動措置を命じなかったのか。

 なぜか、
 実験ではなかったからだ。

 落下物の破壊ではなかったからだ。

 攻撃だから、いつ、どこから攻めてくるかわからなかったからだ。

 しかも今度の発射は移動発射台が使われたという。

 ますます事前探知が困難だ。

 まだ排他的経済水域でよかった。

 なぜなら「もし日本の領土まで飛んできても、迎撃できなかった」(政府関係者)(8月4日毎日新聞)からだ。

 これを要するに、高い金を払って米国から買わされた日本の迎撃ミサイルシステムは、北朝鮮のミサイル攻撃にはまったく対応できないということだ。

 発射実験の時だけ、万が一その落下物が落ちてきたら破壊する、そのためにゴロゴロと、その都度動かして対応する。

 それが我が国の迎撃防衛システムである。

 それだけのものなのだ。

 これが安倍首相が強行成立させた安保法にる我が国の防衛力強化の実
態である。

 そして、その安保法を戦争法だと言って反対した野党からは、今度の北朝鮮の「攻撃」に対する発言は一切ない。

 安倍政権では日本を守る事は出来ないが、野党共闘政権では平和を叫ぶだけで安全保障政策すら存在しない。

 これが日本の現実である(了)



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Comments ( 1 ) Trackbacks ( 0 )
By 武尊 2016年8月4日 at 1:40 PM返信
それじゃあ天木さん貴方の意見は?どうしたら良いか書いてくれないと意見のしようもないですよ。
安倍みたいに「許しがたい暴挙だ」と叫んでるだけでも解決しないし、野党のように蛸壺でも解決しない。更に貴方のように批判だけでも、飛んでくる。
私の提言は首相が飛んで行く、ですね。腹括って、死ぬ気で行ってこいですわ(笑)首相の代わりなんぞ幾らでもいるんだ。それだけの権限権利責任が背負ってるだろうに。
九条改悪しても先制攻撃は出来ませんよね。だから惨刑新聞や右翼みたいに叫んでも、出来ないものは出来ない。安倍にも手の打ちようがないんです。だから、飛んで行くしかないんですよ。
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2016年8月4日
広島・長崎の原爆式典を欠席するケネディ大使の化けの皮
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天木直人の公式ブログ小池百合子都知事誕生を祝福したケネディ大使の深謀...

2016年08月04日 15時22分59秒 | 国際・政治

3Aug
2016
小池百合子都知事誕生を祝福したケネディ大使の深謀遠慮



 きょう8月3日の東京新聞が報じていた。

 ケネディ駐日米国大使がツィッターで初の女性都知事誕生を「歴史をつくった」と祝福したと。

 米国のいち早い支持表明は、安倍自民党からも野党共闘からも警戒されている小池百合子東京都知事にとってはこれ以上ない強い味方である。

 これで小池百合子東京都知事は米国に逆らえなくなる。

 米国は、日本の指導者が誰になっても、その指導者が対米従属であればいいのだ。

 そのような深謀遠慮でケネディ大使が祝意を伝えたとすれば大したものだ。

 私が無能なケネディ大使の言動で初めて感心したのが、この小池百合子都知事誕生の祝福メッセージである(了)

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Comments ( 6 ) Trackbacks ( 0 )
By HN2016年8月3日 at 10:01 AM返信
キャロラインが優秀(これは天木さんの皮肉ですよ)なのではなく、小池百合子はアメリカ(CIA)によって育てられ、選ばれたカードなのですよ。
孫崎ツイート
極秘情報、都知事選。(6月15日午前、舛添氏辞職願を都議会議長に提出、小池百合子氏6月29日に記者会見で知事選立候補の意向を表明した経緯の中)6月17日の段階ですでに、米国情報関係者周辺では「次はユリコね」という会話がされていました。
https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/758607969323888640
キャロラインの「深慮遠謀」ではなく、既定の路線です。
By 前田綱紀2016年8月3日 at 10:14 AM返信
【 ◎天木直人氏の『弁明』を読む! 】
 天木直人氏が、『小池百合子都知事が蹴散らす五つの敵』と題して、以下のような『弁明』を書かれていたのを読んだので、ブログの読者に引用して報告したい。
(以下、天木直人氏の文章を引用)

