秋田県の三種町には山からの綺麗な水を引いた自然の沼や水田から転作した沼などにジュンサイを栽培している処が多く見られ、ジュンサイの日本一の産地としてよく知られています。
ただ、ジュンサイ沼には雑草も繁茂し易いらしく、少し管理の手を抜くと雑草が繁茂してしまってジュンサイの栽培を中止(つまり、放棄)せざるを得ない状態となってしまった沼も幾つか見かけます。
侵入する雑草には湿性植物、抽水植物、浮葉植物などが多くありますが、ジュンサイによく似たスイレン科ヒツジグサを見ることもしばしばです。
画像の大きなジュンサイ沼も管理が行き届かないらしく、年毎にヒツジグサが増加してゆくのを見ていますが、近頃では沼面の殆ど半分を占める状態にまで広がってしまっています。
浮葉植物ヒツジグサは午前中には開花していないためジュンサイとはよく見分けがつかないのが(画像下半がジュンサイ) 午後になると開花するため明瞭に区別がつきます。
未の刻(ひつじのこく)に開花するところからヒツジグサと名付けられたと言います。
ジュンサイ農家からは厄介者として嫌われるヒツジグサも全国的には希少植物として保護対象とされております。
絶滅種(東京、埼玉など)
絶滅危惧1類(茨城、山梨など)
絶滅危惧 II類 (栃木、新潟など)
準絶滅危惧種 (石川、福井など)
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