花好きじじい

花を求めて山野を歩き回っています。
花好きの皆さん花にまつわる話をお聞かせください。

芋がら(続き)

2008-12-05 11:20:22 | 旧blog
干した芋がらの食べ時は?
  
  皮を剥いて雨を避けるやめ車庫に提げ乾燥した芋幹を味噌汁の具にして食
 べようとぬるま湯で戻して1.5cmほどに刻んで、その1片を口に入れて噛んでみた。
 噛みだしてすぐにき口中に刺すような刺激が広がったので、すぐに吐き出して
 繰り返しうがいをしたがなかなかよくならなくて大変困った。
  写真の様に完全に乾燥しているように見えてもまだ不完全なのだろおうか?
 それとも、調理する前に何がしかの処理をする必要があるのだろうか?
        
            
 それで、思い出したが、20年前西アフリカ、ナイジェリアに勤務していた時、
現地の子供が齧っているカシュナッツの果肉を一つ木からもぎ取って齧ったら、
激しい痛みが口内に広がり口内と唇にひどい炎症を起こし1ヶ月も治らなかった
記憶がある。後日、現地の人からカシュナッツは漆の仲間の木でこの果実を食
べて死亡する例もあると聴いた。スナックのカシュナッツはこの果実にぶら下が
る二つ目の果実の中の種を加工したものである。

芋がら作り

2008-11-03 18:25:45 | 旧blog
 子供のころ時々食べさせられた芋幹の味噌汁の味の記憶は殆ど残っていないが、何故か母親の味が懐かしくなり、今年郷里の畑に里芋を作ったのを機会に昔母親が作っていたように乾燥芋幹を作ってみることを思い立ちました。
 作り方は郷里の隣家のお婆さんから教わり、車のトランクに詰め込んで持ち帰った里芋の葉柄をペーラーで皮を剥ぎ落とし紐を通して車庫に提げ乾燥を待つととにしました。
 干上がるまではかなり日数を要する筈だが、本当に出来上がるかどうか余談を許しません。



ヤーコンの収穫

2008-11-03 17:37:24 | 旧blog
 昨年、姉の家でご馳走になったヤーコンという珍しい芋に似た食材に興味を持ちインターネットで調べたところ「南米高地原産のキク科の多年性草木で、食用とされる塊根にはフラクトオリゴ糖を豊富に含み健康維持に役立つ」と記載されていた。
 それで、今年2月、インターネットで繁殖用塊茎(苗)10個を取り寄せ郷里の畑に植えたところ9本から芽が出て、そのうち7本が大きく育ちキク科の仲間と納得できるような花が咲きました。
 11月2日郷里に戻り芋(塊根)堀りをしたところ、充分発育した大小さまざまの芋が一株10個以上収穫されました。
 収穫した大量の芋は私たち老夫婦だけではとても食べきれるものではないため、同時に収穫した里芋、曲がり葱などと一緒に梱包して6戸の親戚に送りました。








 懐旧談:私が20数年前、西アフリカ、ナイジェリアに勤務していた時、宿舎の前の空き地に畑を作り日本から持ち込んだ各種の野菜の種を蒔いたことがありますが、何れも収穫するまで発育せず、現地で買った種からだけ作物が育ちました。そのな中でも、ナイジェリア人の主食キヤッサバ(マニオク)は20cmほどに切った枝を挿し木しておくだけで無肥料でも3ヶ月もすると丁度ヤーコンのような大きな塊根が5~6本付くのには驚いた記憶があります。

コモチレンゲ

2008-10-22 18:24:59 | 旧blog
 別名レブンイワレンゲと呼ばれるベンケイソウ科のこの多肉植物は10月中旬以降、秋田では最も遅く、男鹿半島の海岸の岩場と内陸の藤里町真名子の渓流の岩場に咲く珍しい山野草です。
 私はこれまでこの花を見たことがなかったのですが、2月の「秋田花の会写真展」に二人の方がこの花の写真を展示されたのを見て、今年の秋にはぜひ撮影したいと8月末から男鹿半島の先端まで度々出かけて観察してきました(実に6回)。
 9月に入ってから多肉質のロゼット状の葉(その形が蓮華の花に似る)の中心に花柱が伸びだし、葉腋からも蔓が多数出てきて蕾を付けてきました(子持ちの由来)。蕾が開いたのが10月に入ってからで、恐らく11月になっても花は見られると思われます。
 岩場とか砂礫地などのの土も殆どないような場所に生育する珍しい植物ですから肥沃な花壇に移植してもあまり生着しないそうです。

           

           
                 海岸の大きな岩の上に群生していた。

           
        

                 磯の砂礫地でも群生。

           
        
                 花序(拡大)

           
      