 【小池百合子都知事が蹴散らす五つの敵】
 小池百合子氏に対する批判と牽制が続く。
  安倍自民党側からそれが起きるのは当然としても、打倒安倍がすべての野党共闘側から、
 安倍自民党以上に激しい批判と牽制が起きるのは一体どういうことだ。
  小池百合子氏に期待すると書いた私に、見当違いだという意見が寄せられる。
 その根拠の一つが小池百合子の過去の言動が右翼的だというのがある。
 私がそれを知らないとでも思っているのだろうか。
  私が繰り返し強調している事は、今度の都知事選で、
 小池百合子氏は過去と決別することになる、それしかない、ということだ。
  きょう発売の週刊新潮に「女帝小池百合子東京都知事が蹴散らす標的1番から5番まで」
 という記事がある。
  その五つの標的は、内田茂東京都連幹事長、石原伸晃都連会長、森喜朗五輪組織委員長、
 東京都議会、そして安倍官邸、自民党であるという。
  それがほんとならこれ以上の野党はない。
  野党共闘には到底真似のできない戦いだ。
  私はそういう小池百合子に期待する。
  期待外れで終わればそれまでのことだ。
  すべてはこれからである(了)』
 (以上、引用終了)
 私、前田綱紀が、8月1日の天木直人氏のブログ【既存の政党、政治家が否定された今度の東京都知事選挙】について、書いた以下のコメントの通りだ!
『☆天木直人氏のブログの★ヘビーウォッチャーなら!上記の【小池百合子が日本の政治を変える事を期待する】ブログ投稿記事が、いつもの☆天木直人氏の★独特のジョーク!褒め殺し!持ち上げてこき下ろす!前の★皮肉であると☆気づくハズだ!』
 ならば、今度『ハーメルンの笛吹き男』は、★女に生まれ変わって☆現代に蘇る!としたら、これほど★恐ろしいことはない!
 世界的に【『★元気な女たちの時代』の演出のシナリオ!】で、『ハーメルンの笛吹き★女』が、世界各地に★出現していこうとも、われわれは、これに気づき★騙されないようにしなければならない!
 それに★イチ早く気づいて★警告を発するのが☆いつもの賢明な◎天木直人氏の言葉ではないのか?
くりかえして、恐縮だが、 
 ★マッカーサーは日本人は子供「ティーンエージャー」だと言ったが、いまだ米軍に占領され続ける◎日本国民は敗戦後70年以上いまだ★子供のままだ。
 
