花好きじじい

花を求めて山野を歩き回っています。
花好きの皆さん花にまつわる話をお聞かせください。

花梨ジャム

2006-11-27 11:49:22 | 旧blog
 庭の5本のカリンの木には毎年果実を付けますが、今年も強風で落果したのが数個だけで大きく育った果実が20個収穫しました。
 数年前にカリン酒を造ってみたものの、誰も口にしないので結局手付かずのまま捨ててしまったという苦い経験があるものですから、それからは毎年収穫しても果実を数日間だてサイドボードの上に飾っておいてその後は捨ててしまうということが続いています。
 今年も1個200gを超えるような見事な果実が沢山実ったが、例年通りそのまま捨ててしまうには忍びないのでジャム作りに挑戦してみるこことにしました。
 インターネットで検索したレシピーに従い、取り敢えず10個だけをイチョウに切って大きな琺瑯びきの鍋で煮てスープをろ過して採り、約700gのグラニウ糖を加えて弱火で濃縮して出来上がり ・・・・・のはずなのだが、水が多すぎて煮詰める時間がかかり過ぎなかなかジャムらしいトロミが出てこない         そこで、不足のペクチンを補充する目的でリンゴを2個おろして加え煮立てたら
 
 やや渋みはあるもののカリン特有の芳香と、適度の酸味のあるとても美味しいwine redのジャムができました。
 
 ただ煮つめるに長時間ガスレンジを占拠し調理の邪魔をして家内から小言を言われることと、カリンの強い匂い(芳香も過ぎると不快)が部屋中充満して抜けないことに問題があります。
                                            
         大きいものは270gもあります   出来上がったジャム
        
             

ショクヨウホオズキ

2006-11-19 12:25:42 | 旧blog
食用酸漿の3種(ショクヨウホオズキヒロハフウリンホオズキブドウホオズキ)の中前2種を栽培していますが、来年にはブドウホオズキも育ててみたいと考えています。
ヒロハフウリンホオズキは既に枯れてしまったのですが、ショクヨウホオズキの方は寒気の中でもけな気に花を咲かせています。
ショクヨウホオズキは10年ほど前、北秋田郡上小阿仁村が村おこしのため持ち込み、村の特産品としてお菓子やソフトクリームなどに使って売り出していますが、あまり好評という話は聴きません。私は上小阿仁村の友人にお願いして種を戴き3年前から観賞用に数本栽培していますが、実はそれほど美味しいものではありません。



トリカブト

2006-11-06 17:01:55 | 旧blog
トリカブトは誰もが知る猛毒成分を含有する有毒植物で、昔からこれを使っての殺人事件というのが多くあり、近年でも何件かの保険金目的の殺人事件に使われたとの報道があるのをご覧になっているでしょう。
秋田では平地から高山までの各地で見ることができますが、自宅の庭に植えてこの花を観賞しているという酔狂はあまり居ないのではないかと思われます。確かに鮮やかな濃紺の花は綺麗ですが、形が奇妙で不気味にさえ見えるからでしょう。湿地を好む陰気な毒花という先入観念も好感が持たれない理由なのかも知れません。和名の由来は舞楽の舞手が頭に載せる鳥兜との類似性からですが、英語名のMonkshood(聖職者のフゥード)も被り物ですから、和洋同じような連想からの名銘で面白いですね。
開花時期は10月中旬ですが、昨日里山を歩いている時に狂い咲きと思われる一株を見つけて撮影してきました。
なお、トリカブトは頭巾を目深に被ったような花ですから正面から撮ったのでは花の奥は見えません。ですから、この写真は茎を押し倒して下から覗き込むようにして写したものなのです。洞窟の奥でうごめく沢山の脚を持った怪物を思わせます。


ミョウガの実

2006-11-02 11:37:03 | 旧blog
春の茗荷の芽(茗荷たけ)と夏の茗荷の芽(実は花芽)は旬には店頭に出されますので誰でも知っていますが、実となると食用にならないため殆どの人の目にすることはないはずです。実を言うと、あたり一面に茗荷畑が広がっている道を毎日通勤している私でさえこれまで見たことが無かったのです。
今朝、訪ねて来た友人が狩猟で入った近くの里山の山際の茗荷畑に花(実は実)が沢山咲いていたと話していたのを聴き、お願いしてその場所に連れて行って貰い撮影してきました。
冬枯れで倒れた一面の茗荷畑のそこここに顔を覗かせている真紅の果肉と白い丸い実がとても印象的です。