我が家の庭に植えてあるユキヤナギ株立ちの紅葉した1株に白色の花を付けているのが
見られました。
インタネットで検索したところ、『ユキヤナギの狂い咲き』とした記載も幾つかあり稀な
ものではないようですが、紅葉と白花のコントラストが面白いので画像を載せてみました。
秋田の山野で普通に見られるオクトリカブトを10年ほど前から鉢に植え我が家の半日陰の裏庭に置いて育てておりましたが 、最初10株程度だったものに種が地面に落ちて育ったものも加わって現在45株にも殖え毎年奇麗な花を付けています(左下の株は種が落ちて育ったもの)。
9月15日
トリカブトの仲間の種の発芽率は概して低いとされますが、その事を確かめるため種子から育ててみようと考え種子の採取をはじめました。
10月14日 花は殆ど散り果実とまりました。
10月24日 果実は熟しました。
中から縮んだフレアの付いた皮に包まれた黒色の種子が沢山出てきました。
播種方法は先にミズバショウで試みられたのと同じく発芽まで湿った培養土の上に種子を播き発芽したら薄く培養土で覆うもので、播種時期は採種直後(取り蒔き)と来春3月の2回に分けて行い比較することにしています。
結果については後日書きたいと思います。
2015.8.16「シロネ属の見分け方」ではシソ科シロネ属シロネ、ヒメシロネ、コシロネ、
エゾシロネの4種の区別点について書きましたが、10月に入ってからの葉の変色にも種
による違いが見られるようになりました。
紅葉は最初に黄色調の変色を経て黄褐色となるもの(シロネ、エゾシロネ)と暗紅調に
変色してから暗褐色になるもの(ヒメシロネ、コシロネ)とがあります。
かなり類似していて区別困難なコシロネとエゾシロネでも紅葉期にはその違いが歴然とな
ります。
イヌハギは環境省カテゴリーでは絶滅危惧種II類に分類された稀少植物ですが私の職場近くの数カ所で見ることが出来ます。
開花から果実(豆果)形成まで観察しましたので経時的に画像を並べてみます。
8月16日(日)
下の画像はいづれも道端(2カ所)で撮影したものです。
ハギ属特有の白色の蝶形花で旗弁には紅紫色の斑紋があるがあります。
萼は5深裂し、黄褐色の毛が密生しています。
9月23日(水)
茎頂と葉腋にはいが栗に似た球形の果実を形成していました。
10月12日(月)
全体が褐色に枯れ、実はあだかも毛玉の様に見えました。
果実(豆果)の豆皮(莢)は縦3~4mm、幅2.5mmの卵形で先端が尖り、上半には毛が密生しており、
鮮やかな血管様の紋様がみられます。
この豆皮を破ると縦2mm、幅1.5mmの楕円形で、うずら豆の様な紋様のある種子が出てきます。
近縁種の果実との比較
イヌハギとは近縁のネコハギとメドハギの果実は極めて類似していて殆ど区別できません。