 少なくとも◎天木直人氏は『トゥエンティー・ワン!』★21歳 以上であることを願う!
By yamazaki2016年8月3日 at 10:23 AM返信
小池氏の背後にいる竹中平蔵氏ご自慢の特区を活用して
都民の財産は外資に食い物にされるでしょう。
これぞダイバーシティーwさすが女小泉。
そりゃアメリカ様は大喜びでしょうに。
安倍自民にとっては痛くも痒くもないですがね。
By 前田綱紀2016年8月3日 at 11:34 AM返信
【◎日本国内の★マスゴミが報じる『★バカ騒ぎ』に踊らさることなく、その間に『世界』で起こっている動きに☆注視すべきだ!】
【 『中東を反米親露に引っ張るトルコ』 2016年7月26日   田中 宇 氏
  ⇒ http://tanakanews.com/160726mideast.htm 
 7月15日のクーデター未遂事件以来、トルコは「米国敵視」と「イスラム化」への道を猛然と進んでいる。 (Turkey May Be Expelled From NATO)
 前回の記事「米覇権への見切りとトルコのクーデター」に書いたが、トルコのエルドアン大統領は、米国亡命中のトルコ人イスラム指導者ギュレン師をクーデター画策の黒幕だと決めつけ、意図的に大した証拠も示さず「ギュレンをトルコに送還しろ」と米国に喧嘩を売っている。2000年までのトルコのイスラム主義と世俗主義(欧米模倣主義、ケマル主義)の対立の中で、エルドアンとギュレン運動はイスラム主義どうしで盟友関係だったが、エルドアンは世俗主義の政権を追い出して自分のAKP政権を確立した後の13年、ギュレン運動を汚職事件の犯人とみなして弾圧し始めた。それ以来エルドアンは、自分の独裁を批判する勢力をすべて「ギュレン派」とみなして逆批判する傾向だ。(ギュレン運動は、トルコの世俗主義を容認する穏健姿勢によって、世俗主義が強いトルコ軍内にも浸透した) (Issue of Gülen’s extradition to top Turkey’s agenda with the US) (Will Turkey-US Rift Over Gulen Destroy Alliance?) (Fethullah Gülen role in Turkey coup unverified: Commentator)
 今回もエルドアンは、クーデター開始から数時間後、自分の健在を示すためイスタンブル空港に登場した時の演説で、すぐに「ギュレンのしわざだ」と宣言し、それ以来何度も米国にギュレンの送還を求めている。エルドアン政権は、以前の事件でもギュレンを犯人扱いしているが、米国にギュレンの強制送還を強く求め続けたのは、今回が初めてだ。米政府は、ギュレンがクーデターの首謀者だという納得できる証拠をトルコから受け取っていないため、捜査に協力すると言うだけで、送還に応じていない。トルコ側は、閣僚や首相が「米国もぐるだ」と言い出している。米国では、トルコのインジルリク基地に置いてある約50発の核兵器を撤去すべきだという話が出ている。 (Kerry to Turkey: Send us evidence, not allegations on Gulen) (America’s Nukes Aren’t Safe in Turkey Anymore)
 トルコ政府筋は、保守派の新聞(Yeni Safak)に「NATO軍司令官としてよくトルコに来ていた米陸軍のジョン・キャンベル元司令官(John Campbell)がクーデターの資金面の黒幕だ。彼は、トルコ人のCIAエージェントを通じて、クーデターに参加するトルコ軍兵士にカネを配布していた」とする記事を書かせた。キャンベル自身や米国防総省は、無根拠な誤報だと一蹴したが、トルコでは米国犯人説が信じられている。トルコ人の約半数はエルドアンの支持するが、彼らの多くは「米国やNATOがギュレンと組んでクーデターを起こそうとした」と思っている。トルコの政府と世論は、クーデター後「米国批判」から「米国敵視」へと、一線を越えて進んでいる。 (US Commander Campbell: The man behind the failed coup in Turkey) (Top US General: Turkish Media Report `Absurd’)
▼喧嘩を売って米国の弱さを露呈させる
 エルドアンから喧嘩を売られているのに、米国は反撃しない。米国の上層部を支配する軍産複合体にとって、トルコはNATOの同盟国で、ロシアを南から威嚇したり、中東を支配するための軍事拠点として重要だ。エルドアンは最近、昨秋から仲が悪かったロシアと仲直りしており、米国(NATO)と組むよりロシアと組んだ方が得策と考え始めている。ここで米国がエルドアンを怒らせると、トルコは完全に反米親露の方に転換してしまう。だから米国は最近の怒るトルコに対し、はれものに触るように慎重に接している。それを見て、エルドアンはますます増長し、根拠の薄い米国犯人説をがなり立てる。根拠が薄いほど、米国の弱い立場が世界的に露呈する。 (Turkey-US: What’s the problem?) (Incirlik is leverage in Turkey extradition demand) (欧米からロシアに寝返るトルコ)