ミズアオイ

2008-09-30 15:37:25 | 旧blog
 環境省から絶滅危惧種に指定されているミズアオイは秋田県でも数箇所で見つかっているとの記録がありますが、私はこれまで見たことがありませんでした。
 8月の末、近くにあるあ浅内沼にこれもまた絶滅危惧種に指定されているミツガシワ科の水生植物アサザの開花を見に行った折、傍の水田にコナギより遥かに大きいミズアオイの葉を見かけて歓喜しました。
 しかし、その時には葉のみで花は無かったので、水田の雑草として刈り取られないことを願って帰りました。
頃合を見計らったつもりで9月25日に再びこの地を訪ねてみたら¨残念^先日見つけた株は花が既に終わり実を付けていました。
 それでも諦めきれずに周辺の田の畦を歩き周り、終に花を付けた1株を発見して欣喜雀躍。その場で沢山見られるコナギと並べて撮影したのが下の写真です。
            

            

             

 それに加えて、帰りに通りかかった水田の用水路に沢山のミズオオバコを見かけ撮影してきた。         
             

ハグマ

2008-09-09 16:20:37 | 旧blog
 花弁が白い紐状で動物のヤクの尾に似ているとしてハグマ(白熊)の名が付けられているキク科の植物には14種類ほどありますが、秋田県ではオクモミジハグマとクルマバハグマの2種が知れれています。
 9月7日「秋田花の会」の皆さん33名で秋田市川辺町の岩谷山(366m)に出かけこの2種とミヤマママコナの撮影をしてきました。

                     オクモミジハグマ





                   クルマバハグマ



ジュンサイ沼の雑草

2008-08-27 08:45:47 | 旧blog
 ジュンサイという作物は結構デリケートで一寸手を抜くと忽ち雑草(ことに他の水生植物)が繁殖して負かされてしまうのだそうです。
 私はジュンサイ沼を巡って沼の中、岸に生育する植物(雑草)に興味を持ち写真を撮り続けているうちに、雑草が繁茂してジュンサイの栽培を放棄した沼が少なくないことに気付きました。
 繁茂する雑草には各種ありますが、ここには代表的なものとしてマルバオモダカ、タヌキモ、ハゴロモモの3種の写真載せてみました。
         
                   マルバオモダカ





                    タヌキモ





                    ハゴロモモ



 その他にも、コナギ、オモダカ、ヘラオモダカ、アギナシ、ヒシ、ヒルムシロ、ヒツジグサなどなどがジュンサイ沼に侵入して栽培農家を困らせている。

ウバユリ

2008-08-18 14:07:37 | 旧blog
 花が咲いているのに葉(歯)がボロボロであるところから姥百合の名が付けられた
されていますが、実際には葉が残っているものが多いのです。
 ウバユリには小型のウバユリと大型のオオウバユリとがあり、前者は関東以西に
多く、東、北日本では大部分が後者であるといわれています。
 秋田県で見られるのも殆どがオオウバユリで、10年以上秋田で山野草を観察し
てきた私もオオウバユリしか見かったことから、秋田県には存在しないとまで信じ
てきました。
 ところが、別の花の撮影のため入った能代市二ツ井の七座(ななくら)神社の裏
の林で偶然丈の低く、花1~3個しか付けていない小型のウバユリを初めて発見し
ました。
 8月15日再びその場所にでかけて花が終わった後の実の写真を撮影してきま
した。なお、比較のため、七座神社の米代川を挟んだ対岸にある七座山登山口に
群生していることが分かっているオオウバユリの実と葉とを並べて撮影しました。


             (ウバユリ)





             (オオウバユリ)




            (オオウバユリ・左とウバユリ・右の比較)

ポポ

2008-05-13 15:31:31 | 旧blog
 5年ほど以前に私の職場の仲間が近所の方から戴いたという
ポポという見たこともない果実を持ってきてくれた。強烈な匂い
と甘酸っぱい味覚は熱帯産果実、マンゴウとかドリアンそっくり
なのです。それ以来、毎年秋、ポポが熟して落ちる時期を狙って
そのお宅を伺い、ポポの実お戴いてくるのが慣例になりました。
 そして、数年前ポポの黒い小豆大の種を庭に蒔いておいたとこ
ろ沢山の芽を出しました。そのまま放置しておいたところ2本だけ
2メートル以上に成長し、昨日庭の散水をしていて偶然沢山の不気味
な花を付けているのに気付きました。 雄花と雌花とがあるそうですが、
どちらが雄花で、どちらが雌花か分かりません。
 バンレイシ科に属する植物の中で温帯で実を付けるのはポポだけで、
あとは熱帯ないしは亜熱帯だけにしかないとのことです。台湾の市場
で見かける‘釈迦頭’なる奇妙な果物もこの仲間なの
だそうです。(台湾勤務時代を懐かしみながら)
      

        
       

                

センブリ

2007-11-03 16:37:28 | 旧blog
  秋も深まり、木々が紅葉となる頃には山野草ではリンドウとセンブリくらいし見られなくなります。
 センブリも最近ではなかなか見つからないとのことですが、私の職場の近所では結構見つかります。
  写真は数日前、職場のすぐ近くの里山の道端の斜面に群生していたものです。
幸い誰にも見つからず毎年可愛らしい小さな星型の花を沢山つけます。