水中で発育して水上に花を開く沈水植物タヌキモ(狸藻)、ハゴロモモ(羽衣藻)、バイカモ(梅花藻)のいずれもがその形が藻類に似ていることから和名には「藻」の名がつけられていますが、バイカモはキンポウゲ科、タヌキモはタヌキモ科、ハゴロモモはハゴロモモ科と全く別種の植物です。 ⬆︎ 種名をクリックすると説明が見られます
いずれも葉は糸状に細く枝分かれしていますが、タヌキモの茎には捕中嚢が多数付いており、ハゴロモモの葉は蜜な房状で十数本に分かれたバイカモとの違いが明瞭です。
花:タヌキモではオレンジ色の上下弁2枚、ハゴロモモでは白色の花弁2・萼片2枚、バイカモでは花弁5枚
生育場所はタヌキモとハゴロモモとは流れの無い池沼などで、水質には拘らず何処にでも生育するため、池沼の多い三種町森岳地区では数か所で見ることが出来ます(タヌキモとハゴロモモとが同一場所に生えていた、 角助沼)
清流にしか生育しないバイカモでは白神山地の藤里駒ケ岳を源とする藤琴川の分流を通している藤里町矢坂地区でしか見ることが出来ません。