 トルコが叫ぶ米国黒幕説やギュレン犯人説は、おそらく濡れ衣だ。だがこの「濡れ衣で他国を攻撃する」やり方は、これまで米国がイスラム諸国に対してさんざんやってきた策だ。イラクは大量破壊兵器がないのにあると非難されて侵攻された。イランは核兵器を開発していないのに開発していると非難され経済制裁された。シリアは13年夏、化学兵器を使っていないのに使ったと非難されて政権転覆されかけた。トルコは、これらの米国のやり方を真似て、イスラム諸国の一つとして、米国に同じ意地悪をやり返しているだけだ。 (シリアに化学兵器の濡れ衣をかけて侵攻する?) (集団的自衛権と米国の濡れ衣戦争)
 従来は、米国が圧倒的な強国で、米国は他の諸国にどんな意地悪をしても良いが、他の諸国が米国にやり返すのは許されなかった。だが今、米国は中東支配に失敗して立場を弱め、その変化を察知した鋭いエルドアンは、米国に濡れ衣をかけて非難し、米国が反撃してこれないことを、世界に知らしめている。エルドアンはすごい。 (White House Won’t Criticize Turkey for Crackdown)
 トルコが米国をなめてかかって喧嘩を売るのは、もはや中東において、米国に追随していても利益がなく、ロシアに擦り寄った方が安保戦略上良いからだ。トルコの南隣のシリアは、完全にロシアの影響圏になった。米国に倒されかかったアサド政権がロシアの軍事進出に救われて健在で、シリア内戦はロシアとアサドの勝利になっている。米国のアサド打倒に便乗したトルコは負け組になって馬鹿を見た。シリアは、空軍的にロシア、地上軍的にイランに助けられている。 (Failed Coup in Turkey realigns Ankara with Moscow — and saves Assad) (シリアをロシアに任せる米国)
 イランは、イラクやレバノンにも強い影響力を持っており、露イランの同盟体は、中東の北半分を支配している。エジプトも、軍事政権の復権後、米国に見放されてロシアに拾われ、ロシアの傘下に入っている。アフガニスタンやパキスタンは、ロシアの盟友である中国の影響が強まっている。サウジアラビアなどペルシャ湾岸産油諸国は一応まだ親米国だが、ロシアとも関係強化している。サウジは米国に対し、一昨年から、シェール石油潰しの原油安攻勢で喧嘩を売っており、親米さに疑いがある。 (米サウジ戦争としての原油安の長期化)
 これまで米国を牛耳ることで強さを保ってきたイスラエルですら、北隣のシリアがロシアの傘下に入った昨秋来、米国を見限ってロシアに擦り寄っている。ネタニヤフは昨秋来、5回もプーチンに会いに訪露している。先日トルコが、ロシアだけでなくイスラエルとも和解したのは、かねてからトルコと和解したいと考えていたイスラエルが、ロシアを通じて、ロシアと和解したいトルコに話をつけてもらったからだと推測できる。ロシアは、米国に頼れなくなった中東諸国どうしのお見合いまで手がけている。 (Erdogan ally: Coup attempt will tighten Israel-Turkey ties) (イスラエルがロシアに頼る?)
 トルコは米国に対してより先に、欧州(EU)に対し、昨夏以来の難民危機で、相手をなめてかかるかたちでの喧嘩を売っている。トルコは昨年来、EUに対し「トルコからEUへの難民流入を止めて欲しければ、巨額の援助金と、EUに行きたいトルコ人を無制限にノービザで受け入れろ。さもなくば、また難民を流入させるぞ」と、ヤクザまがいの脅しを発した。EUは、今回の米国同様、NATOの一員であるトルコを怒らせたくないので、ヤクザなトルコを非難しなかった(ノービザ入国は認めなかったが)。 (テロと難民でEUを困らせるトルコ)
 トルコ政府はクーデター後、クーデター参加者を死刑にするため、EUが禁じている死刑を復活することを検討している。EUは即座に「死刑を復活したらEUに加盟できなくなるわよ」と宣言したが、トルコは「英国の離脱で崩壊しかかっているEUなんか、もう誰も入りたくないぜバーカ」という感じで、EUが嫌がるからこそ死刑を復活しようとしている。 (Death penalty would bar Turkey’s EU membership: Mogherini)
▼クーデターを使って親欧米派を一掃する
