花好きじじい

花を求めて山野を歩き回っています。
花好きの皆さん花にまつわる話をお聞かせください。

アギナシの零余子(2)

2018-10-20 18:10:19 | Weblog

 2018-9-21「アギナシの零余子(1)」では零余子の成熟を待って採集したいと書き、その後も時々抜き取って調べていましたが、かなり成熟したと思われた10月19日に採集して半分はそのままプランターに植え、残り半分は軽く湿らせたマットを敷いた容器に並べて冷蔵庫中に来春まで保存して植えることにしました。
 9月21日の時点では零余子はまだかなり未熟でした

 10月19日には成熟して黒くなり、触れると種子のように簡単に細い柄から離れます


 大きさに違いがありますが大部分は長径3〜5mm先が尖った水滴形をしています

 

 その後の発芽や生育状況については後日書きたいと思います。


野生アズキを使ったお汁粉

2018-10-14 22:08:37 | Weblog

 2017-10-21ヤブツルアズキご飯』には近隣の大豆畑の厄介な雑草ヤブツルアズキから採取した豆を入れて炊いたご飯について書き、この文中で、来年にはこの豆を使ったお汁粉作りにも挑戦したみたいと書きましたが、今年も昨年と同じ大豆畑から相当量のヤブツルアズキが採取できたのと、この畑に隣接した別の大豆畑からはヤブツルアズキとは別種の野生アズキ属と見做されるものも(種名不明)採取できましたので、これらを使ってこし餡を作りお汁粉を作ってみました。
 なお、食感を比べるために市販のアズキでもお汁粉を作って食べてみました。

ヤブツルアズキ
     
    大豆に絡みつくように延びています                                
名称未定のアズキ属(?)の植物 
      
    大豆には絡みついてはいません
                                     (上の画像は拡大して見ることができます)
  
両種は3出複葉で、小葉は卵形または狭卵形、総状花序に黄色の蝶形花を付けるなどよく類似していますが、ヤブツルアズキの方が全体にやや小型で蔓状に延び周辺の植物などに絡みついています。
 豆果は線形で長さは4〜9cmですが、名称未定のアズキ属の方がやや大きく、熟すると両者とも莢が黒くなり、乾燥すると中にある6〜10個の卵形の種子が弾き出されてきます。 
 種子の色はヤブツルアズキ(中央)では薄黒い斑ら模様なのに対して、名称未定のアズキ属(右)は黄土色をしています。
 大きさの比較のために市販のアズキ(左)を並べました。


 畑の所有者の許可を得て、大豆畑の中からヤブツルアズキ(左)と名称未定のアズキ属(右)をかなり大量採取しましたのでぶし餡ではなくこし餡に挑戦することにしました。

 食感を比べるために市販のアズキ(左)でも作って試食しました。
       アズキ       ヤブツルアズキ     名称不明

 
 お汁粉にしてみると3者ともさほど違いがないというのが率直な感想で、強いて言うならヤブツルアズキでは粒子が粗く味覚がやや劣るかというところでした。

 ここで、名称未定のアズキ属としたのはヤブツルアズキに極めて近縁の植物らしのですが蔓性ではなく種子が黄土色なので別種なのです。インターネットで検索してもヒットしないため今のところ未定としておきます。何方かご存知の方がおられましたらお教えください。 

 追記:インターネットで検索したところヤブツルアズキは野生アズキ、別の名称不明とした植物は雑草アズキ(ノラアズキ)と呼ばれていることが分かりました。