ミゾソバの地中花 2016-11-25 15:47:53 | Weblog ミゾソバは地中に閉鎖花を付け自家受粉で結実することが知られています。夏には見事な花(左)を開き昆虫媒介での有性生殖で結実していながら,昆虫がいなくなった晩秋には茎頂には閉鎖花のように開かない花(右)を付けて自家受粉するだけではなく、茎節と更には地中にまで閉鎖花を付けて繁殖するという大変な欲張りな植物です。 地上、地下茎の至る所に花茎を延ばして1〜数個の閉鎖花を付けます。 左:地中花(左)は茎頂花(右)より花被の色が白いが大きさは同じ。 右:地中花の花被を除くと痩果が出てくる。
オニノゲシが満開です 2016-11-14 14:48:44 | Weblog 明治時代に我が国に渡ってきたとされるヨーロッパ原産の帰化植物オニノゲシは春から盛夏にかけて開花するとされていますが、私に住む秋田では今の時期がいま一つの開花時期ではないかと見られます。 稲刈りが済んだ田の畔などに大群落を作っているのを各所で見ることが出来ますが、これは今の時期に満開になるというのより、殆ど枯れてしまった枯草の中にオニノゲシだけが濃い緑の葉の中に鮮やかな黄色の花を開いていて目立っているためかも知れません。
イヌホオズキ 2016-11-03 20:25:54 | Weblog 夏期には畑や空き地などにちらほら見かける程度だったイヌホオズキが晩秋のこの時季になると枯れ草で覆われた道端や荒れ地などに大群落を作るまでに殖えてきているのが見ることが出来ます。 イヌホオズキと帰化植物アメリカイヌホオズキとは植物全体の形状よく似ていてしばしば見誤るのですが、近寄って花を見ればイヌホオズキでは白一色なのに対してアメリカイヌホオズキでは白色の他に淡紫色のものも観られるため区別することが出来ます。 イヌホオズキ アメリカイヌホオズキ