 エルドアンのすごさ(世界中の「リベラル民主主義者」と称する「リベラル欧米覇権主義者」たちから見た場合の危険さ)は、米国に喧嘩を売って米国の弱さを露呈させていることだけでない。もう一つのすごさ(危険さ)は、クーデター後、エルドアンがトルコ社会のイスラム化を扇動することで、トルコ国内から「リベラル派」「親欧米派」を一掃しようとしている点だ。 (The Crisis of Political Islam) (Secular Turks feel isolated in post-coup Turkey)
 7月16日未明、クーデターが失敗した一因は、エルドアン政権が、イスタンブールやアンカラの多くのモスクに、礼拝開始告知用の拡声器を使って市民に街頭に出てクーデターに抗議せよと呼びかけさせたからだった。エルドアンを支持する無数の男たちが、未明の街頭に出て反乱軍の戦車を取り囲み、広場を反乱軍から奪い返し、クーデターを失敗させた。モスクへの連絡の手回しの良さから、エルドアン政権が事前にクーデターの発生を察知しつつ発生を容認し、イスラム主義の市民パワーが世俗主義(ギュレン派)の反乱軍を圧倒し打ち負かすシナリオを具現化させたのでないかと、欧米の分析者から勘ぐられている。 (The Attempted Coup in Turkey: Hell Hath No Fury Like a Teflon Sultan) (A very Turkish coup)
 ひそかに意図的に政治混乱を引き起こし、それを市民パワーで乗り越えさせ、市民を指導する形で指導者が独裁的な権力を握るシナリオは、中国で毛沢東がやった文化大革命や、イランでホメイニがやったイスラム革命を思い起こさせる。エルドアンは、毛沢東やホメイニ張りの、歴史的な陰謀系カリスマ指導者と見ることができる。クーデター騒ぎは、エルドアンのカリスマを増長させている。 (Fear an Islamist Turkey)
 騒ぎの最大の受益者は、稚拙な反乱軍でなく、やられかけ(るふりをし)たエルドアンと、彼に忠誠を誓うイスラム主義の政治勢力(与党AKPの支持者群)である。騒ぎの最大の敗北者は、トルコ全体のリベラル派、親欧米派である。トルコで最もリベラルな都会だったイスタンブールでは、それまで女性の服装が欧米並みに比較的自由だったのが、クーデター騒動後、イスラム主義の男が、イスラム的な服装をしていない女性の歩行者を叱りつける場面が増えた。エルドアンを批判したり、クーデターが政府のやらせであると発言すること自体が「クーデター加担者」「売国奴(欧米のスパイ)」とみなされ、攻撃や取り締まりの対象にされている。リベラル派の言論は、一気に封殺されている。 (Is Erdogan Using the Coup to Make Turkey a Fully Islamic Country?) (Turkey Launches Investigation Of “Losers” Who Claim Coup Was A Hoax)
 トルコはスンニ派が多いが、山岳地帯が広く、メソポタミアの後背地であるため多様な宗派構成になっており、寛容な信仰が好まれてきた。トルコには、広義のシーア派であるアレヴィー派イスラム教徒が1千万人前後(人口の15%前後。諸説あり)住んでいる。彼らの中にもエルドアン支持者は多い。だが今回のクーデター騒ぎの後、アレヴィを正統な信仰でないとみなすスンニイスラム主義者の群衆が、イスタンブールなどで、アレヴィ派が集まって住む居住区への襲撃を試み、警官隊と衝突するなど、サウジ・アルカイダ的な狭隘な行動も起きている。 (Turkish coup d’état attempt From Wikipedia) (Alevism From Wikipedia) (イラク日記:シーア派の聖地) (変容する中東政治)
 このような「揺れ」はあるが、クーデター後のトルコの急速なイスラム化は全体として、トルコを欧米の一員になろうと努力してきた従来の状態から離反させ、中東世界の一員である新状態へと向かわせている。エルドアンは、親欧米的な勢力の発言権や権威を根こそぎ剥奪している。クーデター後、トルコのすべての大学の学部長、合計1577人が職を解かれ、2万人の教師が解雇された。大学など教育界は、親欧米的なリベラル派が大勢を占めてきた。このような過激な策は、長期的にトルコ人の教育水準を下げ、経済発展しにくくさせるかもしれない。欧米的なリベラル派(と称するリベラル欧米覇権主義者)たちは、そのように批判するだろう。 (Erdogan Unleashes Unprecedented Crackdown: Fires All University Deans; Suspends 21,000 Private School Teachers)
 しかし、リベラル欧米覇権主義が長年席巻してきた欧米や日本を見ると、経済的にも政治的にも行き詰まっている。米国の大統領選挙では「反リベラル・反知性・反エリート」の象徴のドナルド・トランプが「リベラル・知性・エリート」の象徴であるヒラリー・クリントンをしのぐ勢いで優勢になっている。米国民の多くは、リベラル覇権主義エリートたちの詭弁や腐敗、祖国破壊行為にうんざりしている。トランプは、NATOを批判的に見ている点でエルドアンの盟友だ。 (Could NATO be the next alliance to unravel?) (Trump Enrages the War Party)
 知性あふれるエリート「金融専門家」たちの素晴らしい金融政策であるQEやマイナス金利が、日米欧の金融システムを根底から破壊しかけている。知性あふれる記者様たちは、QEやマイナス金利を評価する記事しか書かない。気づいてない人が多いが、米国覇権下の世界はすでに無茶苦茶である。エルドアンが全大学の学部長を解雇しても、大した話でない。むしろ、エルドアンが試みる荒治療的な欧米リベラル覇権主義からの離反は、中東の新たな方向性として注目すべきである。 (Turkey in new era after abortive military coup: Erdogan) (腐敗した中央銀行)
 中国でも、独裁的な権力を持った習近平が、それまで中国の上層部でけっこう権威を持っていた欧米リベラル主義を評価する勢力(中国の経済政治社会的な欧米化を目指す勢力)の一掃を試み、リベラルを標榜してきた雑誌や言論人をどんどん無力化している。欧米や、対米従属しか視野にない日本では、これを「中国の孤立」と呼んで非難し馬鹿にしているが、馬鹿にされるべきは、米国覇権が衰退してリベラル覇権主義が無効になり始めていることに気づいていない日本などの人々の方である。 (The Death of a Liberal Chinese Magazine)
▼無駄だった百年の欧米擦り寄りを終わらせる
 前回の記事でも書いたが、エルドアンの長期的な国家戦略は、トルコをオスマン帝国時代のような、中東の覇権国として再台頭させることだ。エルドアンは以前、米国の中東支配に便乗し、米国がアサド政権を倒した後のシリアにトルコの息のかかった勢力(AKPの子分的なムスリム同胞団)の政権を作るなどして、中東の覇権を拡大しようとした。だが、米国がシリア内戦への介入で失敗し、その後始末をロシアに任せ、シリアがロシアのものになってしまったため、エルドアンは対米便乗策を捨て、先日プーチンに謝罪して擦り寄った。 (With Friends Like Turkey, the U.S. Needs Russia in Syria)
 加えてエルドアンは、欧米の一部になることを目指してきたトルコのこの百年の世俗リベラル主義への信奉を丸ごと破壊し、百年間使われていなかったイスラムに基づく政治社会システムを再導入する試みをやろううとしている。そのための大胆な策として、今回のクーデター騒ぎが使われている。 (Erdogan’s Turkey Is the Real Turkey)
 トルコは、オスマン帝国が約百年前の1920年代に第一次大戦に負けて崩壊して以来、自分たちを打ち負かした欧米の一部に何とか入れてもらおうと、イスラム教を重視するそれまでの体制を「遅れたもの」と見なして捨て、国父アタチュルクが決めた世俗リベラル主義を頑張って導入してきた。だが、百年たっても欧州はトルコを仲間とみなしてくれず(米国は、トルコがソ連の近くにあるという国際政治上の利便性を重視してNATOに入れてくれたが)、トルコは百年間、間抜けな努力をしただけだった。
 今のシステムを壊して百年前のシステムを復活するというと、日本なら、英国のスパイ伊藤博文から米国のスパイ安倍晋三まで続く長州藩の超長期独裁政権をぶち壊し、江戸幕府を再生するみたいなもので、想像の域を超越している。少なくとも、エルドアンがトルコの百年のリベラル体制を破壊する試みが、いかに大変かがわかる。簡単に破壊できないので、クーデター騒ぎなどを引き起こし、毛沢東ホメイニ顔負けの陰謀をやっているのだと考えられる。
 エルドアンによるトルコのイスラム化が、日本における江戸幕府の復興と異なる点は、イスラムが中東北アフリカの全域を包含する政治的な宗教だという点だ。江戸幕府を復興しても鎖国するだけで国際的な広がりがないが、イスラムを使うと、トルコが中東全域に影響力を及ぼすことが視野に入り、オスマン帝国の復興というエルドアンの野心に合致する。エルドアンはトルコを、きたるべき多極型世界における極の一つに仕立てたい。多極型世界において、極となる国どうしは対等だ。対米従属など必要ない。だからエルドアンは、米国にタメぐちを使って喧嘩を売ってもかまわないと思っている。(中国も、この多極型世界の道理を使い、米国が覇権国だという理由で海洋法条約に入っていない以上、同じく覇権国である中国も海洋法の裁定を無視して良いと考えている) (逆効果になる南シナ海裁定)
 すでに書いたように、中東全域で、米国の覇権衰退に呼応する米国離れやロシアへの擦り寄りが見られる。トルコはもともとイランやサウジと友好関係にある。今回ロシアやイスラエルと和解し、今後アサドやエジプトを容認すると、トルコは中東のすべての国々と協調できる。ロシアと協力し、サウジとイラン、イランとイスラエルの対立を仲裁できる。長期的に、パレスチナ問題が最大の難問として残るが、トルコとロシア、イランが協力すれば、中東を安定化することができる。これは、欧米(英米)がこれまで中東を分断・内乱させて弱体化し、支配してきたのと全く逆の方向だ。欧米が奨励してきたリベラル主義では、中東は永久に安定しない。そのように仕組まれている。エルドアンの荒治療の方が、長期的に希望が持てる。 (Putin May Be Turkey’s New Buddy after the Failed Coup)
 トルコの反米イスラム主義が期待できるもう一つの点は、アルカイダやISISといったテロリストを一掃できるかもしれない点だ。アルカイダやISISも、トルコも、一見すると、同じ反米イスラム主義に見える。だが実態は全く異なる。アルカイダやISISは、米国(米英)が作ったテロ組織だ。中東で、米英が奨励する(永久にうまくいかない)リベラル主義に反発する人々の受け皿として、アルカイダやISISが作られ、米英の諜報機関が彼らをそそのかしてテロをやらせ、ますます中東を混乱させ、欧米でもテロが頻発して人々が軍産複合体の戦争を支持するようになる。戦争するほど中東の人々が貧困になり、アルカイダやISISに入る人が増え、混乱とテロは永久に終わらず、米英軍産による支配を恒久化できる。 (露呈するISISのインチキさ) (敵としてイスラム国を作って戦争する米国) (アルカイダは諜報機関の作りもの) (イスラム国はアルカイダのブランド再編)
 プーチンのロシアは、この図式に気づいており、シリアでアルカイダやISISを空爆した。米国は「ロシアは穏健派を空爆している」と非難し続けたが、シリアの武装勢力には穏健派などいない。エルドアンはこれまで、米国と協調し、シリアのISISやアルカイダに武器屋食料を支援してきた。だが今後、エルドアンがプーチンと協調してシリア問題に取り組むと、それはおそらくプーチンが手がけるアルカイダISIS潰しにトルコが協力することになる。アルカイダやISISは米国の傀儡であり「悪いイスラム主義勢力」だ。中東の人々を永遠の不幸に陥れる悪いイスラム勢力を駆逐して、中東の人々を幸せにする「良いイスラム主義勢力」を中東全域で席巻させられれば、エルドアンの戦略は成功だ。 (The Oddly “Inconsistent” Event That Has Turkey Wondering If The Entire Coup Was Staged)
 と、ここまで書いて、エルドアンをほめすぎでないかという懸念が自分の中で出てきた。だが、もしエルドアンがトルコを多極化時代の地域覇権国に仕立てられるなら、良いイスラム主義を広めることが必須なのは確かだ。プーチンのロシアは、米国が誘導しかけたシリアの恒久内戦化(リビア化)という最悪の事態を回避し、中東を安定化する「良いこと」をやっている。プーチンは高い評価を受けるべき指導者だ。これは断言できる。それなら、プーチンと組むことにしたエルドアンも、今後、高く評価される存在になれるはずだ(習近平もトランプも)。 (NATO延命策としてのウクライナ危機) (How the failed Turkish coup helps Putin)
 次は、★マスゴミのバカ騒ぎに踊らされることがない、賢明な☆天木直人氏の投稿記事に期待したい。
By yuki2016年8月3日 at 2:52 PM返信
サッチャーやメルケルは男性の支援なくとも実務能力に長けてno1の存在を示した。市川房江もそう。しかし、小池さんは有力な男性を利用してのし上がってきた。そう考えるとバックに誰かいるのではないか。ケネディーもオバマ政権のお飾りに過ぎない。元ケネディ大統領夫人はギリシア議会を巻き込み、憲法を改正し莫大な遺産を相続し、筋肉の病で伏したオナシスの看病もせずにパリに入りびたり買い物三昧をしたという女性だ。本当の実力のある女性は女性だからエールを送るというようなことはしないと思う。お飾り的な似た者同士なんだろう。
By 武尊 2016年8月3日 at 3:39 PM返信
ケネディは父親を反面教師として、アメリカという組織に媚びを売ってるだけでしょう。
まァ、反論もしませんね(笑)←これキャロラインにも天木氏にも合わせて言ってます(笑)
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2016年8月2日
小池東京都知事への対応でも安倍首相に勝てない野党共闘
2016年8月4日
広島・長崎の原爆式典を欠席するケネディ大使の化けの皮







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授業中、学生にモデルガン 大東文化大教授を懲戒解雇

2016年08月04日 13時37分21秒 | 受験・学校・学問
朝日新聞デジタル
2016年8月3日20時55分

 『授業中に学生にモデルガンを突きつけたり、暴言を繰り返したりしたとして、大東文化大学(東京都板橋区)は3日、文学部の60代の男性教授を懲戒解雇の処分にしたと明らかにした。
 同大によると、教授は昨年度の授業中、質問に答えさせるために2人の男子学生にモデルガンを突きつけ、別の複数の学生に「バカ」と暴言を繰り返した。また、資料室で銅板(厚さ3ミリ)を標的にエアガンを発射し、模造刀でカボチャをたたき割ったこともあった。大学側が銅板を調べたところ、無数のくぼみがあったという。
エアガンを発射する現場を男子学生の1人が目撃。大学側は「学生に恐怖を与える極めて悪質な行為」と判断し、先月27日の理事会で処分を決めた。
 授業は古代中国の歴史や文化がテーマで、教授は大学の調査に対し、「学生に興味を持ってもらうため銃の握り方を見せた。『バカ』は親しみを込めて言った」と話したという。同大を運営する大東文化学園の古川陽二常務理事は「あってはならないことで厳正に対処した。再発防止に努めたい」とコメントした。』 


 授業は古代中国の歴史や文化がテーマとはかけ離れた大学の講義方法と思います。
大学の講義は、西部劇やチャンバラ遊びを見せ付けるところではありません。
大学で、講義をしたり、学生指導に嫌気が刺されたのではないでしょうか。






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ロンドン中心部で刃物による襲撃、1人死亡 容疑者を逮捕

2016年08月04日 13時29分47秒 | 国際・政治

CNN.co.jp 8月4日(木)10時23分配信
(CNN) ロンドン警視庁は、ロンドン中心部のラッセル・スクエアで刃物を使った襲撃があり、1人が死亡、5人が負傷したと明らかにした。容疑者1人が逮捕された。
警察には3日午後10時33分ごろ、刃物を所持した男1人が人々を傷つけているようだとの通報があった。
それから10分とたたず、男は逮捕されたという。
警察は動機については明らかにしていないが、現時点ではテロの可能性もあるとして捜査を進めているという。』

テロか、テロでないのかも分かりません。
連鎖反応を起こす企みなのか、模倣犯も多い昨今のようの東西を問わない状況です。
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ミスド「閉店の嵐」経営危機状態に

2016年08月04日 11時48分28秒 | 食・レシピ
2016/8/4 07:57

ミスタードーナツが凋落の一途をたどっているという。国内チェーン全店売上高は下降線をたどっており、2012年3月期が1147億円、2013年が1111億円、2014年が1030億円、2015年が1020億円、2016年が915億円と一貫して減少。店舗数も激減しており、2012年3月末には1373店あったが、2016年3月末には1271店にまで減っている。クリスピー・クリーム・ドーナツが「閉店の嵐」として話題になったが、ミスドもハイペースで閉店していると「ビジネスジャーナル」が報じた。
ミスド、経営危機状態に突入…閉店の嵐、コンビニ・ドーナツの破壊力を受け撃沈 | ビジネスジャーナル
編集者:いまトピ編集部

第一の原因は、デフレから脱却していない消費の低迷と思います。
ミスドのブームもすんだのではありませんか。
最近は、無添加の自然派志向のドーナツに人気が集まって来ています。
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